「私は何度も『宗教』という用語がもはや適切ではないと言ってきました。問題は『理性原理』に、人間の制度的構築に関わるもので、必ずしもいわゆる『宗教』という形をとるとは限りません」
2010-05-06 09:50:13「『ドグマ学』というのは突き詰めて言ってしまえば表象の論理なのです。要するに形のないものを表象のモンタージュを通して演出する。そして目に見える、あるいは理解しうる形を与えるわけですから」
2010-05-06 09:55:32「世俗化は何を生んだのか、それは合理主義を生みました。科学を生みました。いいでしょう。しかしそのために人びとは人間のドグマ的成立ちを、つまり表象の秩序や表象の論理をめはや理解しなくなってしまったのです
2010-05-06 10:01:41ドグマ学はそのことを扱います。表象の論理です。主体があり、文化のあらゆる構築があり、それが主体に意味を与える、そのモンタージュ全体の論理なのです」
2010-05-06 10:02:40「私の考えでは、宗教と呼ばれるものの本質は基本的には儀式であり、儀礼なのです。語りとか、物語とかは別のもので、それは神話と呼ぶことができるでしょう。私にとっては、それは二つの別のものです。
2010-05-06 10:21:23宗教とは儀礼であって、儀礼を考慮すれば、宗教という言葉は不必要です。そして今の世界では儀礼がなくなっている。だから宗教がないのです」
2010-05-06 10:22:50.@YutaNAKAO そうでした、儀礼のことをすぐ忘れるのは 僕の思考のクセであります フランス思想は(カトリックの国にまっことふさわしく)儀礼を第一におきますね、しばしば
2010-05-06 14:04:16イマジナリだけでは(それがいくら共通していようと)やっぱり集団形成はできなくて、儀礼がね それを結果するのかもしれない、という見立て 宗教学では「教義と儀礼」のセットで考えることも多いが、「神話と儀礼」としてみようかな
2010-05-06 14:13:09儀礼論を日本語でやるに際して、「通過儀礼」という概念を ちょっと厳密にしておきたい 日本語でこの語はしばしば 「人生のうえで特殊な出来事」を指すのにつかわれる(「この苦難は人生の通過儀礼だ」、みたいな) しかし、カトリック的な儀礼イメージは それとは違う 「典礼」である
2010-05-06 16:30:07「典礼」は 司祭がおり、信徒がおり、教会があり、厳密な式次第がある そして「秘跡」をもたらす 欧州語圏の儀礼論は、このイメージにのっかっている 日本語の「儀礼」概念は 文化人類学経由で流布したのだろうけど、そのあたりの重みとか構成とかが 抜け落ちがちだと思う
2010-05-06 16:33:19RT @Tatsuo_Umemoto 今体験している「通過儀礼」の感覚と、神話の体系(「物語」「儀式」「シンボル」)を融合していくと、どうなるか。それを「ライフステージ論」として展開することができるだろうか。
2010-05-06 16:35:14RT @GenTarumi X氏は儀礼解釈において「なぜそこでメカニズムという機械論で社会を語ろうとするのですか?」とコメントした。社会科学のパラダイムにおいて、機械のメタファーは氾濫している。
2010-05-06 16:35:35そうなると、僕らに必要なのは神話で、宗教ではないということなのだろうか 個人が際立てば共同は必要なし? 神話での繋がりは、所詮個人の認識レベルの違いから差異が大きくなりすぎる 理解するためには言語以外の方法が必要なんだ 儀式といえばそうなんだろうけど 同じ空間で起こる何かの共有
2010-05-06 20:24:41清めの儀式の後 祝詞を聞く 静寂と神聖さと彩られた人工物 白い衣と縷々としたことばの響き あちらこちらに刺激される僕らの五感 でも僕らはかすかな緊張を保ちながらも、興奮するわけじゃない なぜか、落ち着くんだ
2010-05-06 20:33:44葬式の役割は、いずれ来る死を忘却させること。死を考えさせないこと。死を封印すること。そうでなければ、一体誰があんなに多額のお布施を払うのだろうか?逆に社会に実存を包摂されることなく、時間的存在としての自己の無という剥き出しの生に直面させられたならば、それは自明ではなくなる。
2010-05-13 16:03:06イオンの僧侶派遣事業。8宗派の総本山から許可をいただいたとの報。いつから総本山は許認可権をもったのだろう。また葬儀や僧侶派遣は「許認可事業」なのだろうか? 事の真意を伝統仏教界こぞって検証中。もしイオンのマスコミ発表に誇張や、虚偽があれば大きな問題に発展か?
2010-05-13 19:18:10イオンはじめ営利企業は「宗教行為とビジネスとを混同」した考え方をしている場合が多いのですが、そこに警鐘を鳴らすべきですね。 RT @akisato_mjj お布施という宗教行為をあたかも料金のように取り扱うイオンのやりかたに伝統仏教界は断固とした対応をすべきでしょう。
2010-05-14 12:46:43イオンの葬儀・僧侶派遣の話題でここのところ姦しいが、この関連では産経新聞で、早くも5年も前の2006年に【葬儀はコンビニで依頼】及び【火葬は船上】という予想報道を1面TOP記事として既報。記事詳細内容:http://bit.ly/d1BZNA
2010-05-14 18:43:54消費者のために敢えて公表。あの大手スーパーの葬儀社・僧侶紹介事業。葬儀は全部下請けで、確認例では紹介料30%を葬儀社負担。喪主が直接依頼すれば、この30%は不要。葬儀社はピンハネされるのは自尊心が傷つくし、見ず知らずの人の葬儀は戸惑う、と述懐。結局大手(上場会社)すらも加盟。
2010-05-20 18:13:18イオンの葬儀・僧侶紹介事業。イオンと仏壇会社を結びつけたのは、葬儀ブローカー。伝統仏教界の実情を中途半端に知って進めてしまった弊害は、関係者のすべてに今後大きな禍根を残すことに。イオンは乗せられただけかも?
2010-05-20 18:16:10イオン僧侶派遣問題その後。発表1週間でサイト一部削除。一部上場の巨大企業が公表後たった1週間で内容を削除するのは極めて異例。無論、8宗派の総本山から許可を得て、が事実でないことを自ら確認した為。重要情報を未確認のまま事業化という甘さを露呈。本事業を提言した外部業者の責任は重い。
2010-05-24 12:14:59