20℃保管だと フルクトースは2年で10%減り、30年で97%減る。 グルコースは2年で1.5%、30年で30%減る。 (反応速度の定数は適当な文献を参考にした) 分解の律速段階は糖のそのものの分解で、 分解生成物は糖に比べて速やかに分解されるので、 缶詰の中の濃度は十分に低くなる。
2021-11-04 03:06:57実際には果物があり、熱を加えてるとはいえ様々な物質があるので、分解の活性化エネルギーはもう少し下がってもおかしくない。 つまりもう少し早く黒くなる。 同じ「糖」であるセルロースは重合してるので分解の活性化エネルギーははるかに高く、室温では全く分解しない。
2021-11-04 03:09:25水分存在下での糖の炭化、 自然界で高圧(と少しの高温)で起きるのが「石炭化」で、できたものが「石炭」。 人工的に高圧と高温を加えて作るのが「水熱炭化」。 これらは主に重合したセルロースを対象にしてるので、高温高圧や長い時間が必要だけど、
2021-11-04 03:19:23重合してない単糖を「シロップ」として入れたために この炭化現象が ・室温程度の温度 ・30年の程度の時間 で起きたのではないかな。
2021-11-04 03:19:24まぁ炭化はキャラメル化とはほぼ同じプロセスなんだけど、キャラメル化はネバネバした重合体が形成される。 まさに「キャラメル」なので。 これは室温の熱分解なので、重合体を作るエネルギーはなくて、水はさらさらしたままのはず。 写真からは多分さらさらしてると思う。
2021-11-04 03:23:58メイラード反応ではないのは上で言ったように「匂いがない」ってのもあるけど、そもそも反応するべき「アミノ酸」が足りない。 甘くないってことはほぼすべての糖類が反応してるわけで、アミノ酸過多でないとおかしい。 フルーツのシロップ漬け、そんなにたんぱく質ない。 プロテインじゃない。
2021-11-04 03:26:15もともとフルーツなのでたんぱく質はほぼ無し。 缶詰なのでビタミンも無し。 糖類は分解して人類が利用できない炭。ゼロカロリー。 ミネラルは残ってる。缶から溶け出した鉄が追加。 あとは炭化しなかったセルロース=食物繊維。 クソまずいダイエットフードにはなるかも。
2021-11-04 03:31:31あ、もう一つ。 文明崩壊後の世界を生きる予定の人のために情報を残しておく。 缶詰を選ぶときは「甘い」のはダメ。甘いのは「単糖」なので、今回のように炭化してる。 重合した糖である「セルロース」は人類はカロリーにできない。 もうひとつの重合した糖である「でんぷん」を選べ。
2021-11-04 03:36:07@rei_software こんにちは。 缶詰や保存食を集めて食べてみる事を趣味とするものです。 以前12年ものの真空パックされたフルーツポンチを食べた事がありますがかなり茶色く沈んだ色味になり酸味も匂いなくガスの発生も細菌の繁殖による変化は感じられませんでしたがひどい苦味がありましたね。
2021-11-04 12:46:06@dutchTF116 真空パックはアルミ蒸着プラだよね? あれは缶詰より酸素透過度高いから、酸化の可能性あるなぁ。 やはり文明崩壊後に選ぶなら缶詰。 絵的にも。
2021-11-04 12:49:49@rei_software 酸化による黄変の可能性は高いですね。 缶詰めの肉類や調理済み食品なんかは10年物ていどならガスの発生が目視できないようなら普通に食べられますね。 私も長期保存食品は缶詰めを推します。
2021-11-04 12:57:58@rei_software @jitenshap なるほどー勉強になりました 素材がありますっ pic.twitter.com/da5rDFDV6V
2021-11-04 10:17:03@noranoa @jitenshap 甘いのばっかり… エネルギー的には果糖が分解しやすいので、 ぶどう糖果糖液糖とか果糖ぶどう糖液糖とか、そのあたりの異性化糖は比較的早く黒くなっちゃうと思う。 シロップ漬け缶詰のシロップそのものだよね。 全滅だ。
2021-11-04 12:17:14