「劇場版 仮面ライダーオーズWONDERFUL 将軍と21のコアメダル」の感想

ただの感想文です。
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ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」を見てきました。一言目は素晴らしい!ですが、諸々の感想をば述べたいと思います。

2011-09-05 21:17:39
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

これまで様々な平成仮面ライダーの劇場版を見てきたわけですが、ここまで本編のテーマに密着したものも少ないかなと感じます。TV本編の最終回を見た後で、劇場版を見ることになったわけですが、この劇場版を見てるか否かで最終回への思い入れはグッと変わってくるんじゃないかなと感じるほどです。

2011-09-05 21:18:05
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

オーズのテーマに「映司の欲望」が挙げられるわけですが、最終回で彼の欲望は満たされました。(orこれから満たされていく。)

2011-09-05 21:18:54
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

この欲望が満たされる過程において、劇場版は深く掘り下げつつ上手く仮面ライダーとしての物語を描いているなあと感じます。

2011-09-05 21:19:07
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

映司についておさらい。最初から最終回近くまで、「自分の手の届く範囲で良いから困っている人が居たら手を差しのべ助けてあげたい」という理念の元、行動してきました。ただ、ここには「自分」が含まれていなかったわけですね。

2011-09-05 21:19:43
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

そして、実行する際も周りを危険に晒したくないという理由において自分だけを犠牲にしてきました。彼がこうなった理由として、劇中では昔、旅をしていた時に助けられなかった子供が居るという描写があります。

2011-09-05 21:20:12
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

つまり、映司には高潔な魂は合っても、力が無かった。しかし、アンクからメダルとベルトという力を授かり仮面ライダーとして人々を助けていくわけです。この構図は仮面ライダーWを思い出しますね。

2011-09-05 21:20:20
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

では、最終回において映司はどう変わったか。後藤さんがよく「お前一人で何でもかんでも背負いこむな。」と言っているように、自分から差しのべる手だけでなく、相手から差しのべられる手も取れるようになりました。

2011-09-05 21:20:51
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

お互いが正しい姿でよりかかれば、自分一人が助けられる範囲よりより多くの人やモノを助けることが出来ると気づきました。そしてそれは、映司自身の救済にも繋がっています。

2011-09-05 21:20:57
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

ただ、映司に差しのべられた手というのは、それまでの自己犠牲に周りが触発されたものでもあるんですよね。映司が無茶し続けなければこうはなっていなかった。

2011-09-05 21:21:43
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

その実りが、最終回で「手を繋ぐ」という象徴をもってして表現されているのですが、劇場版では具体的な形や台詞としてより鮮明な印象を残しています。

2011-09-05 21:21:52
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

かつ、最終回への布石にもなっている。さらに、このテーマと駿君を通して、仮面ライダーの魂を描いているのが素晴らしい。

2011-09-05 21:22:03
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

劇場版において具体的な形や台詞と言いましたがそれがどこかは見てきた人には分かるはずです。駿君、比奈ちゃん、江戸時代の人々、そしてアンク。彼ら全てを含み、守るべき家族だと映司は主張しています。ここで重要なのは、アンクも含まれているんですよね。

2011-09-05 21:22:17
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

上手いのは、アンクが含まれていることを皮肉まじりのかけあいに昇華していることです。これは勝手にキャラが動き出す現象に近いレベルだと感じました。

2011-09-05 21:22:26
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

そして、条件付きとはいえアンク自らが比奈ちゃんの手を取っている。また、アンクの意志が宿ったコアメダルの使用も通して、映司、比奈ちゃんとの妙な信頼関係がきちんと描写されており、TV版最終回に説得力をもたせるものになっています。

2011-09-05 21:22:43
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

アンクの意志が宿ったコアメダルの使用について、アンクは「もう二度とやらないぞ」と言ってます。そうです。三度目はないんですよねえ。。。。この台詞を聞いた時は、グッとくるものがありました。

2011-09-05 21:23:07
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

そして、一度使用した意志が宿ったコアメダルでもセルメダルがあれば復活する事実も描写されており、TV版で映司が最後に言った「いつかまた・・」へも繋がっているんですよね。この事象があるからこそ、復活への確信や想いへつながっていると。たまりません。

2011-09-05 21:23:32
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

駿君について。映司は家族の繋がり、大切さ、絆の深さを説いており、駿君は、映司が人々を守るため戦っている姿を見ています。そして、ガラに乗っ取られた母親を救う際、駿君自身が体を張って助けています。

2011-09-05 21:23:59
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

この場面は結構さりげなく流されるんですが、仮面ライダーとして、映司の魂が人々へ伝播し受け継がれているということなのです。これがあるからこそ、周りの人々は映司を助けようと思う、手を差しのべる。そして、アンクという異種とも手を取り合えた。

2011-09-05 21:24:23
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

劇場版という短い時間で、これまで映司が取ってきた行動の結果を仮面ライダーの物語として表現しきってるんですよね。

2011-09-05 21:24:58
ごみょ@嗚海護(おみまもる) @gomyo

他にもBGMのアレンジやシンクロっぷりが素晴らしいとかグリードが働いてないとかブラカワニが予想以上に格好いいとかありますが、この辺りでしめておきます。やっぱり、最終回見る前に見ておくべきだったなあというのが本音です。うむ。もったいねー。

2011-09-05 21:25:30