警察活動の裏

警視庁は素敵な人で溢れてる！(元警察官) 【警察人生の思い出話】 @ittelkeibuho

20年目の真実 No.6 それを聞いた同僚の係長が 「知らないの？有名な話であの日署長が若い人を危険な目に遭わせられないから召集するなって言ったんだよ」と･･･ 全く知らなかった そんな気遣いがあったとは 20年たってから知った署長の優しさに感謝 確かにあの時現場に行ってたらどうなっていたか

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応援要請 No.1 交通違反者が免許提示せず暴れていると勤務員から応援要請が入った 違反内容は禁止場所右折 この場所は時間指定で凄く分かりにくい標識 違反者も納得出来ないと言うのも分かる場所 この時は係長２名が現場に向かった 勤務員と違反者がいる場所に向かって右折した 標識を確認せずに

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応援要請 No.2 応援に向かった係長が違反者と同じ場所で右折 これを見た違反者は更にヒートアップ 収集つかなくなり更に上の幹部が現場に行くことになった💦 係長も違反者も違反処理したら良いと思ったのに厳重注意 その日署長からその場所での取締りは当分しないようにお達しが出た

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応援要請 No.3 係員から応援要請が入った時は普通は緊急で向かう この二人の係長は係員が助けを求めてるのに通常走行 緊急走行していれば右折しても問題なかったかもしれないのに これ以降違反した係長の事を皆は右禁(うきん)とあだ名を付けて呼んでいた 頼りない上司には誰もついていかなくなる

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天皇陛下の御成婚パレードの時 警察学校の学生や警察官の家族が危険な場所で参列者を装い警備に就いていた そんな事は誰も知らないからマスコミが学生にインタビューしていた 確かに車列が参列者の直近に来る場所は危険 警察関係者を配置するのが最適 家族は滅多にないことだから喜んで参加していた

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変死の取扱いで孤独死の現場に臨場するが意外とごみ屋敷の住人が多いと感じた そして長い間発見されない ゴミも出さないし近隣の人とも付き合いがないから死んでても異臭と大量のハエが発生するまで気付かれない ゴミの山に埋もれて最期を迎えないよう常に部屋は綺麗にするように心掛けている

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冷や汗 No.1 拳銃訓練担当の時 警察官は年に１回は実射訓練をするが希に実弾の中に遲発弾と言う不良品があり撃った後に遅れて弾が発射される事があると聞かされた 訓練員は異常があった場合は手を上げて異常を知らせるのがルール 三人一組で 「撃ち方始め」の号令で訓練を開始 一斉に撃ち始める

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冷や汗 No.2 直ぐに訓練員の一人が手をあげ異常を知らせてきた 症状を聞くと「撃っても弾が出ません」と申告 頭をよぎったのは遲発弾 皆の訓練を中止させ 危ないと判断し銃口を的に向けたまま訓練員から拳銃を受けとりゆっくりと弾倉を開く 緊張で手汗が出てくる この時点で発射したら指はなくなる

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冷や汗 No.3 弾倉から実弾を取り出し確認すると全て弾頭がない空薬莢 撃ち終わった空薬莢を装填していただけだった･･･ この時は流石にぶん殴ってやりたかった 周りもドン引き 警察官なら普通は分かること 稀にこんな馬鹿な奴がいる こんな奴が一人いるだけで訓練が先に進まなくなる 悲しい現状

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事故物件 No.1 薬物密輸事件の被疑者から隠蔽場所のおそれがあるマンションの部屋の鍵を押収 この時は他に事件を数件抱えていてガサに行く余裕がない状況 係長から場所の確認をして欲しいと言われ出発しようとすると警部が俺も行くと 正直やりづらい･･･ この警部はいつもついてくる寂しがり屋

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事故物件 No.2 マンションに着き管理人から部屋の状況を聞くと誰も住んでいない事がわかった 本来ならここで建物の写真を撮って署に戻り捜索令状の請求準備にかかる 代理から「帰るぞ」と言われたが 「鍵が合うかだけ確認します」と言い玄関へ向かい鍵穴に鍵を差し込んだ 警部が「もう大丈夫だな」

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事故物件 No.3 ここがチャンス！ 「ちょっとここで見張ってて下さい」と警部に伝え部屋の中へ 警部が「おい、何すんだ」と制止するがそんなのは無視 部屋は少し生臭いだけで物はなく探す場所は限られた 急いで押入、屋根裏、トイレのタンク、浴室の天井等物が隠せそうな場所を捜索したが何もなかった

