茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2751回「屋久島おおぞら高校の卒業式がありました」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２７５１回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

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昨日は、屋久島おおぞら高校の卒業式だった。午前中の部では多様性と持続可能性のことについて、 　youtube.com/watch?v=Ooqhi8… 午後の部では「夢」（dream）の二つの意味についてお話した。 youtube.com/watch?v=EEGxE5…

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ふだんの私の言動を見ていればわかるけれども、ぼくは学校や卒業ということが絶対だとは思っていない。学校に行かなかったり（行けなかったり）、途中でやめてしまっても、そこから人生の可能性はいろいろ広がると思っている。

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だけど、昨日は、屋久島おおぞら高校校長という立場での式辞だったから、ということだけじゃなくて、高校を卒業するということのありがたさ、意味について熱く生徒さんたちに語りかけた。高校や、卒業ということにはもちろん意味があるからだ。

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屋久島おおぞら高校は、通信制で、ふだんは各地の校舎で勉強し、さらに屋久島でのスクーリングがある。そのような意味でユニークな学校だけど、同時に、文科省が定めた高校普通科のカリキュラムに準拠した学びがあって、卒業要件がある。

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一人ひとりにとってユニークな学びがあるということと、学びに普遍的な標準（スタンダード）があるということは矛盾しない。生徒さんに卒業証書をお渡ししながら、高校を卒業できて、ほんとうによかったね、おめでとうと語りかけた。

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卒業証書の授与式は、通常２人目からは「以下同文」となるけれども、昨日の式では、途中から、一人ひとりになにか一言、そのひとだけの言葉をかけようと思ってがんばってみた。みなさま、ご卒業おめでとうございました。

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屋久島は昨日は良く晴れていたけれども、今朝は雨でホテルの裏の山も見えない。自然の営みの中で、人間の営みもまたいきいきと続いていく。

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以上、連続ツイート２７５１回「屋久島おおぞら高校の卒業式がありました」をテーマに７つのツイートをお送りしました。