博物館・美術館とボランティアとお客のステキな関係☆……を夢見て
- kinoboriyagi
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活動の結果として、生涯学習や自己実現になるのは、素晴らしいことだと思う。ボランティアの対価として、それらは当然得るべきものだと思う。でも募集する側が「生涯学習してもらうために」と自ら言うのは、変じゃなかろうか。「手助けをしてもらうために、募集する」というのが自然じゃなかろうか。
2011-09-05 22:59:47というのも、ボランティア活動が「生涯学習してもらう」ことを目的とするなら、館の活動のクオリティや職員の本務の時間を削っても、「やりがいを与えるために」しなければならないことになってしまう。そうなってしまった例も実際に見たけれど、やっぱり不健全だ。
2011-09-05 23:00:08例えばミュージアムのボランティア活動で、まず想像される「ギャラリートーク」。あれは担当学芸員でも苦労する仕事なのだ。それを「生涯学習してもらう」という目的のために行うなら、ボランティアさんの自己実現のために、来館者の満足度が下がっても仕方がないことになってしまう。それはおかしい。
2011-09-05 23:00:26だけど、サービスを向上させるために手を借りたい場面が出てくる。その時にクオリティを下げないためには、門戸を狭めることになっても、ある程度それを専門にしている人に来てもらうのがいいと思う。その対価に、できる範囲でインセンティブを提供する、というのが今考えられる落とし所かなぁと。
2011-09-05 23:00:41うまくまとめられたかはわかりませんが、そんなことを考えています。まぁとにかく、「よそもやってるし、ウチもとりあえずボランティア募集しよう。」という浅はかな意図、ダメ、絶対。「生涯学習」と「ボランティア」はごっちゃにしちゃダメだよ。
2011-09-05 23:00:51曲解すれば、「お前らを専門的な労働力として期待しているわけではない。あくまでもお前らは『お客様』だ」という謂でもありますね。 @nanami_yuki: 「生涯学習の場を提供するために、ボランティアを募集する」
2011-09-05 23:21:20何かを与えてもらおうとしてボランティアに来ると、困ったちゃんになっちゃうんだろうな。有能な人は、ボランティアであれ有償であれ、じぶんで得られるものは、さっさと自分で吸収するんだと思う。
2011-09-05 23:31:09@agneau_kasumi そうなんです。その「お客様」という認識が、だんだんひずみを生んでいくと思います。館は「仕事を割り振ってあげないといけない」と思い、ボランティアさんは「自分が満足できる役割を与えられるもの」と思ってしまう。
2011-09-06 00:11:05@nanami_yuki 浅はかダメ、ゼッタイ。被災地ボランティアを考えても、ボランティアの目的は学習や自己実現のためにあるわけではないですものね(結果的に得るものがあるなら良いですが)。nanamiさんのツイートでボランティアと生涯学習という視点でわけられたので感謝です。
2011-09-06 00:28:20.@qjf935 ありがとうございます。被災地ボランティアのような、切実な場合だと余計にそうですね。生涯学習が目的になっちゃったら、たぶん迷惑なことを引き起こしてしまう。結果として、本人の糧になるのはとてもいいことだと思うのですが。気持ちの問題だけど、大きなことだなぁと思います。
2011-09-06 08:31:12昨日まさに同じ話をしていて同じ結論に至りました。 RT @agneau_kasumi: 何かを与えてもらおうとしてボランティアに来ると、困ったちゃんになっちゃうんだろうな。有能な人は、ボランティアであれ有償であれ、じぶんで得られるものは、さっさと自分で吸収するんだと思う。
2011-09-06 06:29:26ホネホネ団はボランティア組織としてかなり成功している事例じゃないでしょうか。興味あるけど、タヌキ解体したことないから入れないわ(´・ω・` ) @kinoboriyagi: 昨日まさに同じ話をしていて同じ結論に至りました。
2011-09-06 08:14:59当館的には自分が何をやりたい、学びたいというのを明示的に持てるまでは友の会で楽しく学んでもらう、これを学びたいとなった時にアマチュアの扉を叩くステップがボランティア。ホネホネはすでに社会的存在。ボラというより公益団体の域 @agneau_kasumi @kinoboriyagi
2011-09-06 08:25:18その住み分け、なるほどです! @sakumad2003: 当館的には自分が何をやりたい、学びたいというのを明示的に持てるまでは友の会で楽しく学んでもらう、これを学びたいとなった時にアマチュアの扉を叩くステップがボランティア。@kinoboriyagi”
2011-09-06 08:28:32@agneau_kasumi @sakumad2003 ボランティア団体ではないから成功したんだと思います。もしかしたら、慈善の匂いがするボランティアという名で縛られている限り、博物館と一般の人は私が夢見るようないい関係にはなり得ないのかも。
2011-09-06 08:43:31まぁね、でもホネホネは金勘定が得意というわけでもない、でしょRT @kinoboriyagi: @agneau_kasumi @私 ボランティア団体ではないから成功したんだと思います。慈善の匂いがするボランティアという名で縛られていると博物館と一般人はいい関係にはなり得ないかも。
2011-09-06 08:48:58むむむ。私もいい関係を色々と夢見ています。ボランティアという言葉にもう辟易してしまっているミュージアム関係者は多いですね @kinoboriyagi @sakumad2003 ボランティアという名で縛られている限り、博物館と一般の人は私が夢見るようないい関係にはなり得ないのかも。
2011-09-06 08:49:13その意味でホネホネは正しく非営利組織、公益団体でボランタリー(自発的)な活動だと思う。で、これが博物館が市民を上から下に教育するのでなく、協働する時に必要な市民側の資格要件、クォリファイだと考えているわけ。 @kinoboriyagi @agneau_kasumi
2011-09-06 08:54:07実はこの話は大分前に札幌でボランティアさんを挑発しに呼ばれた時にした話。で、ちらと一昨年?の全美でも話しました。で、この秋に岡山のお座敷でも話せ、との指令が。なので良い頭の整理。
2011-09-06 08:56:43朝から話題になってて光栄!わたしも昨年高知でボランティア(というより、これからできる博物館のとりまき役?)の市民をノセるために話したとき,同じこと言った。 @sakumad2003 @kinoboriyagi @agneau_kasumi
2011-09-06 08:59:29ホネホネ団はできたときから「趣味の団体です」と言ってて、どんなに大きく有名になっても「いえ、趣味の団体です」と言いはってる。それがいいのかもね @sakumad2003 @kinoboriyagi @agneau_kasumi
2011-09-06 09:06:24どっちも納得して、お互いを使ったり・使われてやったりしてる、ってのが博物館と市民の健康な関係かなと。好きな気持ちがなくなるほどの無理はしない。@sakumad2003 @kinoboriyagi @agneau_kasumi
2011-09-06 09:15:12あっみおとしてた。うははは!不得意が幸いしたのかもね RT @sakumad2003まぁね、でもホネホネは金勘定が得意というわけでもない、でしょ @kinoboriyagi @agneau_kasumi
2011-09-06 09:24:09ほかの博物館やお役所な人の耳をこっちにむけさせたいとき、営業戦略としてホネホネのことを「ボランティア団体」って言う。するとすごい労働力が無償で得られるのかとのってくる。 でもことはそううまくはいかないんだな。
2011-09-06 12:21:03聞く気満々になってるところで、そのためには間に立つお世話役の1人や2人きっちり雇う覚悟ないと無理ですよって話す。学芸員は忙しいんだからボランティアのお世話は人にまかした方がいい。聞いてる人頭抱え込む
2011-09-06 12:22:44