アラサーセイカさんと結月弟の密談《完結済み》

ぽんこたつ @reward_5477

ｰ深夜の公園ｰ 結月弟(18)「…」 弟「…どうしよ」ﾊｧ… ？？？「やぁ、こんな深夜にどうしたぁしょうねーん？」 弟「…？」ﾁﾗｯ…

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セイカ(29)「はぁーい、げんきぃー？」ﾌｰﾗ、ﾌｰﾗ… 弟「酒くさ…っ、あの誰ですかあなた？」 セイカ「わたしぃ？」 セイカ「ワタシはぁ、セイカお姉さんでーす」ﾋﾞｼｯ

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セイカ「今日も今日とて上司にこきつかわれたり、セクハラ発言されてストレスマッハなセイカお姉ちゃんでーす」ﾀﾞｷｯ 弟「…モガっ！？」ﾋﾞｸｯ セイカ「んぉ？」ﾜｷﾜｷ セイカ「キミィ、中々よいお尻をお持ちですなぁ？」ﾓｯﾐﾓﾐ 弟「～～～っ！？」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

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セイカ「あ～ダメだよ、ワタシぃ、職場のおかげでちょびっと武術たしなんでるからさぁ～？」ｷﾞﾁﾁ セイカ「ほ～ら、キミはお姉さんが飽きるまで大人しくまさぐられるしかないのだよぉ？」ﾜｻﾜｻ 弟「むぅ～～～～～っ！！！？」ｼﾞﾀｼﾞﾀ ～～～

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ｰ朝･マンションｰ セイカ「んっ…」ﾊﾟﾁｯ セイカ「…ぁーあ、頭いった…」 セイカ(てか職場から居酒屋入ったまでは記憶あるけどそれ以降の記憶が全くない…)ﾎﾞﾘﾎﾞﾘ… セイカ「しっかし、都合いい様に使いやがってあいつらァ…」ｲﾗｲﾗ…

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セイカ「私を飼い慣らしたいなら飴と鞭を上手に…んっ？」ﾓｿﾞｯ… 弟「…」ｽｰ…ｽｰ… セイカ「…」 セイカ「…」ｸﾞｼｸﾞｼ… セイカ「…」 セイカ「え？」

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セイカ(落ち着け、京町セイカ) セイカ(私の53万の脳内CPUをフル稼働させろ) セイカ(ここは私の部屋で時間は10時すぎ)ﾁﾗｯ セイカ(遅刻は確定だがそれは恒例行事なのでもはやどうでもいい) セイカ(というか奴らは私を野放しにしたくないし、怒られるなら昼頃にダラダラと出社しよう)

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セイカ(当の問題はこの少年は誰ですか、って話…)ﾌﾟﾆ セイカ(あぁ^～10代の肌、心が潤うんじゃぁ^～)ﾌﾟﾆﾌﾟﾆﾌﾟﾆﾌﾟﾆ 弟「…んぅ」ﾓｿﾞｯ セイカ(おっと、危ない危ない)ｽｯ…

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セイカ(でも状況的には…) セイカ(私がいつも通りに酔っ払って店をハシゴして今回はぐでんぐでんになるまで酔って) セイカ(その後、深夜辺りにこの少年とどっかで会って) セイカ(そしてなぜか私が引き取ることになった…って感じかしら？)

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セイカ(つまりは…この子は家出少年！)ﾊﾟﾁﾝ 弟「…？」ﾓｿﾞｯ セイカ(もし家出少年なら…私の職業的にもギリギリセーフ…よね？) セイカ(いえ、寧ろこんなかわ…幼気な少年を夜の街にほっぽり出す方が重罪だわ、うんうん)

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弟「あのっ…」 セイカ「あっ、起きたのね」 セイカ「調子はどうかな？」 弟「…」ｼﾞｯ… セイカ(あ、あれ？)ﾀﾗｰﾘ… セイカ「そ、そうだ…朝食にしましょうか！」

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セイカ「ちょっと散らかってるけども…」ｽｯ… 弟「…っ」ﾋﾞｸｯ セイカ(おんやぁー？)ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ… セイカ(これはうん…そうね、あれね！) セイカ「すいませんでしたー！！」ｶﾞﾊﾞｯ!!

