『CCさくら』をLGBTに理解あって先進的と評価しちゃうの問題があるんじゃね？＆2021年に『東京BABYLON』て言われてもキッツイよね…みたいな話（CLAMP作品批評）

ノザキハコネ @hakoiribox

アメリカでは20年前はセラムンの同性愛ぽい台詞すらカットされたんだぞぅと言ってみたところで社会の話にするなら美しい物語にして消費することだけは行われたが現実には何も進まなかったやんって話になっちゃうしな。

BWTT @BoyWithTheThorn

うーん…いや、日本もカルチャーに合わせて社会制度が進歩していれば、今頃全然違う景色が広がってたと思うけど、セーラームーンやCCさくらで止まってしまったのは、もう文化でなく政治の責任なので、と思う

BWTT @BoyWithTheThorn

ぶっちゃけ、日本の漫画家やアニメ監督、カルチャーの担い手自体はとっくにその準備出来てると思ってるんですよね。今時そんな所で偏見を露わにするクリエイターが第一線に残れると思えないし。置いていかれたとしたら政治のせいとしか言えない

ミンチ/Minchin @oniku_hikiniku

どんなエンパワメントが起きたとしても「描き手のシュミ」の範囲で終わってしまったんだよね…

ミンチ/Minchin @oniku_hikiniku

「チャーリーブラウンに黒人の友達が必要」という考えからは遠く離れていると思う

路木 @rrrokio

ろきおくんは「政治だけのせいかな？」という気持ちがありますね。それこそダイワスカーレットのイラストレーターさんとか、エルメロイ二世のコミカライズ作家さんがなんで燃えたかというと個人が差別主義者どうこうというより、オタク内にカジュアルに韓国・女性蔑視傾向があるからでは？　と思う

路木 @rrrokio

「誰かの萌は誰かの萎え」という感覚で「波風を立てるな」「議論とはほぼ喧嘩と同意義であり野蛮である」という風潮がないとはいわせんぞ、という気持ちだし、そういう教育を受けてきたのは政治のせいかもだけど、事なかれ主義を全部他人のせいにするのはどうだろうね

服部昇大/映子さん 映子さん10巻発売中 @hattorixxx

邦キチ！映子さん season.7「リョーマ！ The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」※多少のネタバレあります (1/4) pic.twitter.com/D2Ky6SHbPG

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路木 @rrrokio

しかし「誰かの萎えは誰かの萌」といいつつ、ほんの10年前にこういうテニプリ紹介漫画が描かれたら、めちゃくちゃ難癖つけられていたのだろうな……みたいな気持ちがあるよ　女性蔑視というより女性性蔑視という感じだったもんな

路木 @rrrokio

これオタク全体に韓国・女性蔑視傾向があるというより、年齢や政治傾向で細分化されたそれぞれのグループ内でエコーチェンバーが発生しているが、マンガ・アニメを愛好する、それらのスラングで喋れる、二次創作がわかる、みたいな部分を持ってして「全部仲間」と雑な認識されてる気がしている

路木 @rrrokio

あとLGBT的であるともいわれるCCさくらですが、CLAMP（というか大川七瀬）は、性別のシャッフリング的なことはやるが、かなりの保守的な物語を展開しがちだし、自己責任論に近いものを主張しがちだし、人権の考えをベースに性的少数者を描いてるというよりは

路木 @rrrokio

倒錯趣味の延長線と考えるほうが私にはしっくりくる。それこそxxxHOLiCの舞台を全部男性で演じたことを「女性演技者の機会剥奪」と友だちが怒ってたが、私はそれくらいやらないとあの話のアクの強さが2021年に再現できないのでは？　と思ったりなどしていた

路木 @rrrokio

好きな相手が同性だとして、CCさくらにはそのような二人組に「内助の功」担当者を作る傾向があるとおもうし、明確にヘテロセクシャルに楽しみやすい性的シャッフルであって、あんまりアメコミと比べるのどうかな…。どっちが偉いうんぬんではなくそもそもの設計が完全に別物なので。

