武術整体研究家・吉村英崇氏による【介護術】まとめ

武術整体研究家・吉村英崇氏の介護術に関する一連のツイートをまとめさせて頂きました。
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吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術メモ0】日曜に行う介護術のメモをかいてみる。まとめてみると私が習った介護術はベースが操体法と合気道にあるからそれをよく感じる。合気道やら大東流合気柔術をやったときにわけわからんかったことを介護術をとおして気付いたりした

2011-09-01 13:09:12
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術1】リキミなく自然体でどこにも偏りがない状態で立つとき、人は自分の体重、自分にかかる重力を無理なく使える

2011-09-01 13:12:21
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術2】ところが大東流合気柔術の佐川幸義師範いわく『腕を前にだすだけで崩れてる』状態になる。相手の動きをみちびくときにこれは初期の段階ではかなりつかえる

2011-09-01 13:16:49
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術3】逆に自らを安定させながら手をつかうためにはどうすればいいか?一番簡単な方法は宮本武蔵がいうところの『秋猴の身』という体や腕の使い方。秋猴とは腕が短い猿のこと。腕が短いがゆえ、人より近寄ってから対象にさわらねばならない

2011-09-01 13:23:23
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術4】横着して手先だけで動かしたり伸ばすと手先が体からはなれ、はなれればはなれるほど体が崩れる。よって小さく前にならえ!をするくらいしか手をつきださず、体からはいっていくだけで体はくずれにくく、体重と重力をつかいやすくなる

2011-09-01 13:26:20
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術5】しかし現実問題として腕をながくつかうのをもとめられるときがある。そのときのやり方もいくつかある。いきなり腕を前につきださず、顔の高さくらいまでまっすぐあげてから前につきだすと体重がくずれにくい

2011-09-01 13:29:27
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術5】このように剣をふりかぶったり、合気道の正面打ちみたいに腕を上にあげてから下ろすほかにも、他流には肘や掌を体幹ちかくをとおることによって体のブレをへらす方法がいくつかあるがほとんどがそれにより肩甲骨の動きの恩恵をえるもの

2011-09-01 13:37:24
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術6】肩甲骨は肋骨の上に浮いた状態のため、うまくつかうと腕と体幹を切り放した状態になり、腕をつかっても体の軸がくずれにくくなる

2011-09-01 13:42:18
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術8】また手だけでなく、足も前にだそうとするだけで人は安定をうしないやすい

2011-09-01 13:50:44
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術9】その多くは膝はあるくとき、真っ直ぐ前にでるという思い込みからきている

2011-09-01 13:52:27
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【介護術10】実際はひざかっくんされた人がすわりこむ人が膝をゆかにつけたりするように膝は斜め下にうごく。これは重力を使いながら前にすすむ『歩く』という動作にかかわり、武術ではさらに股関節の動きをいれ『膝の抜き』という

2011-09-01 14:05:19
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【介護術11】この膝の動きの方向を利用して股関節の動きをみちびき、さらに股関節の上のすべて、つまり体幹部や頭部をコントロールするのは武術だけでなく介護術でもつかわれる

2011-09-01 14:09:08
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術12】とくに頭をどう動かすかは大事。合気道の名人、塩田剛三師範は金魚の動きを八年間研究してはやい体捌きをみにつけたらしいがその秘密は『金魚の重心は二つある』『頭と尻尾である』そうだ

2011-09-01 14:13:14
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【介護術13】うまく相手の頭をたおして膝の上にくると座り込ませたり、爪先立ちにさせるのはむずかしくない

2011-09-01 14:14:44
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術14】頭そのものを動かしてもよいし、手足から導いてもよい。視線だけでもかなり人の頭は動く。

2011-09-01 14:19:50
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術15】あと大事な概念としてカップリングというものがある。これは整体カイロでならった

2011-09-01 16:09:39
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術16】人間の動きは一つの方向に単純に動くのでなく、ふたつ、または複数の動きが入るという概念がカップリング

2011-09-01 16:11:41
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術17】たとえば先に書いたように膝はあるくときに前にむかいながら下におちる起動をえがくという二つの動作(カップリング)がある

2011-09-01 16:13:28
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術18】武道武術で動きの極意に『○(円)』『0(楕円)』『Sの字』『8の字』『メビウスの輪の形』などあるがそれらはカップリングをさらに洗練させ、さまざまな反射を同時に起こしやすくしていると思う

2011-09-01 16:18:52
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術19】ただこれらのカップリングは動きとしては高度で中々難しい。個人的にはこれらの形のほとんどに入っている単純な螺旋、『し』の形をまずつくり、相手をコントロールするコツを覚えるのがおすすめ

2011-09-01 16:21:35
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術20】『触ったり、撫でただけで相手が崩れる』というのは逆にいえば触るだけ、撫でるだけだから崩れる術理のときがある。よくみると指が軽くまがる。人間の体は丸みがあるから触ったり撫でるだけで『指の<し>の形のカップリング』がおきる

2011-09-01 16:31:10
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術21】チカラをいれて押したり引こうとすると指がかたく固定されてしなやかさが失われ、カップリングがおきない。他の関節についてもおなじ。チカラをいれると一方向のベクトルになり、カップリングが失われる

2011-09-01 16:34:19
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術22】この理屈がわかると武術の演武や旦那芸でやるような一見、高度そうな技が人によっては十分もしないでできたりする

2011-09-01 16:38:40
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術23】もちろん、これは体の仕組みをつかった『良い子のじっけん』に過ぎず、武術や介護術の実用とはまた別だが体の仕組みをしったり、人間の体の反射をしるのにはやくにたつ

2011-09-01 16:40:34
吉村英崇・10月にて閉鎖します。 @4649_seigi

【介護術24】個人的には習った介護術はまず『立つ』『座る』をみにつけ、平行して『歩く』をちょっと遅れるタイミングでみにつけることにより様々な状況に対応できるようになってるみたいだ。体の仕組みからみてもこの三つはたしかに基本中の基本だ

2011-09-01 16:55:15