警察人生でやらかした失敗談

警視庁は素敵な人で溢れてる！(元警察官) 【警察人生の思い出話】 @ittelkeibuho

痺れ No.1 特別捜査本部で定年間際の係長とペアになった 全く休みなく２ヶ月近く朝から晩まで【地取捜査】に従事 昔ながらの足でする捜査 現場周辺の居住者に対する聞き込み この時25歳だった私も過労で血尿が出たくらい 昼食に係長とラーメンを食べた そのラーメンは辛くて痺れを効かせた担々麺

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痺れ No.2 夕方になっても係長が 「まだ口に痺れが残ってるよ」と言ってきたので 「私は全然大丈夫ですけど昼のラーメンが相当効いたんですね」と呑気に話していた そして翌日に係長が出勤してこない 少しして家族から夜に体調がおかしくなり救急車を呼んだと連絡が入った

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痺れ No.3 その後の検査で脳梗塞と診断されそのまま入院したと聞かされた 係長が言ってた口の痺れは脳梗塞の症状だった 絶対に過労が原因！ その後無事に復帰出来たから良かったがあの時に痺れを効かせたラーメンを食べなければもっと早く異変に気付いてたかもしれない タイミングが悪すぎた💦

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シャブ中を逮捕した時覚醒剤と注射器数本を押収 針がない先端部分が溶けている注射器があった 今までに見たことない形で使用方法も分からず被疑者に聞いてみた 「先を溶かしてるのは肛門に入れた時に痛くないように」 聞いた途端に愕然 皆分からないから先端を触ったり臭いを嗅いだりしていた😢

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歳の差 No.1 あるバンドメンバーの自宅が火事になった 部屋中にキーボード 臨場時はそのバンド名など知らず 後から名前を聞いて凄く変わった名前だと思ったくらい 署で若い人に 「今日の火事現場、◯◯◯って変わった名前のバンドメンバーの部屋だったんだけどこんなバンド知ってる？」と聞いてみた

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歳の差 No.2 「えっー係長、知らないんですか？結構、有名ですよ」と少し小馬鹿にしたように皆が口を揃えて言ってくる 若者との差を感じて少しでも距離を縮めようとそのバンドの曲を聞くようになった そして凄くハマってしまった 今ではコンサートに行くことも 何がきっかけになるか分からない(笑)

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相棒 No.1 私と部下の主任と女性職員2人で食事会をした時 携帯の充電が切れたので店に充電を依頼して預けた 帰る時には携帯の事はすっかり忘れて皆と一緒に店を出て主任と電車に乗った 直ぐに携帯を忘れた事に気付いたので次の駅で下車して折り返した 駅に着くと改札に女性職員の姿が見える

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相棒 No.2 なんと私の代わりに携帯を店に取りに行ってくれていた 携帯を受取り画面を見ると主任からメールが届いていた 【女子達が携帯を取りに行ってくれました。改札で受け取って下さい】 んっ？携帯持ってなかったのに💦 このメール見れる訳ないよ… 色々と楽しませてくれる心強い相棒

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響く悲鳴 No.1 都内でたまに電話ボックスみたいな所に立っている警察官を見る事があるかもしれない これは右・左翼に狙われる虞のある重要防護対象者(大臣や長官等の偉い人)が住む場所に配置されている 他に対象者の住む共同住宅にも配置される これを警戒ボックスと呼び暇な時間を過ごす場所である

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響く悲鳴 No.2 元総理大臣が住むマンションの警戒ボックスに立っていた時 マンションの一室から女性の悲鳴が響き渡った 急いで周辺を探しても発見出来ず 管理人に聞いても異常はないと回答 周りの住民からも通報が入ることはなかったが周辺の捜索を続けた

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響く悲鳴 No.3 そして交代時間になり先輩に悲鳴の事を話すと 「それ何時頃だった？」と聞かれ悲鳴が聞こえた時間を言うと 「それサッカーだから大丈夫」 ドーハの悲劇の瞬間だった 日本代表がゴールを決められた時の悲鳴 危うく通報して大騒ぎになるところだった 騒ぐ時には窓は閉めて欲しい💦

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安否確認 No.1 住人と連絡が取れないと大家から安否確認の要請 現着してから新聞の溜まり具合や漂う異臭である程度亡くなっているか予想が付く 現着すると新聞受に案の定新聞が溜まっている この時点で変死が濃厚と考える 玄関には鍵が 台所の窓が開いてるので中を覗くと布団に人らしきものが見える

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安否確認 No.2 仕方なく台所の窓から中に入り布団に近付くも全くの無反応 消防への連絡と死体搬送バッグを持ってくるよう指示をして玄関の鍵を開け皆を部屋の入れた 誰が見ても亡くなっている･･･ 消防が来る前に瞳孔確認をしようとしたところ 目が開いた 死んでなかった

