SNSでいがみ合うのはやめよう……NLD政権と国軍どっちがマシ?

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ロヒンギャ危機の責任はNLD政権?それとも国軍?

寄り道 @edgeofstreet918

ただ、ミャンマーが文民政権の時代においてもロヒンギャ族の迫害をおこなっていたりして、決して正当性を誇れるものではなかったのと、国内にいる少数民族などの武装勢力との武力衝突が常に問題になっている以上、軍政の方がまだマシという考えもあります。 twitter.com/eikouarucroati…

2022-02-09 11:06:00
ゲーテ&ワーグナー支持者 @eikouarucroatia

防衛省がミャンマー軍幹部らの教育訓練受け入れ 人権団体から批判:朝日新聞デジタル これ大丈夫なんかな… まぁ人権団体レベルならまだ良いけど、国家レベルでも良い目では見られないだろうし、何より「自由で開かれたインド太平洋」とはかけ離れない…? asahi.com/articles/ASQ26…

2022-02-07 17:30:16
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 それはよくある誤解なので順を追ってご説明します。まずミャンマー国軍は昨年2月のクーデター前から国内すべての暴力装置を掌握していました。憲法の規定上、防衛省、内務省、国境省については国軍が平時から完全掌握しています。

2022-02-10 13:17:03
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 内務省は警察や消防、刑務所を所管していますので、軍と警察、国境警備といった全ての暴力装置を完全掌握しています。普通の国は、軍トップは大統領や首相であり、文民(シビリアンコントロール)ですが、ミャンマー国軍のトップは国軍総司令官であり軍人です。

2022-02-10 13:17:29
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 通常、軍の大規模な作戦行動には議会の承認が必要ですが、ミャンマー国軍は国軍総司令官が実質独断で作戦を立案・指揮・実行することが可能です。ミャンマー国軍総司令官の任期は長く、しかも延長可能である為、司令官の周囲を固める大幹部は全て総司令官が任命した人間になっていきます。

2022-02-10 13:18:03
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 指揮権をもつ軍幹部の全てが総司令官の腹心であり、誰も異を唱える者はいません。そもそも階級が2つ違うと目を合わせることもできないと言われているのがミャンマー国軍です(ミャンマー国民も親や先生等、尊敬すべきとされている人に意見することができない)。

2022-02-10 13:18:32
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 議会はそもそも軍に意見できませんが、さらに議席の25%は軍人枠となっており、軍系政党の選挙での得票がゼロでも25%の議席(憲法の改正には75%超の賛成が必要)を軍が確保します。

2022-02-10 13:19:00
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 現行憲法は「2008年憲法」と呼ばれていますが、軍が「民主的な選挙」の実施を前に準備し、施行した憲法です。これまで述べてきたように国軍を文民政権がコントロールできないように憲法が設計されているのです。ロヒンギャ弾圧を文民政権が実行していた、という論説は誤りです。

2022-02-10 13:19:28
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 ロヒンギャ弾圧のほぼ全ての責任は国軍にあります。ミャンマー国内におけるロヒンギャに対する偏見も、国軍が国営放送と国営紙を使って国民を洗脳し続けた結果です。つまり、この偏見も国軍の責任、国軍の罪です。

2022-02-10 13:19:57
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 「内務省は警察や.....」という部分に誤りがありました。言いたかったのは国防省(軍)、内務省(警察)、国境省(国境警備)により全ての暴力装置を掌握している、ということです。内務省が軍や国境警備を所管しているわけではありません。

2022-02-10 13:24:17
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 ミャンマー国軍が民族浄化を行っていたのはロヒンギャに対してだけではありません。少数民族がミャンマー国軍に対する抵抗活動をしているのはミャンマー国軍に原因があります。

2022-02-10 13:30:36
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 クーデター後は、少数民族だけではなく都市部のビルマ族に対しても虐殺、略奪、不当逮捕・拘束、拷問と暴虐の限りを尽くしており、私のスマートフォンは友人から送られてくる恐ろしい画像、動画で溢れかえっています。「軍政の方がマシ」ということは100%ありません。以上です。ありがとうございます

2022-02-10 13:31:15

寄り道氏の反論
①国際司法裁判所はスーチーにロヒンギャ弾圧中止を勧告
②NLD政権には十分に実権があった。

寄り道 @edgeofstreet918

@archemist0 詳しい説明をありがとうございます。 とは言え、2020年1月に国際司法裁判所はアウンサン・スー・チー氏が行っていた抗弁を退けてロヒンギャ族への弾圧を中止するように勧告していますし、ロヒンギャ虐殺の黒幕は969運動の指導者アシン・ウィラトゥとされています。

2022-02-10 13:37:32
寄り道 @edgeofstreet918

@archemist0 この969運動はスー・チー氏の支持基盤の一つであり、また軍事政権時代に軍部に取り入っていた政商がNLDに資金提供をしている点からも、政治的な権力がNLDとその事実上の支配者であるスー・チー氏にあった事は疑いようがないでしょう。

2022-02-10 13:42:12
寄り道 @edgeofstreet918

@archemist0 同様に軍部にそこ迄の権力が維持されていたなら、クーデターを起こす必要がなく、NLDと文民政権を傀儡化して国際社会からの避難の矢面に立たせていれば良かったのですが、そうしていないのは出来なかったからと見る方が正しいと思います。

2022-02-10 13:43:49
寄り道 @edgeofstreet918

@archemist0 軍側も影響力を維持していながら、然し決定的にはなっていなかった。其れが総選挙を否定して軍がクーデターを起こさなければならなかったのであれば矛盾がなく、同時にロヒンギャ族の虐殺が文民政権によって行われていた事も説明できてしまうと考えています。

2022-02-10 13:46:27

①に対するしゅしゅ氏の反論

しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 お答えします。スーチー国家顧問は国際司法裁判所にてミャンマー国軍を指弾する覚悟で臨んでいたのだと思います。

2022-02-10 13:43:40
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 しかし、2008年憲法の「クーデター条項」をチラつかせる国軍からの警告により「国民をクーデターの混乱に巻き込んではいけない」との決意から『憲法を改正し、国軍の力を削いでから、軍を裁く』と一人、孤独な闘いをする意志を固められたのではないでしょうか。

2022-02-10 13:44:11
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 実際、スーチー国家顧問は一部の軍人議席を懐柔し、憲法改正の準備を整えていました。元々、ミャンマー国民を軍の圧政から開放する使命の為に、ご自分の人生すべてを犠牲にされている方です。最愛の夫、可愛い息子達とも会えなくなると分かっていながら亡命せず、国に残って長期間幽閉されることを選択

2022-02-10 13:46:12
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 軍と、軍による洗脳によりロヒンギャを敵視していたミャンマー国民の間に挟まれ、誰にも志を打ち明けられず一人、戦っていたのだと思います。

2022-02-10 13:54:10
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 国際司法裁判所での国軍擁護(国内の混乱や軍の暴走を避ける為の擁護)発言により、スーチー氏への国際社会からの評価は「民主化の女神」から「虐殺の悪女」にまで落ちました。

2022-02-10 13:54:47
しゅしゅ @archemist0

@edgeofstreet918 「国軍を擁護してでもミャンマー国民の生命と平和な生活を守る」と決意していたのです。こんな政治家が他にいるでしょうか。

2022-02-10 13:55:21

②に対するしゅしゅ氏の反論(1)