「絵本みたい！」極寒の廃墟施設に住み着いたホッキョクグマ......衝撃的な写真に想像が膨らむ

翻訳しておきました。

【 廃墟となった極地基地の守り神、ホッキョクグマの姿を写真家が激写 】

チュコトカ北部の海岸から少し離れたチュクチ海コリュウチン島のホッキョクグマ。写真は、数々の受賞歴のある山火事や水中写真家のDmitry Kokh氏によるものだ。

「待望のチュコトカとウランゲル島への旅からようやく帰りました。ロシア北極圏の最東部に位置するこの場所は、たどり着くのが非常に難しいが、忘れるのも難しい場所です。私たちはヨットで海岸沿いを進み、手つかずの風景や時間の止まった村、多様な動物や生命に満ちた海などを1200マイル(訳注:1931km)以上撮影しました。」と彼は書いている。

「ロシアの北極圏は、非常に美しい平行世界です。しかし、残念ながらゴミに溢れています。これはよく知られた問題で、例えば、海岸沿いには約1200万個の捨てられた燃料樽が散乱しています。ソ連時代には人々がこの場所に樽を運んできて、燃料を使った後にはあちこちに放置しました。さらに、廃村や建築廃棄物などもあります。そして現在、全てを処理するには莫大な費用がかかります。私の知る限りでは、政府は何らかの浄化計画を始めているようなので、解決策が見つかることを期待しています。
しかし今のところ、樽に囲まれた中で新しい住民もいるようです。」

「ホッキョクグマは非常に好奇心の強い生物です。これは写真家にとって吉と出るか凶と出るか...」

一見するとメルヘンな写真ですが、実は環境問題を抱えた場所がテーマになっていたんですね。考えさせられます。