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安否確認 No.3 栄養失調で身体が動かせず寝たきり状態になっていただけだった 危うく死体バッグに入れて搬送するところだった 消防に引き継ぎ無事助かったが一歩間違えたら殺してたかも💦 目を開けた瞬間の皆の叫び声を思い出すと今でも笑える 先入観を排除することが大切だと学んだ件だった

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生肌 No.1 刑事になりたての頃 拳銃による殺人事件の被疑者の立ち回り先を捜査中 本署から埼玉県内で発見したと連絡 被疑者は暴力団幹部 拳銃所持の可能性もある 幹部から至急本署に戻り拳銃を持って現場に向かって欲しいと連絡が入った この時の私の格好はTシャツ１枚 暑い夏の日だった

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生肌 No.2 本署に戻ると組対四課の主任から肩掛けの拳銃サックを渡された 「上着持ってないです」と言うも 「いいから早くして」 そうは言っても拳銃丸出しで外歩いたら通報される 仕方なくTシャツを脱いで裸にサック を装着し拳銃に弾を込めサック納め そしてTシャツを着る 普通こんな状況ない

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生肌 No.3 捜査車両は全て現場に向け出発済み 仕方なく直近の駅まで電車で向う 拳銃のグリップでＴシャツが盛り上がり周りの人から見たら明らかにおかしな着こなし サックが生肌に擦れて若干痛みを感じる なんでこんな目に💦 恥ずかしさに耐えて現着 先発捜査員と合流し被疑者を無事に逮捕した

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生肌 No.4 もしあの時に拳銃使ってたら･･･ 乳丸出しで銃を構える事になる 被疑者がその姿を見ただけでかなり怖いと思う 乳出してる奴が「撃つぞ」って きっと周りの人達はまだ慣れてない私を見て面白半分でやったことだとは思うけど こっちは真剣 まぁそれ以降生肌にチャカはつけることはなかった

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空中浮遊 No.1 アメリカ大統領の来日警備中 交代部隊から無線機の引継ぎの為に赤坂の迎賓館前へ 先輩の後に付いて交代部隊の車両へ向かう 無線機を受領したが思ったより台数が多く 先輩からバスに箱あるから持って来てと言われ当時新隊員だった私は車の影から勢い良くダッシュでバスに向かい走った pic.twitter.com/8DBauL9Jqe

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空中浮遊 No.2 左右確認せず車道に 車の急ブレーキの音がした瞬間 私から見える景色は白くて綺麗な迎賓館 ドン 一瞬で迎賓館が反転し身体が浮く 次に見えたのはアスファルト 車に跳ねられた 身体に力が入らない 衝突音を聞いた先輩達が駆け寄って来る 「大丈夫か？」と声を掛けてくれると思った

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空中浮遊 No.3 先輩が「バカヤロー 何やってんだ」 と凄い剣幕て駆け寄る えっ？ これ俺に言ってる 「ヤバイ」と思った瞬間 身体が勝手に動き立ち上がった 痛みよりも先輩の凄い剣幕が勝った･･･ 強靭な肉体であったが流石に病院へ搬送 右大腿部打撲全治３週間だったが 3日後には勤務に復帰😖

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空中浮遊 No.4 復帰後に先輩から 「人が横向きに４㍍飛んでるの初めて見たよ 麻原より飛んでた」 と楽しそう 言葉に全く優しさを感じない 接触した車はジャガー ボンネットに乗り上がった時に拳銃が当たったのか凹みが激しく その修理費は70万だったそうだ 本当に申し訳ない💦 飛び出し注意です！

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洗脳 No.1 オウム真理教のサティアン警備 早朝から山梨に向けてバスで出発 現場に着くと指定された配置場所へ 待機場所はバスの中 泊まりだから24時間 配置場所を２人で回すので１人１２時間も立ち続ける 日中は１時間交代で立番と待機の繰返し 休憩時は３時間連続立番 時間との戦い 凄く暇な時間

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洗脳 No.2 施設の出入口で配置していた先輩がバスに戻ってくるなりいきなり 「しょーこーしょーこーしょこしょこしょーこーあさはらしょーこー」 と歌い始めた 先輩を見ると無表情 先輩に 「歌っちゃってますよ」と言うと 「何が？」と まったく気付いてない様子 無意識で怖い😭 #オウム真理教

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洗脳 No.3 洗脳状態に入ってる １時間立ってただけで洗脳される それも仕方ないかも 何故なら常に教団施設から延々と教団の歌が流れ続く 流れる曲が変わる度に先輩の鼻歌も変わる 曲が止まる夜まで洗脳され続ける あの頭に残る曲調は今でも凄いと思う 当時先輩はフルコーラスで歌えたはず(笑)