乙武洋匡(@h_ototake )さんの書籍感想まとめ

乙武洋匡さんの書籍についての感想です。 「希望―僕が被災地で考えたこと」「だいじょうぶ3組」について。 どちらもとても感銘を受けたので、いくつかに分けてツイートさせていただきました。
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mocca* @mocca212

乙武洋匡@h_ototake さんの本をこの夏は沢山読んだ。「希望‐僕が被災地で考えたこと」を読んで、震災直後の精神状態やツイッターでのやりとりなど、生々しい記録として秀逸だと感じた。私もこの夏、被災地へ行ったので、自分と重ねて読めるところもあった。以下、感銘を受けた所(続く⇒)

2011-08-28 21:28:58
mocca* @mocca212

p18:距離感は違っていい:被災していなくても、気持ちが沈んでしまう人もいるし、被災して色んなものを失っても、みんなより早く前を向いて立ちあがれる人もいる。その距離感は、それぞれに違っていい。(私的解釈:距離感を人に強要しない。過剰な自粛・不謹慎ムードも)

2011-08-28 21:31:47
mocca* @mocca212

p25:自粛じゃなく萎縮:このくだりは本当にその通りだと思った!!詳しくは読んでみてください。「何か変な感じ…」と違和感を感じていることを、乙武さんがすっきりと整理してくれているので、すとんと頭の中に入ってくる。

2011-08-28 21:33:27
mocca* @mocca212

p34・35:相手の気持ちがわからなくても、わかりたい。それは、相手のことが大事だから。 これは震災だけじゃなくどんな時でも言えること。でも、時々は確認しないと、忘れてしまうこともあるかな。言葉にして確認するっていうのもいいなと思えた。

2011-08-28 21:35:39
mocca* @mocca212

随所に出てくる、乙武さんの「教師としての視点」にも、とても共感した。約7割の児童が犠牲になった大川小学校の視察での想いの馳せ方。避難所になっている小学校での特別授業。そこでの題材選び・授業展開の秀逸さ。ファイト新聞の編集者たちとのやりとり。このあたりのお話をもっと聞いてみたい。

2011-08-28 21:38:38
mocca* @mocca212

なにより、勝手に独り歩きして乙武さん自身が時に疑問を持っていた「前向きなイメージ」を強みとして活動されていることが嬉しかった。また、その前向きさを読む人に強要せず、それぞれのペースで、それぞれの関わり方でいいんだ、って言ってもらえたような気がして、そこが素晴らしいなと思った。

2011-08-28 21:42:18
mocca* @mocca212

それから、もうひとつ、とても感動した本があります。「だいじょうぶ3組」。乙武さんの分身であろう、障害を持った「赤尾先生」が、子どもたちと向き合い、想いをぶつけていく小節。一つ一つのエピソードが完結するので、短編集のようになっていて読みやすいです。

2011-08-28 21:45:16
mocca* @mocca212

学校で起こる様々な出来事とともに、教師がやり甲斐や手ごたえ、時に無力感を感じる部分がリアルに描かれていて、初心を思い出すというか。やっぱり赤尾先生に入れ込んで読んでしまうので、あまりに入りこみ過ぎて何ヶ所か泣いた。

2011-08-28 21:48:24
mocca* @mocca212

運動会の話、プールの話がすごく好き。だけど、一番泣いたのは、クリスマスの話。「クリスマスの話?」て思う人は是非読んで。私の大好きな歌が出てくるシーンで、小説の中の子どもたちを私が教えた子どもたちと重ねてしまってね。(その歌はなぜかどんな場面で歌っても心がこもってれば泣けるのだが)

2011-08-28 21:51:40
mocca* @mocca212

それだけ感情移入して読めるのは、私が小学校の現場にいるから内情がリアルにわかることも一因としてあると思うけど、何より、出てくる登場人物がみんなとっても素敵なキャラクターなんです。タイプの全然違う先輩教師たちの描写も秀逸。「こういう人いるいる!!」「なんだか憎めないよね」みたいな。

2011-08-28 21:53:20
mocca* @mocca212

さて、そんな乙武さんが、明日、私の地元でお話をしてくれます。準備にも少し関わっていることもあり、本当に本当に楽しみです。障害の話だけでなく、教育の話、被災地の話も、たくさん聞きたいなぁ。(実は私の中では、乙武さんは”障害者”でなくなる時があります。教育人として乙武さんを見てる)

2011-08-28 21:57:51