論文メモ(2022年1月)

2022年1月の論文ツイートのまとめです。
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼創造性と非倫理性には正の相関があるのだ ・合計6783人のデータを含む36の研究をまとめたメタ分析 ・客観的な評価に基づいた場合、個人の創造性と非倫理性には正の相関が確認された 創造的な人は権利意識を強く持つ傾向があるからなのか、いろんな視点から物事を見れるからなのか……

2022-01-04 20:22:26
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼学習を学習するためのチューニング ・衝撃を回避するため床の回転を無視する訓練を受けたマウスは新規の認知課題の成績も向上した ・さらに海馬の情報処理能力も”数か月にわたって”向上していた 重要なことに集中し、ノイズは無視するトレーニングが「学ぶことを学ぶ」能力を高める、と。すごい! pic.twitter.com/oR3xOC14dj

2022-01-04 20:34:39
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼アルツハイマーや認知症にも瞑想は効くか? ・MCIまたは軽度のアルツハイマーの患者さんに毎日30分の瞑想を6月間行ってもらったところ、、前頭前野の皮質の厚さと灰白質の体積が有意に増加していた マインドフルとマインドワンダリングの切り替えの能力が向上することに関係していそう。

2022-01-04 21:10:53
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼性格別向いてる仕事 ・9つの主要な職種と性格特性の関係を分析 ・性格の影響は職種(特に仕事の複雑さ)によって大きく異なっていた ・医療関係では協調性、販売では外向性がよりよい結果を示した ・誠実性はすべての仕事で高い業績を予測したが、認知的な負荷の高い仕事ではその影響は小さかった pic.twitter.com/HdaUCQJ2Xn

2022-01-05 21:19:29
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼モチベは疲労の変動リズムに左右される ・疲労してるときは、たとえ報酬の為であっても努力する可能性が低くなる ・疲労には、①休めば回復する短期的な疲労、②①を続けると蓄積し短期間の休息では回復しない疲労の2種類がある ・腹側線条体が疲労とタスクの意欲にどれほど影響しているのかを示した pic.twitter.com/LKzQ6e8WZK

2022-01-05 21:31:10
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼悪癖を断ち切るシンプルな方法(1981) ・エレベーターのドアが閉まるのを16秒遅らせ、階段での移動より遅くすると人々は階段を選ぶようになった ・そしてエレベータの時間をもとに戻した後も、人々はなお階段を選択した まずは一定期間、辞めたい習慣から距離を置ける環境を構築するのがよさそう

2022-01-05 21:40:14
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼イエール大学史上最も人気の授業をもとに作られたオンライン講座(無料)は本当に効果があるのか? ・当コースを受講した人は「心理学入門」の講座を受講した人より受講後のウェルビーングが大きく向上した 無償で何百万人もの人に精神衛生上の価値をもたらしてくれているのかも。やってみるかー。

2022-01-05 21:52:55
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼子供のスクリーンタイムは本質的な問題ではない ・スクリーンタイムは注意障害、睡眠障害、成績低下にわずかに関連するが、他の要因と比較すれば微々たるものだった(例えば、社会経済的地位は外在化行動に2.5倍の影響を及ぼした) ・また、スクリーンタイムの長い子程親しい友人も多い傾向にあった

2022-01-05 22:01:22
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼睡眠に最も悪いアプリ ・TikTokを見た人は眠りに落ちるまでに1時間7分かかり、レム睡眠は14%に過ぎなかった(寝る前に電子機器を一切使わなかった人は23%) ・Instagramは入眠時間が58分、レム睡眠が15.5% ・Twitterは其々50分、18%でまずまず TikTokやInstagramは特にAやDAの分泌を促すのか?

2022-01-07 21:30:15
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼始業時間を遅らせると親の睡眠にもメリット ・小~高校の始業時間を40~70分遅らせたところ、親の睡眠時間は平均10~20分程伸びた ・「よく眠れた」「とてもよく眠れた」と回答する人が約9%増えた ・「かなり疲れている」と回答する親も7%以上減少した 始業時間の見直しは親子両者にとって重要そう

2022-01-07 21:41:12
おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼いびきを直して認知症予防? ・軽度認知障害の患者さんのうち、いびきを予防するためのmyTAP(画像のような奴)を装着した人の71%は呼吸数と認知機能が改善した ・一方アルツハイマーの人ではその効果は約50%だった いびきに対して非薬理学的な早期介入を行うことで症状の深刻化を予防できるか? pic.twitter.com/bOLazFBEcG

2022-01-07 21:59:54
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

Sleep disruption & OSA As opposed to steady sleep, arousal gamma power increased as the sleep deepened. In addition, arousal gamma power was higher related to obstructive apnoeas compared to hypopneas and increased related to longer obstructive apnoeas compared to shorter ones.↓ pic.twitter.com/FhNm7iD6QB

2022-01-07 22:08:04
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼宗教と性 ・宗教性の高さは、カップルの性的満足度の低下と関連していた ・が、性的関係が神聖なものであると信じている人は性的満足度が高い傾向があった 「神はカップルと絆を深め、互いに喜びを共有するためにセクシュアリティを創造した」と信じている人は宗教がポジティブな力になるみたい。 pic.twitter.com/cwjl2ldpWP

