「素振り」

どうしても「書く気」になれないときは「お稽古」をしよう。稽古に完璧を求めると苦しくなる。ちょうど素振りをするように、ザックリした感覚で自分をとらえるといいかもしれない。
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円山夢久 @Findal

生徒さんたちとのつきあいも長くなると、「書きたい気分」の時とそうでない時の波が何となくわかるようになって面白い。人間だもの、やりたくない気分の時もあるよねー。アマチュアのうちは、そんなにキリキリ自分を追い詰めないで、気分が乗っているときにいい物を書けばいいと思う。

2011-09-16 09:59:21
円山夢久 @Findal

で、のってない時は何もしないよりは「筋トレ」や「お稽古」をするといい。プロットをいっぱい書くとか、本をいっぱい読むとか。真面目な人ほど「お稽古」にまで完璧を求めるから辛くなる。練習なんだから、いきなり完成度の高いものを書かなくてもいいんだよ。と、口をすっぱくして言ってるんだが。

2011-09-16 10:03:16
円山夢久 @Findal

たとえば「素振り」。当然、カタチになるように何度も練習するわけだけど、それは一回一回をいちいち細かく振り返って「ここがダメ」「ここを直そう」と評価するもんじゃないと思う。やりながら、頭の片隅でなんとなーく「あ、今のはいい感じ」「あ、ちょっと失敗」のように、ザックリ把握する。

2011-09-16 10:09:46
円山夢久 @Findal

素振りの一回一回を立ち止まって細かく検討する暇があったら、その間に一度でも二度でも多く振ったほうが、きっと上達すると思う。「振り返り」はある程度まとまってからでいいんじゃないかな。

2011-09-16 10:11:35
円山夢久 @Findal

我々書き手は、仕事柄、どうしても言葉で何でもかんでも考える癖がついてしまいがちだけど、この「素振り」の時に使うようなザックリした感覚――「あ、何となく今のいい感じ」「今のはちょっと失敗」みたいな――にも、センシティブになっておくと、いろいろイイコトがありそうに思う。

2011-09-16 10:16:17