路木 @rrrokio

CCさくらの同性愛描写、ちょびっつの機械との恋愛関係描写とほとんどいっしょなんだよなー……みたいな。それくらい「おとぎ話的」だし「誰かの萎えは誰かの萌」理論の一環であって、性的少数者の権利や不平等を描いてるわけではなくないか、みたいな。

路木 @rrrokio

ちょびっつのメインカプが、互いをパートナーとすることを社会的に認めてもらおうという流れにはたしかなってなかったと思うんですが、大川七瀬は恋愛を社会的契約側面を極力剥ぎ、個人と個人の密室的関係性なので世の中の通りが通用しないという話を好んでいるように思う

路木 @rrrokio

大川七瀬がストーリー担当している「現代日本を舞台に様々な人たちの恋愛を書いたオムニバス」のコミックスがあるんですけど、それこそこの本は大川のその側面がかなり強く出ていると思う 恋 amzn.to/3AU6pCe

路木 @rrrokio

この話「恋人の浮気で別れた女性が彼の部屋の合鍵をつかい、ベットに砂糖水を撒き、天井に口紅でうわきものと書くなど、家を徹底的に荒らして笑顔で帰る」という話があるんだけど、その行動について「悪いこと」という描き方ではないんですよね。恋愛をしてる人の中にはこういう人もいるよね、という

路木 @rrrokio

そういう書き方。女性はおしゃれで仕事ができそうな人物に描かれていて、浮気されたことの悔しさや自尊心を傷つけられたという描写はほぼなく、女性はつねにイキイキと楽しそうに元恋人の住居を台無しにしていく。恋という二者間の関係性において世間の常識や論理は適応されない、という話に私は見える

路木 @rrrokio

というわけで、お国柄もあり恋愛の社会的契約側面を押しがちアメコミと、恋愛は個人の究極の趣味で外部手出し無用なだけに外部に権利主張しないCLAMPを性的少数者描写の件で比べてる意見を見ると「……設計が本当に根から完全に別物のふたつを比べてどうする気なのだ？？」という顔になる私であった。

🐏🐑🐏 @patchiri45

CCさくら 同性愛（というかBL）と小児性愛を同列のロマンスとして描いてるからむしろあれを先進的だとかマイノリティに理解がある描写に挙げるのはタチ悪くない？あれは単なるCLAMPの萌えの癖でしょ

路木 @rrrokio

児童性愛を同性愛や機械愛と同列に描いてるあたりも、CLAMPは「萌え＝恋愛は個人の自由」論であって、そもそも本当に社会的な話にがっつり興味がないんだよね……。社会的話どころが児童性愛と虐待のちかさみたいな現実の話にも興味がない。おとぎ話だから一緒に並べるには本当に基礎設計が違いすぎ。

路木 @rrrokio

CLAMP、こんなにも「趣味を認めろ」の話なのに、xxxHOLiCのパソコン依存症の描写のヤバさや、理論で占いをする占い師への下げ的な書き方といい、そんなに多様性に興味があるとはちょっと私は考えにくい……　多様性は萌としては書くが、他者共生に関してはかなり偏屈で狭量に見える

路木 @rrrokio

xxxHOLiCのパソコン依存症の話いま思い出しても、依存症患者をこんななろうの異世界恋愛短編みたいな悪役に書く必要ある？？　という感じで……　まあ時代の無理解の反映なんだろうけど、あれ依存症の人を主婦に設定してたのもなかなかこう「攻撃していい属性」としてるとこがわかりやすくてつらくて…

路木 @rrrokio

セーラームーンはセーラームーンでがっつりおとぎ話なんだよね。前世からの恋人とかだし……。ただとにかくロマンス特攻なので、セーラー戦士からうさぎに対する思慕も時として恋愛に近いようなトーンが添えられるし、後半になればなるほど個人の性がグラデーション上にあるキャラが増える。