2020年『地味ハロウィン』参加者の雑感と記録 #地味ハロウィン #DPZ

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

そろそろ2020年の私の地味ハロウィンを振り返る。もうほとんど一年経っちゃってるけど。 #地味ハロウィン

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今年（2020年）はコロナ禍という事でどこでもソーシャルディスタンスが求められている。社会的距離感があるものといって思いつくのは“他人同士のよそよそしさ”かな。そうだ。あれだ。『第三者委員会』をやろう。

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ここで言う『第三者委員会』とは「利害関係を伴わない」とかそういう本来の意味ではなく、私の脳内だけに存在する「いやー僕、関係ないんでー 責任無いんでー」という人ばかり集まった第三者意識まるだしの集合体である。

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『第三者委員会』で画像検索をかけてみたがこれといったモチーフとか必然的なアイテムは無いようだ。良かった。自由って事だ。腕章を作ってそこに『第三者委員会』と書いてしまおう。

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場内で知らない人を二人誘って一緒にステージに上がってもらう。二人は意図が飲み込めなくてオロオロするだろうけど私も一緒にオロオロするのだ。司会に「あれ？貴方が首謀者じゃないの？」と訊かれたところで「いや、僕、第三者なので。」と。 イイじゃん。それで行こう。

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腕章は過去に作った事があるのでノウハウはあり原稿は数分で完成。あとはキンコーズで出力してもらうだけだがいつも行く店はコロナ禍の間、土日はお休みとの事。マジかよ！？　この時期平日はテレワークも無く毎日早朝から終電までという激務だったのだ。…う～ん、どうしよう？ pic.twitter.com/jtPWeeNqXt

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遠くの店舗なら土日でもやってることが判りそこへと向かう。出力された腕章の用紙から軽く目を背ける店員さん。プライバシー配慮の徹底からではなく「あ、コレ深く関わっちゃいけないタイプの人だ」と思われてたのかもしれない。

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これで『第三者委員会』の用意はＯＫ。そして仲間を集めるまでの仮の仮装も用意しなければならない。入場からステージ開始までいつも15分位の間があり、そこはスタートダッシュとして場を盛り上げる必要もある。地味でありながらインパクトもある仮装をしよう。

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で、ネタ帳から選んだ仮装は『ニューヨーク証券取引所の588おじさん』。ＮＹ株が暴落したときにいつもマスメディアに表情を抜かれるあのおじさんである。…う～ん…#588おじさん のハッシュタグもあるぐらいだし有名で地味とは言えないかもなぁ…？　まあいいか。

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あの特徴ある髪型のカツラを『東急ハンズ』で探すが見つからない。で、禿頭のカツラを買って側面に白いビニール紐で作った髪を接着する方針で行く事に。映画とかの芝居にも使える様な通気性もあるというラテックス製の少々お高いカツラをネットで注文する。（写真は見本にあった画像） pic.twitter.com/q6x7UQFHJR

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が、実際に届いたのは見本とはまるで違う只のゴムのヅラ。…これ近所の百円ショップで見た事ある様な…。色も肌色というより嘘くさいペールオレンジである。 やられた。 …う～ん、通気性は全くなさそうだけど被るのなんて出だしの十数分だけだしなあ…。 pic.twitter.com/ccgAcaVABx

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もう時間が無い。ゴムヅラにビニール紐をビニール用の接着剤で貼っていくが何故かくっつかない。なんとビニール紐は私がビニールだと認識してる物とは実は材質が違うらしい。専用の接着剤を探すのもなんだし仕方なく両面テープで貼っていくが剥がすとゴムが千切れそうだ。失敗は許されない。

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被ってみると肌の色とカツラの色が明らかに違うが、少し上を向けば境目は見えまい。次に髭をビニール紐で作ってる時、「マスクにもカツラ同様、髭を接着したら面白いんじゃないか？」と気づきカツラと同じペールオレンジのマスクを探すと八重洲の新規専門店にある様だ。すぐ買いに行く。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

その帰りの電車内で「…ん？　…何でわざわざマスクをカツラの色に合わせるんだ？　…俺の肌に合わせるべきだろ！」と今更気づく。この時点で脳が充分にバグってる。

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100円ショップで（これも微妙に肌色とは言えない）肌色マスクを買い両面テープで髭を貼るが着用すると鼻息で髭が吹き飛ぶ。これ本来の用途としても全く役に立たないヤツだ。出来るだけ息しないようにしないと。 （※この頃、まだウレタン製バッシングはそれほど起きてなかった）

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…何でコレ“仮”なのにこんなにも苦しまなきゃならんのだ…と思いながらも前夜、588おじさんの格好をして鏡の前に立つ。しまった！スーツがヨレヨレだ！ 例年はクールビズを10月末まで引っ張りその間にクリーニングに出してたが今年の案件はクールビズが無かったのですっかり忘れてた。

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泣きそうだがこれでもう作製は完了。明日を待つ。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

二子玉川ライズに到着。一番乗りだった。入り口前でうろついてると背後に行列が出来ていく。 そうこうしてる内に開場。消毒と検温後、中に入る。例年と違いステージ前にたくさんの椅子がある。前の方に座りいそいそと588おじさんの仮装をし始める。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

588おじさんの仮装はステージが始まるまでのつもりだったが前の方に座った為、誰もこちらに注目しないまま後ろの席が埋まっていく。そして全員が着席した途端ステージが始まる。…うわ、誰も見ないまま終わりか？　慌てて第三者委員会の仮装に切り替えていく。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

…が「椅子がある…って事は運営側としてはあまり歩き回らないでくれ…って事だよな…」と深読みする。いや、そうじゃなくても、この状況で座ってる人に対しこんなカッコ（裏目に出たよ）で近づいてドン引く知らない人二名を仲間に加えるって無理ゲーだろ…？　一旦停止。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

588おじさんのカツラ、薄地で被るのが大変だったし一度脱いでしまったら再び被るのは無理だろう。かと言ってこの通気性の悪いカツラを２時間被る体力はない。隙間からツーっと汗がたれてくる。…う～ん、どうしよう。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

気を落ち着ける為にまず椅子の写真でも投稿するか…とツイッターを操作するも送信が弾かれる。数日前にＯＳを更新したゆえ設定のし直しが必要だったらしい。あたふたと設定を始めるが慌てているので何度も間違えて最初からやり直しとなる。

とある地味ハロウィン参加者 @Jimi_Halloween

入場 #地味ハロウィン ＃DPZ pic.twitter.com/oqIxDJr72v

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仮装の選択、ツイッター再設定、頭にゴムヅラ、なんか考えすぎて頭痒うなってきましたわー（物理的に）。