Dr.ファンクシッテルーのP-FUNK講座

とっつきにくいと言われるP-FUNKについて、初心者向けに分かりやすく解説をさせていただきました。少しマニアックな話もしています。作者は「ファンクの歴史」著者のDr.ファンクシッテルーです。ENDRECHERIを解説した記事を書かせていただいたのをきっかけに、今回の一連の解説を行ないました。
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Dr.ファンクシッテルー🤩【ファンクの歴史】 @DrFunkshitteru

【寄稿しました】 日刊サイゾーさんの記事として、堂本剛さんのファンク(ENDRECHERI)の魅力と、アルバム「GO TO FUNK(2021)」について書かせていただきました。 ソウル、ファンク、R&Bリスナーの皆さん、今こそENDRECHERIを聴いてほしい! cyzo.com/2022/05/post_3…

2022-05-14 21:05:01
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【FUNK定番曲】 Parliament - Dr. Funkenstein(1976) youtu.be/bJhSD4PavQM 今日から定期的に、先日の記事で紹介した過去のファンクについて解説していきます! これは「ENDRECHERI POWER」に似ているのではないか?と書かせていただいた曲です。今日はこのグループについて。 pic.twitter.com/mbmnhkiCZ5

2022-05-18 12:00:07
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この曲はP-FUNK、「パーラメント」の曲です。 P-FUNKというのは複数のグループの集合体で、他にもファンカデリック、ブーツィー・コリンズ、ブライズ・オブ・ファンケンシュタインなど、多くのグループがいました。 P-FUNKがハロプロで、パーラメントがモー娘。ですかね。笑

2022-05-18 12:00:09
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ハロプロのつんくさん同様、P-FUNKも名プロデューサーが、総合プロデュースをしていました。 それがジョージ・クリントン。P-FUNKの総帥です。 pic.twitter.com/DdKq7zlZwj

2022-05-18 12:00:12
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P-FUNKについて詳しくないという方は、今日は「ジョージ・クリントン」だけ覚えておいていただければと思います。 堂本さんにも相当な影響を与えているはずで、例えばENDRECHERIのステージに上がる皆さまの衣装は、P-FUNKの衣装に雰囲気がかなり似ていると思います。 pic.twitter.com/uczusmSdkz

2022-05-18 12:00:16
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先日のつよしPで公開された動画👇のラスト、ENDRECHERIの皆さまがステージ衣装のままで撮影してるシーンがありましたが、あれもこのP-FUNKの写真にそっくりだと思います! gyao.yahoo.co.jp/episode/%E3%81… pic.twitter.com/8QgtvajMsm

2022-05-18 12:00:19
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Japan's leading Vulf historian /// 音楽ライター ●著書 Vulfpeckファンブック(無料)/ ファンクの歴史 ●Vulfpeckのライナーノーツ執筆 ●noteで「どこよりも詳しいVulfpeck」を連載 ●ファンクバンドKINZTO主催 ●アイコン:小山ゆうじろう先生

https://t.co/bu3uGEy2bG

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Get Off Your Ass And Jam / Funkadelic (1975) youtu.be/ljqo6iCOAaU 本日もP-FUNK解説をやっていきます。この曲はギターファンクで、 #ENDRICHERI 「勃」に似ているのではないか、と書かせていただいた曲です。 今日は「ファンカデリックって何?」という話を。→

2022-05-25 12:00:21
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まず、P-FUNKというのはジョージ・クリントン率いるさまざまなグループの総称です。 内部を見てみると、主に「パーラメント」「ファンカデリック」という2つのバンドで成り立っています。pic.twitter.com/X9gW7O4w2p

2022-05-25 12:00:23
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ジョージは60年代末に「ファンカデリック」を率いるようになるのですが、 これは当時大流行していた、サイケデリックロック(ジミヘンなど)に影響されて誕生したものでした。 というわけで、ジミヘンなどのギターロックの要素が強いバンドになっていきます。→ pic.twitter.com/A4258CgzIY

2022-05-25 12:00:25
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Funkadelic - Super Stupid (1971) youtu.be/oVHrvx-Ua68 こちらは初期ファンカデリックのギターがゴリゴリの傑作。これを聴いても分かるとおり、ファンカデリック=ギターなのです。 この曲は細部まで、竹内朋康さんがSUPER BUTTER DOGの「エ!?スネ毛」でオマージュしています。→ pic.twitter.com/PQJ48CWqED

2022-05-25 12:00:27
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ジョージを含めたメンバーはファンカデリックを続けていきたいのですが、 なんと73年頃には、彼らが大好きなサイケデリックロックが時代遅れになってしまいました。 このままでは時代に取り残されてしまう。さぁジョージはどうする…!?→

