ロシア諜報機関職員の手紙(現状分析)

Vorspiel @Vorspiel2

西側が拒絶したら? その場合、本物の国際紛争に巻き込まれる可能性も否定しない。1939年のヒトラー同様に。我々の「Z」[紀章]は鉤十字同様に扱われるだろう。

Vorspiel @Vorspiel2

(ウクナイナでの)局地的な核攻撃はありうるか? イエス。但し軍事目的ではない。こんな兵器は防御を崩す役には立たない。使うなら目的は我々以外(西側諸国)の恫喝だ。

Vorspiel @Vorspiel2

我々はウクライナに全責任をおっ被せるシナリオをせっせと種まきしている。ナルイシキン(ロシア対外情報庁官)と配下のSVRは、ウクライナが密かに核兵器を製造していた、という証明をせっせとこさえている。クソったれ。

Vorspiel @Vorspiel2

連中は、我々がとっくに分析し放棄した論を押し通そうとしている: [核兵器開発の]専門家やウランがあったことの証拠や証明など、でっち上げることは不可能だ。ウクライナには劣化同位体238[ウラン238]が何トンもある—だが問題にはならない。核燃料サイクル上、作り出すことを秘密にはできない。

Vorspiel @Vorspiel2

汚い爆弾にしても秘密裏に作成することはできない。ウクライナの古い原発では、必要な物質は副産物として最小限産出されるのみだ。アメリカはMAGATE[IANAのロシア語表記]と共にこういう施設を監視しているから、こんな論を出すだけで馬鹿にされる。

Vorspiel @Vorspiel2

1週間後には何が起きているだろうか? 2週間後でもよい。我々はドツボにハマり、古き良き、空腹の90年代を思い出すことになるだろう。

Vorspiel @Vorspiel2

カディロフが地団駄を踏んでいるのも故ないことではない。彼等には彼等の野心がある。彼は「無敵」として名をあげた—もし失敗したなら、自分の部下達に引き摺り下ろされることになる。

Vorspiel @Vorspiel2

それからシリア。「諸君—耐えろ、ウクライナが片づけたら我らのシリアでの地位を強化する。」実際のところ、ロシアの分遣隊はいつ補給が切れるかも分からず、その後には熱波が待っている…

Vorspiel @Vorspiel2

トルコは海峡を封鎖したし、シリアに物資を空輸するのはオーブンを金で火にかけるようなものだ。しかもだ—これはすべて並行して起こっている。ひとまとめにして分析する時間すら無い。

Vorspiel @Vorspiel2

我々の現状は1943-1944年のドイツのようなものだ—だがこれはウクライナでの「初期状態」にすぎない。 過労でくらくらするし、これは実は夢で以前と何も変わっていないのではないかと思うことすらある。

Vorspiel @Vorspiel2

監獄について—今後も悪化するだろう。ナットは血が滲むまで締め付けられるだろう。どこでも。有り体に言って、純粋にテクニカルな観点では、現状をコントロールし続けるにはこの手しかない。

Vorspiel @Vorspiel2

我々は既に総動員体勢だ。だがこんな体勢は長く続けられない。タイムテーブルがどうなっているのかは分からないが、状況は悪化の一途だ。国家統治というのものは、総動員を掛けたら狂い始めるものと決まっている。しかもだ: 100mを疾走できるとして—それをマラソンでやったらどうなるか。

Vorspiel @Vorspiel2

で、ウクライナ問題について100m競走よろしく飛び出したものの、よく見たら参加登録したのはマラソンだった、ということだ。しかもこれは、現状のかなり簡潔な要約でしかない。

Vorspiel @Vorspiel2

更に皮肉なことを言えば、私はプーチンが核の赤ボタンを押して世界を終わらせるとは思えない。 まず、それを決められるのは1人ではない。誰かが反対するだろう。このプロセスには多数の人間が関与している。「赤」ボタンを1個押すだけ、というものではない。

Vorspiel @Vorspiel2

経験的に知られているとおり、制御構造に透明性があるほど、問題点は見つけやすい。誰が何をどうコントロールしているか混沌としているにも関わらず、虚勢を張った報告ばかりが飛び交う状況にこそ、問題が潜んでいるのが常である。

Vorspiel @Vorspiel2

「赤ボタン」システムが言われているとおりに稼働するかは確信が持てない。それに、プルトニウム燃料は10年毎の交換が必要だ。

Vorspiel @Vorspiel2

3つ目、これが最も唾棄すべきで悲しいことだが、私個人の信念として、側近すら近づかせないようになったプーチンが、自分自身を犠牲にするなどとは思えない。

Vorspiel @Vorspiel2

プーチンが恐れているのがCOVIDなのか暗殺なのかはどうでもいい。もしプーチンが、自分を最も信頼していた人物すら恐れているのだとしたら、自分自身と最愛の者を破壊するなんてことができるものかね? (英訳終)