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セイカ「お姉さん、昨日はストレスマッハで記憶が飛ぶまで飲んでまして昨日の事はほぼ覚えてないんです！」 セイカ「そしてなぜ君のような少年と一緒のベッドで朝チュンしてるか全くもって記憶にないんです！！はい！！」 弟「」

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セイカ「も、もしも…法に触れるような事があれば何なりと…」 弟「ま、まってまって！」 セイカ「ふぇ？」ｽﾞﾋﾞｯ… ～～～

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セイカ「えーっと、つまりは…」 セイカ「君の…なおくんって呼んでいいかな？」 弟「あ、どうぞお好きなように」 セイカ「ん、ありがと」

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セイカ「それでなおくんの家は現在父親の浮気で戦争状態」 セイカ「数ヶ月間ほど窮屈な生活を続けておりまして」 セイカ「それにより普段から暴力をふるってくる姉のストレスがより酷くなった」

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セイカ「結果、なけなしの小遣いを使って電車を使い、偶然にも私のアパート近くの公園に辿り着いた」 弟「そう…ですね」 セイカ「で、その後は…うん」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ… 弟「セイカさんに…その、身体をまさぐられて」

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弟「部屋に連れ込まれて…抱き枕にされた感じですね、はい」 セイカ「」 弟「大まかにはこんな感じでした…」 セイカ「あの、ほんっと…何と申し上げをしたらよいか…」

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弟「いえ、もしもあのまま公園にとどまっていたら…」 セイカ「ん？」 弟「あっ…なんでも、ないです…」 セイカ「そ、そっか…」 弟「…」 セイカ「…」

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セイカ(なんというか…)ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ… セイカ「えっと、さ」 セイカ「私のこの部屋って基本、最低限の生活と寝るためにあるような場所なんだけどさ」 弟「…？」 セイカ「なおくんがよかったらさ、暫くここ家替わりとして…ね？」

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弟「…」ｼﾞﾄｯ… セイカ「わ、わかった！お酒は絶対に飲まないから！なおくんがここにいる間はお姉さんお酒断つから、ね？」 弟「…」 セイカ「…うん、まぁさ…ゆっくりでいいよ」 セイカ「お姉さんも似たような境遇だったからね」 弟「え…？」

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セイカ「そうだね、何から話そっ…」ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ… セイカ「…」ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ… 弟「あの…」ﾌﾞｰﾌﾞｰﾌﾞｰ… セイカ「…ちょっとだけ待っててね」ｽｸｯ… ｽﾀｽﾀ…ｶﾞﾁｬ… ｻﾞｯｹﾝｼﾞｬﾈｪｿﾞ!! ｷﾉｳﾉｷｮｳﾃﾞﾄﾞﾝﾀﾞｹﾂｶｲﾏｼﾀｲﾝｼﾞｬﾎﾞｹﾞｪ!!

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弟「」 ｷｨ、ﾊﾟﾀﾝ セイカ「…」ﾆｺﾆｺ 弟「」 セイカ「ふぅ、スッキリした」 弟「あ、あの、いいんですか？」

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セイカ「え、あーお姉さんの職場のこと？」 セイカ「いーの、いーのどうせ大した事じゃないし」ｹﾗｹﾗ 弟「ちなみに…職業って？」 セイカ「表沙汰として話せる範囲としてはサイバー警察ってやつなるのかな？」 弟「サイバー警察、ですか？」

ぽんこたつ @reward_5477

セイカ「ネットをウロウロしてパトロールする人達だねー」 セイカ「ま、私がいる所は日本にテロ行為をしようとしてる奴らだったり、ダークウェブよりももっと深い所に潜ってる人らとドンパチしてんだけど…」 弟「…！」ｺｸｺｸ