【2023/5/4更新】コンテンツプラットフォーム事業者 AnyElse/Nothing Technology Inc.によるスパムについて

特徴

元ネタがパクリで古いものが多い

動画であればyoutube、ツイッターまとめならtogetterやgrapeなど他のWEBメディアやまとめサイトの無断引用（中にはテキストを画像化したものやまとめを一部カットして１３選→７選と数字を改変する小細工を施すものも）がほとんど。
パクリである以上ネタは数日前や数ヶ月前、ひどいものに至っては１０年以上前のネタを繰り返し貼るケースもあります。SNSの性格上何年も前の話題を日付を付けずに投稿することは、さもそのことが昨日今日起こったことのような誤解を与えかねません。
中には引用として元記事を掲載したサイトを紹介するケースもありますが、これらも元をたどるとほとんどが他サイトからのパクリで、これらのサイトは引用元や日付をごまかすための仮置き場に過ぎません。

アドレスが違うのに同じタイトルの記事が複数ヒットする

同じデータを使いまわしているのかと思うくらい、同じタイトルが違うアドレスでいくつも見つかります。

リンク先のアドレス先頭が"http://" が多い

今どき、大規模なサイト運営でhttpsを使わないのはどう考えても怪しいとしか思えません。
最近はhttpsでのURL表記が増えています。

概要説明が使いまわし

サイト内にある「我が社について」の内容が、アドレス以外画像や誤字に至るまでまったく一緒。

問い合わせが事実上不可

問い合わせ方法が未記述か、あっても後述するgmailアドレスの使いまわし（同じアドレスが何百ものサイトで流用されており、メールでの問い合わせは事実上不可能と思われます）。

手口

フォロワーの多いアカウントに対して、返信やDMで営業メッセージを送ってくる事例が報告されています。

"bnc.lt"へのリンクについて

最近通称「ナイト系」と呼ばれる、主にバズったツイートに返信する形で他の誰かからコピーしたコメント＋"bnc.lt"へのリンクのスパムが大量に発生しています。

bnc.ltはいわゆる短縮URLサービスですが、ジャンプ先URLはここに紹介されているドメインのリンクにアフィリエイト情報が追加されたものがほとんどであり、根底は共通している可能性があります。

重要

リンク先をブラウザで見る際はシークレットウィンドウやプライベートウィンドウなどを用いるなど、セキュリティに最大限気をつけてください。

追記

特にURLに"(doc|watch|pic)_(末尾が"9"のランダムな14～32文字の文字列)"が含まれているものは、それ自体がアフィリエイトリンクの可能性があります。クリックすることで誰かの報酬になるかもしれませんので、なるべく開かないようお願いいたします。

(例)

• doc_OUtQQytqWlpwQUVTWlhTVy9zanc0Zz09
• watch_Sjc2K1pjUFQrYVhwbFkzWXM3anFSUT09
• pic_a0pCTWJoNnlGU1BjZ2cwK09QdkJOdz09

さらに追記

踏み台リンクや短縮URLを使って、ここにあるような特徴を隠したものが散見されるようになってきました。
これまでに見つかったドメインはこちらです。

• asahsi.com
• sancei.com
• sankeii.com
• newss.blogo.jp
• sitess.blog.jp
• *.page.link
• bnc.lt

対策

誤ってリンク先を踏んでしまわないためには、あらかじめgoogleなどの検索サイトで以下のワードで検索し、ヒットしたページからドメイン部分を抜き出し、サイトブロック系の拡張機能に登録します。

連絡先とされるメールアドレス(いずれもgmail)

• "zhangmin56232931"
• "jpanyelse"
• "zhangyue755486"

動画などコンテンツ

• "cdn1.anyelse.com"
• "cdn2.anyelse.com"
• "cdn3.anyelse.com"

自分が使っている拡張機能はこちらです。