「風評被害」に対応するには「風評加害」もどうにかする必要があるとする一言説

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

結局のところ、原発事故の風評（偏見）問題については「科学的に正しい知識が足りない」ではなく、その周知を妨害する風評加害勢力にいかに対抗していくかが重要と言えるわけです。 「汚染水」呼ばわり然り、「トリチウム君」騒動然り、復興庁ＣＭ放送拒否然り、副読本や今のチラシ回収騒動然り。

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書籍執筆において参考にした笹原和俊氏 @soramame0518 「フェイクニュースを科学する」は、非常に良書でありました。 特に、人々が持つ注意力を有限の稀少資源と定義した上で、それを奪い合うアテンション・エコノミーが起こっているとの内容は、風評対策に必要なものを考える上で極めて重要と思います

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

たとえるなら、振り込め詐欺などの特殊詐欺に対し「詐欺はいけません」「詐欺に気を付けましょう」と「正しい情報」の啓蒙をする一方で、犯人の罪を問わず野放しにして被害を減らせますか？ということにも通じるわけです。 正しい情報の発信は当然とした上で、粗悪な情報と発信源へのコミットも大事。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

書籍のエピソードにも少し書きましたが、私が「風評加害」についての問題意識を強くしたきっかけは、まだ住民が戻ることができなかった原発事故避難区域に行ったとき、明らかに人為的に割られた窓ガラスや荒らされたＡＴＭを目の当たりにしていたことにもあります。 いわゆる、火事場泥棒の被害ですね

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

人の不幸につけこんで盗みに入るような悪意は、確実に社会に存在するわけです。 それが、「言論空間においてだけは無い」はずがないでしょう。 原発事故の混乱に乗じて、人々の心のガラスを叩き割り、土足で入り込んで滅茶苦茶に荒らすような連中は、少なからずいるわけです。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

しかし、社会はそういう火事場泥棒行為に対して被害を被害とすら認めてこなかったわけです。 「全ては原発事故が悪い」「国と東電が悪い」として隠れ蓑にすれば、火事場泥棒がやりたい放題。それはいけません。 だから、災害本体と「情報災害」を分けて可視化することが大事と考えた。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

無論、それは原発事故という災害本体、国や東電の責任を免責するわけでは全く無いわけで。 それはそれとした上で、「情報災害」という別の災害をちゃんと可視化させなければ、風評加害という「火事場泥棒」を抑止出来ない。それによる被害を減らすことも出来ない。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

そもそも、「情報災害」は災害本体に勝るとも劣らない人的・物的被害を生じさせているわけです。 反HPVワクチン禍がどれだけの不幸を生んだのか。今の新型コロナウイルス禍でも、「反ワクチン」で本来避けられたはずの犠牲が生まれたことでしょう。 「情報」は、多くの人の人生や生命を左右します。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

なお2006年のWHO報告書によれば「メンタルヘルスへの衝撃は、チェルノブイリ原発事故で引き起こされた、最も大きな地域保健の問題である」とされています。 あれだけ特異な被曝があったチェルノブイリでさえ、最も大きな地域保健の問題は「メンタルヘルスへの衝撃」だったと。env.go.jp/chemi/rhm/h27k…

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

ならば、放射線被曝そのものでの健康被害が起こらなかった福島での原発事故で起こった「震災関連死」や諸々の健康被害と、福島に対するデマやほのめかしによる「風評加害」がどういう関係にあるのかは、言うまでもないでしょう。 「念のため」のゼロリスク志向こそが、別のリスクを増加させた。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

すなわち「風評加害」というのは、思った以上に直接的に犠牲者を増やす行為な訳です。 「福島に住んではいけない」「ガンになる」「奇形が生まれる」「長生きできない」みたいな言説が、何を引き起こすのか。その教訓は、チェルノブイリで既に示されていたとも言えます。ところが

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

「チェルノブイリを見ろ！」と叫んだジャーナリストや有象無象の人々は、チェルノブイリからセンセーショナルな事例ばかりを引き合いに出した一方、こうしたＷＨＯの報告書で得られていた教訓を無視し、むしろメンタルヘルスへの衝撃を助長させてしまったわけです。 そして今も、それらへの反省はない

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

今も、日本国内でさえ一部の人々を中心に執拗な「汚染水」呼ばわりや「正しい情報」を伝えるウェブやチラシの情報発信への妨害が目立つわけです。 彼らの行為が何を引き起こすのか。それは、すでにＷＨＯ報告書でも明らかだったわけです。 しかし、それが未だに野放しにされ続けている。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

だからこそ、この「情報災害」を終わらせるため、「風評加害」を可視化させ、それらに対抗していかなければならないと言えるでしょう。

HAYASHI Tomohiro @SonohennoKuma

まあ、私はいい加減ウンザリして最近は特にやさぐれているし、結果、時々非常に口が悪いのでね。 不十分な点や至らぬところも多々あるわけですが。 力不分な点は、より善き皆さまにお願いしたいところでもあります。 目的は「情報災害」被害の低減と、次世代の子供達へ被害を残さないことだけです。

増田かおる 松戸市議会議員【いきいき誰もがが育つまち！】 @matsudosimasuda

以下のキャンペーンに賛同をお願いします！ 「日本政府、韓国政府、すべての国の政府: 福島原発事故10年、汚染水を海に流さないで！ 原発もうやめよう！」 汚染水の置き場はまだまだあります。事故を起こした責任として海に流すなんてとんでもない💢 chng.it/S7hQvmbG @change_jpより

くまがい義彦　📣宮城県議会議員（栗原市選出）🗳️６期目当選🎉 @kumagai_yoshi

明日に知事と県教育長に、この問題で申し入れ、要望書を提出することになっています。 科学的論拠も無いものを、学校現場に直接送るなどもっての他です。 宮城県議会は、福島原発の汚染処理水(国はトリチュムとごまかす)の海洋放出(投棄)には反対をしています。 kahoku.news/articles/20220…