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事故物件 No.4 警部から「早くしろ 誰か来たぞ」と騒ぐ 急いで外に出ると管理人が来た 「失礼しました」と言って足早に立ち去った 帰りの道中に警部から 「お前のやったことは違法だ」等 グチグチと 署に戻り係長に部屋の中を確認して来た事を報告 「流石！これでガサ行かなくても平気だな」と絶賛

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事故物件 No.5 捜査は時には勢いも！ そこは捜査員のセンス 上司に言われた事だけやるか 言われた事以上の事をやるか 時には不正行為が必要な時も 被疑者に改めて部屋の事を聞く 「あそこは前に外人が殺された部屋で誰かいる感じがして気持ち悪いから使わないよ」 それを早く言って欲しかった💦

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非常識 No.1 葬儀屋の営業マンが刑事課長に手土産を持って挨拶に来た 当時の所属は管内に空港施設がある特殊な警察署 葬儀屋 「仕事がありましたら是非当社に」 課長 「うちは人も住んでないし変死の扱いはないよ」 葬儀屋 「いや、飛行機事故があったら凄い数じゃないですか」と半笑いで話す

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非常識 No.2 それを聞いて課長が 「お前、何て事言ってるんだ縁起でもない、荷物持って帰れ」とキレた 死に対する失礼な言動だから当然な対応 葬儀屋も冗談で言ったとは思うが言って良い事と悪い事はある 気まずそうに顔色を変えて足早に出ていった それ以降この葬儀屋を署で見ることはなかった

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期待はずれ No.1 警察官になった当初は鑑識課の警察犬の係員に憧れた ある時女子校内に不法侵入している者がいると通報 警察官総出で校内を検索 犯人が被ってたと思われるヘルメットを発見 ロッカーからは体操着が出され明らかに誰かが侵入している形跡がある 犯人の元臭もあるので警察犬を要請した

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期待はずれ No.2 警察犬が到着しヘルメットの臭いを嗅がせ捜索開始 憧れの警察犬を目の前にして気持ちが高まる 犯人の発見に備えて同行させてもらった 校内をくまなく捜索したが警察犬も全く反応を見せない ただ散歩してるだけ💦 時間も経過し既に犯人は逃走したと判断して打ち切りとなった

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期待はずれ No.3 そして30分後に再度女子校から 校内にいた男を確保したと通報 音楽室のカーテンにくるまり身を潜めていたそうだ 期待してた警察犬の嗅覚にガッカリ 音楽室の前は素通りしてたし💦 係員が香水等の臭いが強いと嗅覚が鈍くなると話していた 女子校たったから仕方なかったのかも

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痺れ No.1 特別捜査本部で定年間際の係長とペアになった 全く休みなく２ヶ月近く朝から晩まで【地取捜査】に従事 昔ながらの足でする捜査 現場周辺の居住者に対する聞き込み この時25歳だった私も過労で血尿が出たくらい 昼食に係長とラーメンを食べた そのラーメンは辛くて痺れを効かせた担々麺

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痺れ No.2 夕方になっても係長が 「まだ口に痺れが残ってるよ」と言ってきたので 「私は全然大丈夫ですけど昼のラーメンが相当効いたんですね」と呑気に話していた そして翌日に係長が出勤してこない 少しして家族から夜に体調がおかしくなり救急車を呼んだと連絡が入った

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痺れ No.3 その後の検査で脳梗塞と診断されそのまま入院したと聞かされた 係長が言ってた口の痺れは脳梗塞の症状だった 絶対に過労が原因！ その後無事に復帰出来たから良かったがあの時に痺れを効かせたラーメンを食べなければもっと早く異変に気付いてたかもしれない タイミングが悪すぎた💦

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【ザッブ】りんご酢の商品名 機動隊では必ず飲み会の席で活躍する ただ水で薄めて飲むわけではない クーラーボックスにザッブと焼酎、氷を入れて作る それをお玉ですくってグラスに注ぐ 作り方は人それぞれ センスを問われる重要な任務 本来の飲み方であれば健康的 結局飲み過ぎるから全く意味ない pic.twitter.com/twF9HnjGps

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大捜索 No.1 機動隊の時に隊員が実弾一発を紛失した 勤務に就く前に拳銃に弾を五発こめるがこの隊員はその場で弾をこめずにズボンのポケットに入れそのまま当番勤務に就いた 勤務を終え弾を抜く時に弾をズボンのポケットに入れたままだと思い出し弾を出した 出て来たのは四発 一発だけ探してもない

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大捜索 No.2 幹部に報告し事実調査と共に在隊員総出で隊内や派遣場所の配置箇所、休憩場所等の捜索を開始した 捜索を開始してから数時間たっても発見の報告はない そんな中で一人の幹部が隊員に 「昨日自販機で何か買ったか」と聞いた 自販機で飲料水を購入したのを思い出しその場所を幹部に伝えた