チェーンソーコメンタリー

劉度 @arther456

――死ぬほど洒落にならないほど怖いチェーンソーの話を集めてみない？ 洒落怖チェーンソーデスマッチ - カクヨム kakuyomu.jp/works/16816700… 新作です。ツイッター大喜利から着想を得たホラーバトルノベルです。よろしくお願いいたします。

劉度 @arther456

一旦完結記念、#チェーンソーコメンタリー はーじまーるよー 本日は物語の基本コンセプトや、制作中に気を遣った所などについて。 洒落怖チェーンソーデスマッチ - カクヨム kakuyomu.jp/works/16816700…

劉度 @arther456

事の発端はこのツイート。ツイッター大喜利でコピペ改変をやったもの。幽霊や都市伝説にチェーンソーを加えるというものだったけど、元ネタで語り部が武器（麺棒、あるいはアイロン）を持っていたので、それもチェーンソーに変えたらおかしなことになった。 twitter.com/arther456/stat…

劉度 @arther456

俺にはちょっと変な趣味があった。夜にアパートの屋上で双眼鏡で街を観察すること。いつもとは違う静まり返った街を観察するのが楽しい。酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇む眩しい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。#洒落怖チェーンソー

2021-07-25 10:29:42

劉度 @arther456

この短編を書いた後、「他の洒落怖や都市伝説とチェーンソーバトルさせても面白いんじゃない？」と思いつき、何本か書いてみた。そしたら恐ろしい勢いで興が乗り、気がついたら10万字を超えていたので、短編連作としてカクヨムに投稿することを決意。ここで体裁を整える。

劉度 @arther456

実は以前から『闇鍋世界で日本刀オンリーで戦う侍と不死身のドM少女が、闇鍋な敵と切った張ったを繰り広げる』という話を考えていたので、それの練習も兼ねてやってみることに。これのプロトタイプはツイッターで連載してたりする。９年前か……。 togetter.com/li/516253

劉度 @arther456

ただ、噂という人によってはデリケートなものを扱うので、禁止事項を決めている。いくつかご紹介。 ①長編シリーズや商業作品で流通しているものは使わない（師匠シリーズ、『生き人形』、『トンカラトン』など） 見つかったらマズい。あと、実話か創作かでいうとかなり創作なのも困る。

劉度 @arther456

②人間が怖い系の話は主役にしない これにチェーンソーを加えても凶器を持った人間にしかならないし、そんなんじゃチェーンソーのプロの相手にならない。 ③最近の実在事件を元にした怪談は使わない（鬼門を開ける方法、某チェーンメールなど） いやその……ダメでしょ……。

劉度 @arther456

④実在の人物、団体、宗教、民族、国家などを差別する意図が含まれた話は使用しない 洒落怖スレが流行ってた時期と同じタイミングで流行ってたものがありまして……かなり有名な奴もこれに該当するから頭痛い。

劉度 @arther456

ただ、これらの禁止事項は自分で勝手に判断してるから、守れてるかどうかは怪しい所。注意したけど気付けなくて通したものがあるかもしれない。その時はごめんなさい。 須磨は頼むからホームページを見直してくれ

劉度 @arther456

これらの禁止事項を踏まえた上で、掻き集めた怪談をチェーンソーナイズしていく。１話大体3000～6000字くらいで、収まりきらなかったら分割する。１話完結を意識して、他の話を読んでなくても話の流れはわかるよう、意識して書いていく。

劉度 @arther456

そして世界観の根幹になるのが『チェーンソーのプロ』という概念。『猛スピード』で主人公が発したセリフ「こいつは素人だ、殺れる」から「じゃあプロってなんだ？」と考えていた。そしたら『八尺様』で親戚が大集合する場面があり、全員にチェーンソー持たせたらなんか様子がおかしくなった。

劉度 @arther456

怪異とは別に、チェーンソーで暴力稼業を営むチェーンソーのプロの一族というものが爆誕。主人公もその一族の一人にすることで『暴力人間vs暴力怪談』の図式ができあがる。そしてここで『洒落怖チェーンソーデスマッチ』というタイトルが決定したのでした。

劉度 @arther456

『暴力人間vs暴力怪談』のコンセプトが決まれば、話の方向性も定まるわけで。まず物理最強の『八尺様』をラスボスに決めました。次に、チェーンソー最強決定戦の前に、「チェーンソーは非チェーンソーより強い」話を書くために、『リアル』を採用。そして雁金というキャラクターも作成。

劉度 @arther456

もうひとり、動かしやすいヒロインが欲しいなあ、と思ったら、瞬間移動でどこにでも呼び出せる怪異ヒロイン『メリーさん』を思いついたので採用。この３人を軸にして短編連作を進め、最終的に『八尺様チェーンソー』に辿り着く、という話の流れにしました。

劉度 @arther456

#チェーンソーコメンタリー ①おわり②へ続く 明日は（大河の余波で死んでなければ）各キャラクターについて語ります

劉度 @arther456

鎌倉殿が比較的精神に優しい内容だったので、本日もやります　#チェーンソーコメンタリー 本日は話を彩る主要キャラクターたちについて。昨日に引き続きネタバレ注意な。 洒落怖チェーンソーデスマッチ - カクヨム kakuyomu.jp/works/16816700… #ryudo_ss

劉度 @arther456

『大鋸翡翠』 語り部。暴力担当。山男。語彙は豊富ではない。 翡翠が体験した怪異を誰かに語り聞かせる、というのが基本コンセプト。とりあえず、怪異に負けないほど強く、ノータイムで暴力を振るえる、チェーンソーの扱いに慣れた人間だけ決めてスタート。なんと名前すら最初は決めてなかった。

劉度 @arther456

書いてる内に「こいつカタギの人間じゃないな」という気がしてきて、初回の「素人だ、殺れる」というセリフから何らかのプロになった。ストレートに殺しのプロじゃ捻りが足りないからあれこれ考えたけど、結局殺しのプロしか思いつかなかった。

劉度 @arther456

すると『八尺様』に出てくる親戚一同も全員殺しのプロになり、あの村は殺しのプロの一族の因習村になった。大変だ。そこで村の設定を考えている内にようやく名前のアイデアが浮かぶ。チェーンソーに絡めて"鋸"が入る名字を探して、『大鋸』を見つける。

劉度 @arther456

鋸は金属だから名前は鉱石や金属にちなんだ名前にしよう、と思い探していると、「八尺様に魅入られた人間は改名して逃げる」という設定を思いつき、『翡翠』という男らしくない名前に。改名前の本名『晴斗』はコバルトから取った。

劉度 @arther456

後は日常の中で襲いかかってくる怪異に対してノータイムで暴力を振れるキャラ付けとして、殺人に対する罪悪感がない性格に。翡翠にとっての殺人は、信号無視や蚊を叩き潰すのと同じ感覚。ただ、法律を破ることは悪いことで、警察が強いので積極的に犯罪は起こさない。シャバに出られるギリギリの倫理観