A_MN

@beer_y

【これから】 #A_MN（訳：一方通行さん（Ａ）が、モバイル（Ｍ）で野郎の友人と慣れないやり取りをしていたら、麦のんに絡まれたりなんかしちゃったりするネタ（Ｎ）リレーＳＳ）っていうタグで@fumaretai（変態）とぼちぼちｗｗｗＳＳｗｗｗｗｗやるよｗｗｗｗｗｗｗｗ【てきとうに】

@beer_y

一方通行の携帯には最近新しい連絡先が加わった。上条当麻、そして浜面仕上。どちらも第三次世界大戦を通しひょんなことから繋がってしまったヒーローである。そして、ふたりのクソッたれな知人（という名の友達）を得た一方通行の元には、しょっちゅうメールが届くはめになったのだが―― #A_MN

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上条『明日暇か？よかったら鍋でもしねえ？』一方「……、使いづれェ。打ちづれェ。面倒臭せェ」ｶﾁｶﾁ 番外「ねえ、あなた最近ずっと携帯ばっかりいじってないー？ミサカ飽きられちゃった？こうなったら実力行使？」一方「うっせェよ、黙ってろ」 番外「だってさ、ちび上司ー？」 #A_MN

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打止「ちび上司じゃないもんっ！でもでもっ、最近のあなたはやけに携帯見ててなんだか携帯が恋人みたい、ってミサカはミサカは画面を覗き見してみぃぎゃっ！」一方「プライバシーの侵害だろォが」ﾍﾟﾁ 番外（……、この隙にっと）一方「……オマエもだ」ﾍﾞｼ 番外「今の差別！」 #A_MN

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番外「大体さー、ミサカがメールしてもすぐ電話で済ませるくせにさー、なんで今更メールしてんの？ミサカに喧嘩売ってる？あ、それともメールより電話のほうが声聞けるからとか」一方「寝言は寝て言え。……つゥか、どォでもイイだろ。気にすンな」～♪上条『あ、これるの？よっしゃ！』 #A_MN

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芳川「ア、コレルノ。ヨッシャ」一方「！？」芳川「キミにもメル友ができるなんてねえ……子供の成長は早いものだわ」一方「イヤ待てまず画面見たの謝れ」芳川「今度友達の写メでも頂戴な。キミの親友の顔を拝見したいもの」一方「イヤ待てだから謝れつゥか友達じゃねェし親友でもねェし」 #A_MN

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芳川「ああ。愛穂にもこのことは伝えておくべきね」ｶﾁｶﾁ 一方「オイだから待てってちげェよ根本的にアレただの知り合いだし友達未満だしつゥかマジやめろオマエやめろそのニヤついた顔やめろ」番外（喋れば喋るほど墓穴を掘っていくねえ。……で、ミサカはこっちを、っと）ｶﾁｶﾁ #A_MN

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打止（あー、あの人の携帯！勝手にいじっちゃダメぇ！ってミサむぐ）番外（しぃーっ。ほら、見てみなよ。ミサカ達に内緒で前のツンツン頭とか金髪不良とかと鍋するみたいだけど？）打止（え、そ、それってまさか浮気！？ってミサカはミサカはあの人の交友関係に疑問を抱き始めてみたり！） #A_MN

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番外（あの人が困るような事態になるなら当然、このミサカもしっかり見ておかないとね）芳川「……、……送信完了」ｶﾁｯ 一方「あァもォイイ。もォ良いわオマエらもォだめだわ。コンビニ行ってくる」ｶﾂｶﾂ ﾊﾞﾀﾝ 芳川「やりすぎたかしら？」 番外「いやいや、ぜーんぜん」 #A_MN

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一方「ったく、何だってンだ。少しメールしただけで……あン？」一方「……、ロック外されてやがる。――あのクソガキ」一方「電子系っつゥのは厄介だな……」麦野「ああ？テメェ人の能力馬鹿にしてんのか」一方「は？」麦野「あれ？」 一方「あー……、アレだ。オマエ、誰だ」麦野「」 #A_MN

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麦野「い、ち、お、う、あの学生寮で話したわよね？アンタから忠告受けたの覚えてるんだけど？第一位」一方（……いや、多分なンとなく会話したのは覚えてンだがこの女が誰かとか正直知らずに喋ってたから全然わからねェ――とは、言えねェし）一方「いや、記憶にねェな」麦野「」 #A_MN

