PAC室長のモーション解説

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お待たせしました。軍曹用につくってます。vmdは、http://t.co/vJyxrgJ VT: http://t.co/a7Uvb41

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センターの扱い、上下半身の扱い、足IKの扱い、腕の扱い。それぞれにコツがあるので、個別に解説します。

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センターは、足よりも先に動き出します。バランスがある程度前に傾いてから、足が進み始めます。

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上下半身は、センターが前に進むと同時に傾き始めます。

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歩くという行為は、前に倒れるのと同義だからです。倒れるのを足で支え、踏ん張る行為が連続している。それが「歩く」ということです。

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センターは上下左右に常にぶれます。このモーションでは、1歩に付き2つセンターのキーを使って再現しています。

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基本的に、前に出した足の方に体重は乗りますので、X軸をそちらにわずかにずらしています。足の接地より少し遅れて、Y軸は最も沈み込ませています。

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丁度左右の重心の中間点あたりで、足が伸び切るようにY軸を最も高い位置にしています。

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センターボーンが一つしかないため、移動と重心移動を全て兼用しています。そのため、補間曲線は各軸ごとに複雑に組み合わせています。

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上下半身は先に述べたとおり、移動と同時にX軸方向に回転し、前傾姿勢とします。その後は、足の前後と同期するように、Y・Z軸にひねっています。

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当然そのままでは頭があさっての方向を向いてしまうので、上半身のモーメントを打ち消すように頭ボーンを回転しています。

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足IKについて。先に足IKの移動前、移動後の位置でキーを打っておきます。その前後４～５フレームあたりにも同様に。

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足は、膝から前に出ます。これを再現するために、足IK→つま先IKの同時選択からX軸回転を行い、つま先立ち状態にします。

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つま先立ち→着地点の中間地点で、足IKのY軸を最も高くします。

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で、それぞれの足IKのキー地点において、足IKをX軸回転し、足首の角度を最適角に合わせ直します。基本的には、赤ガイドが膝方向と一致するように。

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足の接地点は、センターの若干前が多分ベストだと思います。そこでの角度は、恐らく少しつま先が浮いている状態になるはずです。

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よって、あとの５フレームで足首が水平になるように、先にキーを売っているわけです。

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腕については・・・足と反対側の腕を前にする、肩から手首にかけて少しずつ角度をつけていく、キーは１つずつずらす。

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腕振りの大きさは、勘としか言い用がないのが歯がゆいですが。

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何か忘れているような気がするのですが、取り敢えず思いつく限り、こんなところで。

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特に、補間曲線の設定は各軸ごとに複雑怪奇になっているはずです。

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あ、わすれてた。最後に、足IKの動きに合わせて、足首をY軸回転し、靴底が地面と並行になるように調整しています。

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また、上下半身の捻りは、本当はもっと複雑です。これは回転軸を分散しない限り実現不可能なので、そのためにも多段化が必要なのです。

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なお、このモーションは相当単純化していますし、個人の癖というものを排除しています。

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女性らしさを出すのであれば、足IKはなるべく直線になるようにしたり、下半身のZ軸回転を大げさにしたり。