『プリンセスチュチュ』泉信行( @izumino )さんの考察【ネタばれ】 #ptutu ☆

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泉信行 @izumino

「またまたご冗談を」のAAの元ネタがこれか…(プリンセスチュチュ)

2011-08-25 21:11:21
泉信行 @izumino

冒頭の「幸せな結末? 残酷な結末?」のナレーションがすごくゆっくりっぽいのが毎回気になるプリンセスチュチュ

2011-08-25 21:20:06
泉信行 @izumino

この金髪ツインテールの友達キャラは本当にクズい性格してるなw

2011-08-25 21:26:24
泉信行 @izumino

プリンセスチュチュ、王子様の鴉化した姿が『トリコ』のニトロっぽい

2011-08-27 03:07:08
泉信行 @izumino

プリンセスチュチュ、残すところ最終話のみ。メタ的なファンタジーとしてものすごくいい。ジュエルペット てぃんくる☆を理解する参考にもなりそう

2011-08-27 04:32:24
泉信行 @izumino

見終わった……。寝たほうがいいので感想書こうか迷う。最終二話は泣いた

2011-08-27 04:58:00
我乱堂 @SagamiNoriaki

まさかのカップリングでしたねー。 RT @izumino: 見終わった……。寝たほうがいいので感想書こうか迷う。最終二話は泣いた

2011-08-27 04:59:45
泉信行 @izumino

チュチュの感想ではなく、ファンタジー論になってしまうけど、ファンタジーの物語空間は、心の鏡であり、よく出来たファンタジーであるほど人の心を侵食する。その「ファンタジーは人の心を侵食する」という側面をメタ的に巧く表現できているのがチュチュだと思う

2011-08-27 05:01:47
泉信行 @izumino

てぃんくる☆の場合、どちらかというとジュエルランドの物語は「内面世界そのもの」を表していて、それは私たちの現実の鏡として現れる(だから登場人物は私たちの心の副機能を表していたり、現実の知り合いにモデルのいる人物だったりするだろう)。チュチュの場合は、むしろ

2011-08-27 05:05:38
泉信行 @izumino

「物語を読む(創る)」ことで、物語のキャラクターが私たちの内面世界と融合するようすを描いてるように感じる。もっとも、てぃんくる☆の場合もそういうメタ描写を省いているだけで、ファンタジーとしては「主人公の心の中の空想(作話)」が物語となっている、と言えるのは同じ。

2011-08-27 05:08:53
泉信行 @izumino

チュチュにおいて「心の中の物語」と「物語を心の中に持つ私」の区別がはっきりするのが終盤、絶望の湖で「物語を終わらせよう」と決意するシーンで、「物語をハッピーエンドにしなければ空想にとらわれたままで、現実に帰還できない」というファンタジーの大前提に従おうとしていることがわかる

2011-08-27 05:13:01
泉信行 @izumino

配役をちょっと簡単に当てはめると、あひるとふぁきあが「人間」であり、同時に「物語における人間に最も近いキャラクター」である。感情移入しやすくて、読者が望んでいる展開を、読者が感じるのと同じように願ったり、懸命に行おうとしたりする脇役。

2011-08-27 05:18:19
泉信行 @izumino

物語の中には、心の中を希望を表すヒーロー(みゅうと)と、心の弱い部分を表す悪役(大鴉)、その間で揺れ動くヒロイン(るう)が存在していて、象徴化された人の心であるこれらを、救わなければならない、と本能的に感じてしまうのが「人間」で、しかし

2011-08-27 05:22:21
泉信行 @izumino

そう願う本能の想いと、「物語を空想する機能(ドロッセルマイヤー)」は乖離して切り離されている、というのが自己言及的なファンタジーとてしも面白い。なぜなら、人間はいろんな物語を読んだり聞いたりしているうちに「こういうお話はこうなるもの」という想像力を植えつけられるわけで、

2011-08-27 05:25:19
泉信行 @izumino

そもそも他人の書いた物語を読むときに思い通りにコントロールできないのは勿論のこと、内面的な葛藤を自分自身で物語化しようとしたときも、コントロールできないのは当然だと思う。そして、そんな状態を、俗に「空想に落ち込む」と呼ぶわけで、人間はこの「空想に落ち込む」状態から抜ける必要がある

2011-08-27 05:28:12
泉信行 @izumino

ヒーローとヒロインを愛して我が身を省みないあひるは献身的に映るし、そういう自己犠牲(いわゆる「身を引く恋」のような)の物語として読んでもいいのだけど……、最終的に「物語のヒーローとヒロイン同士が結ばれることを一番に願う」という読者はものすごく自然なことだし、

2011-08-27 05:31:38
泉信行 @izumino

物語のキャラクターを好きになるということは本来そういうものだよな、と感慨深く考えさせられた。その描写はちょっと逆転していて、「ただのアヒルに戻ろう」と言って動物に変化(へんげ)することが、象徴的には「空想の人格から現実の生活に戻る」ことを示唆しているのがイメージを豊かにしている

2011-08-27 05:37:21
泉信行 @izumino

そしてそうやって「なかなかケリのつかない内面世界にケリをつけること」が何よりも現実に立ち向かう力となるし、そして、その「ケリをつける力」というのはどこから湧くのかというと、「誠実な物語の書き手と出会えること」と、「自分の内面世界に対する私の無償の愛」なんだ、という見立てができて、

2011-08-27 05:42:56
泉信行 @izumino

その「自分の内面世界への無償の愛」を持つあひるの心というのは、てぃんくる☆のあかりちゃんの優しさと同じものだと思う。てぃんくる☆との違いは、「無償の愛」をまず表現するのはジュエルペットのルビーなのに対して(そのルビーに愛されることであかりも優しさを解放することができる)、

2011-08-27 05:46:54