SHs大戦第6話「埼玉鉄道99」シンプル版 2022/3/13完結

原作:トリケラプラス @toluna_plus 作画:100 @gearR3X によるツイッター小説。SHs大戦の公式アカウント。 続きを読む
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そんな彼女にとって密着した状態であるのであれば例え服の上からであろうとも力を持て余した生娘一人を屈服させるなど、わけのない話であった。天使が肉欲に溺れる。 「埼玉の…埼玉の力が抜けていく…やだ……やだぁ!あんた……車掌の私にこんなことしてただですむと思ってんじゃないでしょうねえ」

2022-03-10 22:24:00
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「思ってないわよ~。だからただで済ましてくれるようになるまで墜としちゃおうかなって」 「そんなことしてやるわけ……んひぃ!?」    ライズは片手でシラコバトの躰を触りながらアークへと手招きをする。それに応じてアークは現場に足を踏み入れる。

2022-03-10 22:27:00
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「ちょっと時間足りなそうだからアークちゃんも手伝ってくれる?」  「なるほどね……いいよ、丁度それに適した能力もあるからさ」  「ひ……やめ……ーッ!!」

2022-03-10 22:30:01
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アークの持つ四種のSH能力の一種、床じょーず。取り立てて宣言されてはいなかったがこれまでもセクハラの際に使われていたソレは埃にまみれた人類史に接続し世界中の性に纏わる技能をその都度ダウンロードするという能力であった。この能力によりアークは熟練の技師にも勝る技術を獲得していた。

2022-03-10 22:33:00
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風俗出禁の女と床じょーずな女、百戦錬磨もはだしで逃げ出す二人の責めに耐えられるものなどおおよそこの世には存在しないだろう。シラコバトはそれに飲まれた。  「やめ……み、みないで……今の私をみないでツクモぉ!!」 pic.twitter.com/Aei6Uqvr4M

2022-03-10 22:36:00
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『チヨちゃん……!やめてください!チヨちゃんをこれ以上虐めないで……なんでもしますから!』 汽車ツクモの悲痛な叫びにライズは目を輝かせ。そして笑っていった。

2022-03-10 22:39:00
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「それじゃあ次の駅で降ろしてくれる?あと九両目以降のことは不問ということで一つ……!」  交渉は成立した。 SHs大戦6-13 終

2022-03-10 22:42:00

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♦  『次の駅に到着します院塔~院塔』  戦いを終え、客車にてメアと合流したアークたちに車内放送の声が聞こえて来る。その情報にライズは立ち上がり。  「私ここで降りるわ。折角来てくれたのにあんまりおもてなしできなくてごめんね~」

2022-03-11 22:03:00
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「そんなことないのだ!色々面白いもの見れて楽しかったのだ!アークの友達がライズみたいなねーちゃんで安心したのだ」  「うん。嫌われてるかもって思ってたけど……無事に会えてよかった」

2022-03-11 22:06:00
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そこまで聞くとライズは人目も憚らずアークを抱きしめてやる。アークはとまどいつつも人肌の温度に心地よさを感じ身を委ねる。その耳元でライズは囁く。  「ともだちでしょ。嫌ったりしないわよみんなね。色々変わったけど甘えんぼさんなのは変わんないのねアークちゃん」  「うるさい」

2022-03-11 22:09:00
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「ははははは、そうだ、連絡先交換しときましょ。それと……他の娘はわからないけど私、コタツとだけは繋がり保ててるのよね。あの娘にも今日のことお連絡しておくわね」  コタツ、その名を聞くと顔を明るくしたアークだったがふと、顔を諫め、何かを決意したかのような表情でライズに向かい合う。

2022-03-11 22:12:00
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「いや、連絡先だけ教えて。コタツちゃんには私から連絡する。そうしないといけない気がするから……」  「……そう。頑張ってね。でもわかってるとは思うけど……あの娘返事凄く遅いから……なかなか返事が来なくても落ち込んじゃだめよ?」

2022-03-11 22:15:00
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「ハハハ、一ヵ月ぐらい待たされるかもね」  「そんなになのだ~?」    皆でくすくすと笑っていると汽車が駅に到着し人々が我先にと車外に出る。そんな波にライズも続き。駅のホームからアークたちに向って手を振る。

2022-03-11 22:18:00
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「じゃーねアークちゃん、メアちゃん、ミニアークちゃん。また会いましょ~」  「またねライズちゃん!」  「またなのだ~」  「ジャアナー」

2022-03-11 22:21:00
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そしてアークたちを乗せ、通常走行へと戻ったツクモは次の駅へと進み始める。客も少し減った車内でメアは思い出したように叫ぶと隣のアークをゆする。  「そういえばライズのねえちゃんが何の仕事してたか聞いてなかったのだ」

2022-03-11 22:24:00
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「そういえば何やってんだろうな。ちょっと聞いてみるか。ライズちゃん今なんのお仕事してるの?っと返信くるかな」  メッセージを送信して数秒後ミニアークが再び現れ。  「ヘンジガキタゼ」  「どれどれ」  アークたちは一斉にメッセージ画面をのぞき込むそこに記載されいた内容はこうだ。

2022-03-11 22:27:00
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この文言に皆は顔を見合わせ。やがてアークがぽつりと皆の総意を呟く。 「どっちかっていうとライズちゃんがパクられる側だよな……」 アークたちはその後せっかくなので埼玉観光を続け、サンに頼まれていた地元の入浴剤と土産を購入して帰路についた。

2022-03-11 22:30:00
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『さっきぶりだネ!!!  お姉さん の職業が気になるのカナ???  アークちゃんはお姉さんさん大好きなんだなぁ( *´艸`)  ナンチャッテ(^-^)/  それじゃあ教えてあげるネ!お姉さんの職業は万引き!Gメンだヨ!?!?  万引きしてたラ?パクパクしちゃうからネ(`・ω・´)  それじゃあネ♡』

2022-03-11 22:30:01
SHs大戦 @SHs42610278

なお、余談であるが汽車ツクモは道具が意思を持つようになる不思議な汽車として一層根強い人気を獲得した……らしい。

2022-03-11 22:33:00
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♦  方舟市の廃墟区画。日中もありえん。に類するものたち以外滅多に立ち入らない区画であるが、それも深夜となると人の気配が絶えたような静けさである。

2022-03-11 22:36:00
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そんな区画の一棟。その暗い一室の中で光りを放つものがあった。モニターだ。小型のモニターが起動しており。少し前の時間の方舟市の街の各所を高速で映し出している。街中の監視カメラに介入していると思われるそれらの映像の中に一人の少女の姿が映っていた。

2022-03-11 22:39:00
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アークだ。カメラが彼女の存在を認めた瞬間。幼さを含んだ歓喜の声が漏れる。モニターの前には春だというのに厚着をしたどこか浮世離れした少女がいた。15程の年頃だと思われる少女がこんな場所にいること自体が異常であるが、彼女に至ってはここにいることが自然であると思わせる雰囲気を持っていた。

2022-03-11 22:42:00
SHs大戦 @SHs42610278

「アークちゃんだ!埼玉から帰ってきたんだね。あはははは、お金ないのに買いすぎ。変わんないなぁもう……っといつもの子はまたいるんだ」

2022-03-11 22:45:00
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