借金玉 @syakkin_dama さんの映画「TOVE/トーベ」感想ツイートまとめ

借金玉 @syakkin_dama

トーベの旦那氏も「かなり有能ではあるし、トーベとイチャついてるところに奥さんから鬼電があっても流す程度には強いが、ラヴ天下一武道会ヘルシンキ編に出場するには戦闘力が足りない」感じがよく出てて、ハマってました。一見かわいそうな奴に見えるけど、あれもちゃんとにトーベ・ヤンソンです。

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あれ、最終的にはラヴの話ではなく「舞台監督で成功はしたけど、本当にやりたい映画監督から逃げているヴィヴィカでは、自分のしたいことがなにかわかっててそれに忠実な（とりあえず求婚させるとか）トーベには勝てない」って、表現者格付けバトルでしたね。よかったです。 pic.twitter.com/UxYP9RMzBM

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「自分は絵描きなのか物書きなのかイラストレーターなのかわからない…」状態の未覚醒トーベでは、舞台監督しっかりやってるヴィヴィカの魔力に負けてしまうが、「全部やる、私は表現者だ」と腹を括ったトーベはヴィヴィカを圧倒する。いい話でした。

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最終的にはラヴの話じゃないんだよね。"TOVE"は。表現者の話。すごくいい映画でしたね。

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でも、自分の表現に自信を持てていなかったトーベに「あなたのムーミン谷の絵はとても素敵」って方向性を与えたのもまた、ヴィヴィカなんだよね。ある表現者がある表現者を追い越して行くときの、悲しみの話です。ラヴで丁寧に隠されているけど、骨子はそれ。トーベがヴィヴィカを追い越す話。

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トーベがヴィヴィカに加えた最後の一撃は、「最後にすごい痛みを与えてやる、これでシャキっとして自分のやりたいことを思い出せ」ってやつです。ざっくりいうと「恩返し」ですね。

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「友達にシャキっとしてほしい」って気持ちがあふれるいい映画でしたね。"TOVE"もまた、一つの幽遊白書魔界編です。本当に素敵な映画でしたね…。

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ヴィヴィカ、きわめて強そうなルックスの裏側で完全に逃げてましたよねあれ、本当に自分がやりたい表現から。逃避としてラヴやりまくってる奴が、「私は書くし描く」と腹括った奴に勝てるわけがないし、シャキっとするまでは一緒にベッドに入る必要もない。悪くしちゃうからむしろダメ。

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シャキっとして、自分が本当にやりたいことを、やるべきことをやる。それしかない。"TOVE"はそういう話。今日も生きていきましょう。ヨレて酒ガボガボ呑んでラヴに逃げてしまったりすることもあるよ、人間だから。でも、二日酔いで目を覚ましたらまたやっていきましょう。