【一章】遺体発見

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◈ 開始時刻となりました。イベントを開始致します。 発言可能の合図があるまで、なり垢は発言停止してお待ちください。

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◈ ……。

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◈ どくどく。どくどく。

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◈ それは、うるさい心臓の音だっただろうか。 それとも、目の前の。

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◈ どくどく、どくどく、

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◈ ああ、ごめんなさい。 でも＿＿＿＿

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◈ ………。

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＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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◈ 黒い空に、白い星が瞬く夜。 晴れ渡った夜空が、美しく静かに佇んでいた。

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◈ いつもなら。そのひとつひとつに、目をかけていたのかもしれない。 ……でも。彼にとって今日は、それどころではなかった。

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◈ 星の灯を掻き消す程、煌々と窓から溢れる灯り。 そこへと、足早に向かう。

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◈ 【該当者A発言可能】

三枝二双 @akkt2st_hope

「…、…………。(不機嫌そうな顔をしながらスタスタと歩いて)」

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◈ 三枝ニ双は、普段とは異なる面持ちで歩を進めていた。

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◈ 向かう先＿＿灯りの発生源は、別館。 ……扉前まで来て、彼は一度立ち止まった。

三枝二双 @akkt2st_hope

「……。あはは、別館ってここだよねえ〜」

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◈ ……。 扉の先からは、何も聞こえない。

三枝二双 @akkt2st_hope

「わーい、僕覚えてたー」

三枝二双 @akkt2st_hope

「…。」

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◈ かつて一度、大勢がいて。外にだって音が溢れんばかり、賑わっていたというのに。 そんな事、なかったみたいに。そこは静まり返っていた。

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◈ そんな風に考えたのも、数秒のこと。 早く中を確認しようと、ドアノブに手をかける。

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◈ だって、もし。 彼が今想像していることが、本当に、本当に。真実であるなら＿＿

三枝二双 @akkt2st_hope

「(苦笑いを浮かべながらぎゅっとドアノブを握りしめて)」

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◈ ……扉は、

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◈ すんなりと開いた。