2022-01-08 20:17:31
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼ビタミンDとCVD ・英国バイオバンク30万人分の血液サンプルからビタミンDのバイオマーカーと遺伝子解析を実施 ・ビタミンD濃度とCVDリスクの間に非線形の関係を確認 ・25(OH)Dが25nmol/Lの人は50nmol/Lの人に比べてCVDリスクが11%高かった 少なくとも不足してる人は増やしといた方がよさそう。 pic.twitter.com/b1lMdoYKlX

2022-01-08 20:34:22
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼小柄な男の見た目以上の魅力 ・175㎝以下の身長が低い男性は、高い男性に比べてセックスの頻度が高かった ・また、離婚する確率は32%低く、家事を週に1時間以上多くこなし、高収入になる確率も高かった 小柄な男ほど見た目のコンプレックスを補うためによりパートナーに尽くすようになるのかも? pic.twitter.com/iTqUeJRz7Q

2022-01-08 21:04:57
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼「私たちは一緒にいるべきなのか」を考える脳 ・パートナーと自分は相性がいいのか?を考えるとき、P300(意思決定中の思考過程を表す脳信号)は大きくなった ・関係を曖昧にしておきたいカップルほどP300の反応が大きくなった つまり、関係が明確でない人ほど、相手の反応に特に注意を払うのだ、と pic.twitter.com/ES1nbrrUaI

2022-01-09 17:38:13
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼デートの会計どっちが払う? ・初回のデートでは男性がほぼ全額払い、その後も男性の支払う額の方が圧倒的に多かった ・多くの人が、特に初回のデートでは男性が多く払うべきと考えていたが、その期待は女性よりも男性の方が強かった 特に2回目以降のデートでは、「割り勘」の方が好ましいのかも? pic.twitter.com/yM9v7RP0Rg

2022-01-09 17:45:41
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼同性、両性愛者の日本人が抱える苦痛 ・ホモな男性はヘテロな男性よりもK6のスコアが有意に高かった ・男女とも、両性愛者は異性愛者よりもK6スコアが高かった ・これらの傾向は性格プロファイルとは無関係に確認された 日本の性的マイノリティは思ってる以上に心理的苦痛を抱えているのかも。 pic.twitter.com/E4Sz9WqZ0J

2022-01-09 17:55:05
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼自分の体への不安をパートナーに投影する ・自分が魅力的でないと思っている人ほど、パートナーも自分のことを魅力的だと思っていないと考え、結果、恋愛の満足度が下がっていた ・パートナーが自分に魅力を感じていると信じている人は、パートナーの魅力に関わらず、より高い満足度を報告した pic.twitter.com/NscNrEGEDe

2022-01-09 18:05:00
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼先延ばしに関わる脳領域 ・先延ばしとExpressive suppression(以下ES)には逆相関がみられ、DLPFCのGM体積は、より強いESに関連していた ・さらにESの強さと先延ばしの低下の関係は、DLPFCのGM体積と相関しており、同領域がESを介して抑制的制御に関与していることが示唆された 感情の調整、大事。 pic.twitter.com/DSdrNeu74k

2022-01-09 18:19:23
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼女性は男性よりも感情的? ・75日間を通じ、男性の感情も女性と同じように推移していた ・女性ホルモンを抑えるピルを服用している人とそうでない人との間でも大きな差は見られなかった 男女問わず、誰の感情も上下するものであり、性別よりも人間関係や睡眠不足といった要素の影響の方が大きそう pic.twitter.com/CHpkMvLHpS

2022-01-09 18:28:22
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼知能vs自制心 ・チェコの6年生と7年生の子供589人のデータを2年間にわたって分析 ・先行研究とは逆に、セルフコントロールよりも知能の方が強く学力と成績を予測した ただし、セルフコントロールも確かに成績の向上に関連し、可鍛性であることを鑑みれば、知能が低いからと言ってあきらめるのは尚早 pic.twitter.com/tlf3ZSsfCd

2022-01-11 00:11:11
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼パンデミック期間中のスマホ利用 ・2021年4月~5月に行われた調査で、プロブレマティックなスマホの利用は、自制心、FOMO、くよくよ考える頻度のいずれとも直接的な関係が見られた 互いの相互作用は強そうだが、パンデミック中に「コントロール感」が喪失することがきっかけとなっている感じ? pic.twitter.com/doMFz2joxj

2022-01-11 00:27:51
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼短時間の運動で実行機能が上がる?のメタ分析 ・短時間の運動は、6~35歳のいずれの年齢層においても高次脳機能を高めていた ・体を動かすことで高次機能を司る前頭前野の血流を増加させるのが原因か? 座りすぎの生活と認知症の増加傾向等を考えると、運動ってやっぱ大事よね。 pic.twitter.com/QfdBeSyWLD

2022-01-11 00:57:49
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おくさん🇯🇵🇨🇳 @Astella6174

▼150万人分のデータからセルフコントロールに影響を与える数百の遺伝子を特定! ・これらの遺伝的素因が高い人は、問題行動、薬物使用、依存症、肥満、HIV感染の割合が低く、大卒の割合が高かった ・その効果は家庭の所得水準と同程度で、あらゆる行動を予測する最も強力な予測因子の一つに仲間入り pic.twitter.com/nvZX8SvBkX

2022-01-11 01:15:28
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