アラサーセイカさんと結月弟の密談《完結済み》

ぽんこたつ @reward_5477

弟「まずあかりちゃんはここで普段どんな事をしてたの？」 あかり「今の世界情勢を見ながら主要人物の本の内容を書き換えるぐらいですかね？」 弟「じゃあテレビやスマホを使って誰かに暗示や催眠術をかけたりは？」

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あかり「ん…？できるっちゃできると思いますけども…やはり本の方を直接弄る方が効率的だと思いますよ？」 弟「そっか、じゃあ今度はセイカさんになりますけども…」 弟「貴方はこの時代の人ではありませんよね？」 セイカ「そう、ね…」

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セイカ「私は2046年から来た未来人」 セイカ「その年にある事件が起きてその根底となる原因がこの時代にある事が判明してそれの調査、または根絶するために来たわ」 セイカ「まぁ原因といってもおおよそは予想できると思うけども…」 弟「…世界中での行方不明者がそれになるんですか？」

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セイカ「えぇ」 セイカ「私が知っている限り、分かっているだけでこの時代で消えた行方不明者の総数は約10億人」 セイカ「そしてある日…2045年に突然戻ってきたの」 セイカ「化け物のような姿になってね…」

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弟「え…？」 セイカ「そいつらは人を虐殺して回ったわ」 セイカ「もちろん、人類側もただ黙ってやられる訳ではなく、その化け物が何なのかを調査した結果…」 セイカ「出た結論が人間だったのよ」

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弟「でも、化け物、なんですよね？」 セイカ「えぇ、言葉も話すし、知恵もあり、並外れた身体能力を身につけた人外…」 セイカ「でもどれだけ調べてもデータは正直だったわ」

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あかり「…もしかして」ﾎﾞｿｯ… セイカ「…！ 何か思い当たりがあるの！」 あかり「おそらく…ですけどね」 ～～～

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ｰ研究所跡ｰ セイカ「…ちょっといい？」 あかり「なんです？」 セイカ「私の持ち物をなおくんに預けるのって意味あるの？」 あかり「そうする事であかりも安全になりますし、なお先輩もあかりを脅迫できますよね♡」ｷｬｯ

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セイカ「…まぁいいわ、それでなんでここに戻ってきたの？」ｼﾞﾄｯ あかり「あかりを作った張本人から話を聞こうかな、と思いまして」 あかり「というよりもこの場に来ないとアソコに行けないんですよねぇー」 セイカ「え、マジ？」 あかり「マジです」

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あかり「改めてと言いますがあかり達が今いるこの世界って何かわかります？」 セイカ「本当の現実世界…ではないけども関連性がある世界でしょ？」 あかり「いえ、ここも現実世界の1つですよ？」 セイカ「は？」

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あかり「ただ知覚情報を極限状態まで引き伸ばした電子世界になりますね」 弟「つまりどういう事？」 あかり「時がほぼ止まった世界で自由に動けるアバターを使って操作してる感じになりますかね？」 弟「要はゲームの世界みたいな感じ？」 あかり「ニュアンス的にそんな感じでいいかと」

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セイカ「それで、ここに来てどうす…」ｼｭﾝｯ 弟「え？」ｼｭﾝｯ… あかり「はい、という訳でお久しぶりで～す♪」ﾋﾗﾋﾗｯ きりたん(16)「…」ﾁﾗｯ… セイカ「子供…？」 弟「ですね…」

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セイカ「それにここって…研究所跡地の地下って事だよね？」ｷｮﾛｯ… きりたん「…出てってくれます？」ﾌﾟｲｯ… あかり「あれ、ご機嫌ななめですか？」 きりたん「そりゃそうでしょう？」 きりたん「貴方達に人生めちゃくちゃにされたので」

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セイカ「…随分と堂々としてるけども」 セイカ「この周りにある培養カプセルの中身…行方不明者達って事でいいのかしら？」 きりたん「そうですが何か？」 セイカ「そう、それだけ聞ければじゅうぶ…」ｽｯ… あかり「ちょっ～とだけ待ってくれます？」ﾎﾟﾝｯ セイカ「…」ﾋﾟﾀｯ…

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あかり「さて…」 きりたん「…何のつもりですか？」 弟「あかりちゃん、何してるの！？」 あかり「…取り引きしませんか？」ﾆｯｺﾘ ～～～

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ｰマンション内ｰ セイカ「…ぁれ？」ﾊﾟﾁｯ… ずん子「んっ…？」ﾁﾗｯ… セイカ「現実！？」ｶﾞﾊﾞｯ!! イタコ「ちゅ、ちゅわわ！？」ﾋﾞｸｯ セイカ「…ってあれ、どういう状況？」

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ずん子「どういうって…貴方が言い出したんでしょう？」 ずん子「彼氏に振られたから愚痴に付き合って…て言ってたじゃないですかァ？」ｸﾞﾃﾞﾝｸﾞﾃﾝ… セイカ「え、え…？」 ずん子「でもよかったじゃないですか、独り身どうしずっと一緒にいましょうよ～♪」ｷﾞｭｯｰ

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セイカ「ちょ、なんかキャラ違うくない…？」 ずん子「え～？ あの夜の出来事は嘘だったんですかぁ？」 セイカ「本当に私と貴方の間に何があったの！？」 イタコ「あら、あらあら…お二人共私が知らぬ間にそんな仲に…」

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セイカ「身に覚えがございませんが！？」 セイカ「ていうか明日もどうせ早いんでしょ！ ほら、早く寝ましょほら！」 イタコ「ん？ なんでですの？」 セイカ「え、何でってそんなの…」 イタコ「今はアカリちゃんのお陰で世界中が平和ですわよ？」

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セイカ「えっ…？」 ずん子「そうですねぇ、アカリちゃんが全て管理して下さるから我々人類はこうやって自堕落に生きていけますからねぇ～♪」 セイカ「さっきから、なにいって…？」

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イタコ「＜●＞＜●＞」 ずん子「＜●＞＜●＞」 セイカ「ひっ、や、やだ、だすけ…来ないで…やっ…ヤダっ！？」ﾌﾟﾂﾝ… ……… …… …

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ｺﾎﾟ… ｺﾎﾟｺﾎﾞﾎﾞｯ… 「あれ～？ またセイカさん壊れたんですか？」 「…100回からはもう数えてませんが、バグが多いのは困りものですね」 「やはりイレギュラー要素が多いのでしょうね…」

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「けど楽しそうですねぇ？」 「そうですかね？」 「えぇ、目が生き生きしてますよ？」 「…ふーん」 「ふふっ…」ｸｽｸｽ…

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「所でそちらの方は？」 「え、聞いちゃいます？ 聞いちゃいますかぁ♡」ﾃﾞﾍﾍｯ 「いやぁ、やはり肉体という縛りプレイがなくなったのが大きいですねぇ♡」 「昨日は━━━━━━をして今日は帰ってから━━━━━━━━━をするつもりですよォ♡」 「めっちゃ早口でいいますやん、この人」

ぽんこたつ @reward_5477

「もうほんっっっっとなお先輩が愛おしくて愛おしくて…あぁ、先程愛し合ったのにまた欲しくなってきました♡」 「…私が言えた義理ではないですが程々にしてあげて下さいね？」 「…？ 何がですか？」 「いえ、元からネジが飛んでいたなと思いまして」