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麦野「……、まあいいか。覚えときなよ、第四位の原子崩し、麦野し――」一方「あ、わかった。オマエアレだろ、電子系のアレ」麦野「超アバウト！」一方「悪りィが三下には興味がねェ。じゃァなぐえっ！」麦野「待てコラ。散々人の能力なめきっといて簡単に帰れるとでも？」一方（首痛ェ） #A_MN

@beer_y

麦野「つーかなに？アンタ浜面とメールしてる訳？」一方「何でンな事オマエに教えなぐゥッ」麦野「し、て、る、わ、け？」一方「……、してねェとは言わねェ」麦野「ふーん」ｷﾞﾘｷﾞﾘ一方（チョーカー引っ張って首輪みてェにすンのやめろクソアマ）麦野「……、ろよ」一方「はァ？」 #A_MN

@beer_y

麦野「は、浜面からのメール見せろっつってンだよクソ白髪！」一方「……、あ？」麦野「腐ってもうちの下っ端だからね？教育よ教育。私がメールの文面とかもほら、指導してあげなきゃだめでしょ？」一方「イヤ普通のメールなンだが」麦野「テメェの普通は普通じゃないっ！」一方「！？」 #A_MN

fumaretai @fumaretai

麦野「……」ﾊｯ　一方「……」麦野「っ、…い、いいから大人しく見せろって言ってんだよ！」怒鳴るようにして声を荒げた一瞬後、我に返ったのか、少し狼狽したように視線が逸れた。しかしそれでもその華奢に見える掌は、相変わらずこれみよがしに図々しく己に向かって突き出されている。　#A_MN

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相手をせずに逃げるのは、少々面倒そうだ。一方通行は少し迷った後、致し方なしに口を開いた。　一方「…人に物を頼む時には、それなりの態度ってもンがあンだろォが」麦野「…あぁ？」女の綺麗に整えられた片眉が、吊り上る。しかしそれを一方通行は、無表情のまま真正面から受け止めた。　#A_MN

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一方「……」麦野「…お前、」その視線にか、何か言いかけた目の前の口が、気まずそうに一度開き、また閉じる。一方「あ？」麦野「……お、」一方「……」麦野「……お、御願いします…見せて下さい」　#A_MN

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一方「…ふン、最初からそォ言やいいンだよ」麦野「じ、じゃあ」そして一方通行は頷いた。　一方「イヤです」麦野「おいテメェブチコロされてぇのか」一方「イヤです」麦野「ちょっと！」一方「イヤです」麦野「ム、ムカつく…！！」　#A_MN

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一方「オマエの礼儀がなってねェのが悪ィンだろォが」麦野「ええ～…何その常識人っぷり…納得いかない」一方「…つゥか埒があかねェ。結論から言え。何であのクソヅラのメールが見てェンだよ」麦野「やめろそのあだ名何か嫌だ」一方「ああハイハイ、浜面くンなァ！早く言え」　#A_MN

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麦野「…言っておくけど、あんたの為でもあるんだからね」一方「あ？」麦野「…あんたさ、今まで浜面と何回メールした訳？」一方「…はァ？」麦野「何回！」　#A_MN

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一方「…そンなに用事があってたまるかよ。まだ２、３回だ」麦野「そう。…なら、あんたがまだ意識してなくてもおかしくないわね」一方「あ？」麦野「いい？ もう一度だけ言うわ。耳の穴からケツの穴までかっぽじってよく聞けよ」一方「おい待てオマエ自重しろ」　#A_MN

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目の前の女が、すう、と流麗な仕草で人差し指を水平に保ち、そして目の前にビシッと突きつけてくる。眉間に近いそれに、何か額がぐわンぐわンする、と一方通行は眉をしかめた。　#A_MN

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そして、カッと目を見開きカッと口を開き、どこか怒った様な焦った様な声音の、「テメェのメールは、普通じゃねぇんだよっ！ なんだァあの、絵文字乱舞のキラキラデコメはっ！？ 女子高生か！！」という女の宣言という名のツッコミを聞き。一方通行は思わず驚いたように、目を瞬いた。　　#A_MN

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浜面と第一位が、メールをしている。　その何とも不釣合いな文章を滝壺が零したのは、いつも通りファミレスで、午後の優雅なティータイム（※定員三人、パシリ一人）を過ごしていた時だった。思わず鮭茶漬けをかき混ぜていた箸を止めた麦野は、今一度、その単語を聞きなおした。　#A_MN

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麦野「何だって？ 浜面が大好きで参っちゃってる？」絹旗「はっはー、自分のアレが超出ちゃってますよ、麦野。もうツッコむのも気が引けるレベルです。後、お茶漬け冷めます」　#A_MN