2022-05-25 12:00:28
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ジョージはヒットチャートを眺め、ギターではなくファンクがチャートを支配していることに気が付きます。 ジミヘンが亡くなって数年、時代は大きく変わっていました。 そこでジョージはギターロックの要素をいったん捨てて、完全にファンクに振り切った曲を作ろうとします。→

2022-05-25 12:00:30
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しかしここで天才だったジョージ。 彼はファンカデリックはそのままにしておいて、休眠状態だったもうひとつのバンドの「名前」を復活させて、そっち名義でファンクを作曲するんです。 もうお分かりですね。それが「パーラメント」です。pic.twitter.com/19f8a01v0i

2022-05-25 12:00:31
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というわけで、なんと、パーラメントとファンカデリックはメンバーがほぼ同じなのです。これってすごいことですよね。笑 名義とコンセプトが違うだけでしたが、「稼ぐ手段」と「やりたい事」を分けたことで、メンバーの士気も高めたジョージ。→ (図は「ファンクの歴史(中)」より) pic.twitter.com/qqaxAt98QR

2022-05-25 12:00:34
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これ本当に思うのですが、 普通だったらファンカデリックを解散するか、方向性をガラリと変えて、ファンカデリックでファンクを作曲してしまいますよね。 でもその道は選ばなかったジョージ。 この見事な手腕については、後にプリンスも参考にしたと語っています。→

2022-05-25 12:00:36
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もちろん、パーラメントもジョージは本気で楽しんで作曲し、No.1ヒットを次々と生み出します。 しかも名義だけでなく、契約してるレコード会社も違ったので、契約金なども2バンド分もらっていたジョージ。本当に、どこまでも賢い男でした。→

2022-05-25 12:00:37
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メンバーが同じだったので、彼らのライブは「パーラメント&ファンカデリック」という名前で行われ、 両方のバンドの曲が、同じメンバーによって、同じステージで演奏されるという、 知らない人から見たらめちゃくちゃなカオスになっていきます。でも、要するに全部ジョージの音楽なのです。笑→ pic.twitter.com/yLmoOzAx1B

2022-05-25 12:00:39
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ファンカデリックは70年代後半になると、ディスコやデジタル・ファンクへの接近を図り、少しサウンドが変化しています。 この後、レコード会社との軋轢やジョージの破産などで、一旦ファンカデリックのリリースは終了します。→ [Not Just] Knee Deep (1979) youtu.be/zg_-872I_Cs pic.twitter.com/SdX2y3Nwsy

2022-05-25 12:00:41
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そして2014年、実に33年ぶりにファンカデリックのアルバムが発売されました。なんと3枚組33曲という、3尽くしの作品。笑 この曲には盟友のスライ・ストーンも参加。ファンカデリックの歴史は、まだ終わっていないのです……! Baby Like Fonkin' it Up youtu.be/NbKU8QCaShw pic.twitter.com/VqY2OwIpoI

2022-05-25 12:00:44
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今回の話はほぼ、河地依子先生の「P-FUNK」に載っています。 「P-FUNK」は名著です。ご興味のある方は是非。 amazon.co.jp/%EF%BC%B0%EF%B…

2022-05-25 12:00:45
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また、拙著「ファンクの歴史(中)」でもこれらの話を取り上げています。 amazon.co.jp/gp/product/B08…

2022-05-25 12:00:47
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Japan's leading Vulf historian /// 音楽ライター ●著書 Vulfpeckファンブック(無料)/ ファンクの歴史 ●Vulfpeckのライナーノーツ執筆 ●noteで「どこよりも詳しいVulfpeck」を連載 ●ファンクバンドKINZTO主催 ●アイコン:小山ゆうじろう先生

https://t.co/bu3uGEy2bG

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Do That Stuff (Live/1977) youtu.be/UU4EiQKjeEY 本日もP-FUNK講座のお時間です! 今回は、以前の記事で #ENDRECHERI 「Get out the 地球」のイントロに似ているのでは、と書かせていただいたこの曲を取り上げつつ、 なぜP-FUNKは地球と宇宙がテーマなのか?をまとめます→ #PFUNK講座 pic.twitter.com/eIslKdiQPV

2022-06-09 12:00:33
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結論から言うと、これは 【ジョージ・クリントン(P-FUNKのボス)がSFが好きだった】 ということです。でも、①ジョージがSFを好きになり、②P-FUNKに持ち込んだ、ということにはそれなりの時代背景や作戦があったので、そのあたりも含めて解説していきます→ pic.twitter.com/wuaNI3nbPD

2022-06-09 12:00:36
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