ブーン系秋の短編祭2021 はい俺まとめ＋α

ものがな @m_hiragana

バレバレっぽそうなのではい俺しちゃいますよ！『それは砕けし無貌の太陽』と、『ほまいにほまいにまるたすにむす』を書きました！ みぃ～！！一位狙って書いたのにぃ！！ごろごろごろ！！！！

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ラジオのプロットの話が出てたのでちょろっと公開。一・二枚目が太陽で三・四枚目がほまいにですね pic.twitter.com/ZwqSTur6dm

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『それは砕けし無貌の太陽』について。後であとがくほまいににしてもそうなのですが、今回の祭りに際し今までしてこなかったことに挑んでみようというコンセプトがありまして。で、こちらではニュッデレに挑戦してみたわけです。そう、みんな大好き（？）ニュッくんデレちゃん

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デレちゃんはともかくニュッくんはこれまで一度も書いたことがなかったのでうまくいくか心配でしたし書き上げてからも「これ本当にニュッくんになってるかなぁ？」と不安だったのですが、みなさんの反応を見るに成功といっていいのかなって感じてます。デレちゃんもかわいく描けたしね。満足満足

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ここからはプロットのお話。実を言うと本作のプロット、基本構成はいつものそれと殆ど変わらないんです（100レス制限の為コンパクトではありますが）。ただちょっと、最後を落とす形に変えているだけで。これもちょっとした実験でして、最小の変更で最大の効果を得られるかどうか試してみたんです

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そもそもぼくの書き方って、読者さんを揺さぶることを前提にしているんですね。読んでいる間の感情を一定に保たせず、重い気持ちにさせたところでほっとさせ、ほっとしたところを突き落とす。そうした感情の落差で実際以上の衝撃を与えるという手法を、意図的に行っているんです

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で、普段はそうした乱高下の果に痛みを抱えつつ明日へ踏み出す結論へ導くようにしているのですが、知っての通り今回はそうしなかった。せっかくの鬱猟奇祭りでしたし、どうせやるならテッペン取ったるって意気込んでましたからね。やろうと思えばビターにも持ってけたのですが、あえてそうしなかった

ものがな @m_hiragana

ひっっ……じょうに！くやしいことに！一位には届きませんでしたが、二位に選ばれる程度にはみなさんをずんどこへ落とせたみたいですし、実験としては成功だったのかなと思います。書いててぼくも気落ちしたしね。この長さだから耐えられた。長編なら耐えられなかった。だれだこんな重いの書いたやつ

ものがな @m_hiragana

あとそれから、某所で反社組の役割に疑問？を抱いている感想をお見かけしたので、それについて。本作、表面的にはニュッデレというかデレちゃんがニュッくんを救う形の話になっていますが、作者的にはニュッくんを中心にデレちゃんとキツネが綱引きをしている体で書いています。ニュッ綱引きです

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デレちゃんとキツネって対極的なキャラクターなんですよ。薄暗がりを縄張りとするキツネに、陽の下へ連れ出そうとするデレちゃん。キツネが嘆いた時代に合わせ変化した餃子を、おいしいと言ってぱくつくデレちゃん。過去を糧に明日へ進もうとするデレちゃんに、あくまでいつかの過去を憧憬するキツネ

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そうした綱引きの果にどちらもいなくなった宙ぶらりんの状態に陥る。それがこの『無貌の太陽』というお話なんですね。過去へも未来へも行けなくなって、都合の良い幻想の幸福へと閉じこもるという結末なわけです。で、そう。これは公式の勝手な発言なのですが、ニュッくん、生きてます。普通？に

ものがな @m_hiragana

実際子どもたちの描き方はギギギさん作品を参考にしましたしみんなギギギさん作品だと思ってるので実際これぼくのでなくギギギさんのものなんじゃないかな？？ホマホマ的あんびばれんつで自分が書いた気になってただけなんじゃないかなあ？？？？（ぐるぐるおめめ） twitter.com/gigiginogi00/s…

ギギギ。 @gigiginogi00

もうほまいには私の作品なんじゃないでしょうか。（予想スレを見ながら）

2021-11-14 01:40:21

ものがな @m_hiragana

『ほまいにほまいにまるたすにむす』について。……え、これギギギさんの作品でしょ？ものがなが勝手に語っていいの？……うん、あんまり引っ張ってもあれなので普通にあとがきますね

ものがな @m_hiragana

本作は太陽が思ったよりも早く書き上がり（確か9月中に書けたんですよね）、もう一本書けないかなと頭をひねったらぽんっと生まれてくれた作品で、異様な速さで仕上げられたという逸話のある作品になります。たぶん自分史上最速なんじゃないかと。一時間平均2600文字超の速度なんか中々ないです

ものがな @m_hiragana

話の組み立ても割りととんとん拍子で、なんだか信じてもらえていないようですが夏の子ども向け映画を目指したのも嘘じゃないんですよ。発想元が『ペンギン・ハイウェイ』と『ガメラ３（というかイリス）』なので。夏休みに子どもたちが不思議なものを研究する（育てる）って定番じゃないですか。ね？

ものがな @m_hiragana

で、プロットもさくっと決まっていざ書く段。太陽のあとがきでも触れましたがこちらにも初挑戦してみたことがありまして。子どもたちの話だし、どうせなら児童文学風の地の文で行こうと思ったわけです。太陽を書き上げているので、もし失敗してもその時はその時って感じに楽な気持ちで挑んでみて

ものがな @m_hiragana

そうしたら想像よりずっと書きやすくて、自分でもびっくりしてました。ぼく、こういう文体もいけるんじゃんって。読者さんからもかわいい（けど不穏。けど怖い）と言ってもらえて、うれしかったですねとっても。毎回とはいきませんが時々はこうした作品も書きたいなという励みになりました

ものがな @m_hiragana

ほまいには太陽に比べ単純な構成なので、たぶんおっきな疑問点なんかそんなにないんじゃないかと思います。先程冗談かつ本気で述べた、ギギギさん作品を参考にしたという発言通りキャラクター造形には細心の注意をはらいましたので、そこを受け入れてもらえたならなによりって感じです

ものがな @m_hiragana

こんな感じかな。作者個人の推しはドクオ。不器用な子が不器用なりにがんばってるのが好きなのです。それから至る所で『甘き死よ来たれ』をイメージしてくださる方をお見かけしましたが、作者はこちらを聴きつつ書いてました。エヴァに使われてる所は同じだね、不思議だね youtube.com/watch?v=Jbz-6Y…

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ものがな @m_hiragana

あ、あと某所で「まるたすにむ“す”の“す”ってなんだ」と疑問に思われていましたが、これはもう、リズム以外にありません。それだけ。口ずさんだ時に気持ちよかったので付け足したって本当にそれだけなのですが、複数形案はとても素敵なのでここに採用を宣言します。はい公式決定！やったぜ！

ものがな @m_hiragana

ほまいにのシャキンは役割上主人公側の妨害者になる訳ですが、悪人には絶対したくなかったんですよね。彼は彼で信念に基づき行動しているし、人並み以上に愛情を持つ人でもある。ショボンの尊敬する成熟した大人であるという点は崩さず、その上で対立させたかったのです

ものがな @m_hiragana

みんなはい俺に自作品並べてるのでぼくも真似します。主要なのをようです抜きに イ結ぶ這鏡 海のひつじを忘れない あの――遠い日の春風 幼年期が終わる 星のような炎天における（以下略） ほしのこども 朝焼けディミヌエンド かえってくる 運命に喧嘩を売る（処女作） こんな感じかな