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国民の「国」に対する思いというのは、もちろんあれこれあるのだろうが、突き詰めれば「愛さずにはいられない」というところに辿り着くんじゃないだろうか。人のかたちをした「国」をなぜか好ましいと思う、慕わしいと思う、そんな邂逅がきっと今日も世界のどこかにある。
2010-05-06 00:41:46寝てたなど 国と一般人のPostを眺めててこの萌えというかときめきというかが何故デジャヴなんだろうと考えたらポーの一族だった。そうかあれか…でも近いけどまた違った萌えだよね。ロマンだよね。
2010-05-06 00:39:35一般人妄想はどうしても、今の自分、リアルな私のところまで夢として拡張されてしまう故にうまく萌が作れない。「国」の彼らと私の人生が交錯することがあるのだろうか、あったら泣くほど素敵だけれどもそれはとても遠い所にある気がする。旅に出たい。
2010-05-06 00:44:58彼のことを語るのが好きだ、みんな。たとえばゲルマニスティックの行方だとか、国産野菜の高騰だとか、テレビが流行らせたがっている新語だとか。そういうことを捕まえて、誰もが彼の話をするだろう。次から次に、口から出まかせに。僕はそれを聞くたびに笑いだしたくなる。何もわかってないね、と。
2010-05-06 01:41:59雑誌で、2chないしは6chで、飲み屋の噂話で、彼は何度も分解される。コーラージュのように切り張りされて、最後にはアダルトグッズの広告に埋もれてしまうのだ。分解された彼は英雄だ。もしくは加害者だ。先進的だ。あるいは劣等の塊だ。けれど僕はそれを、ちっとも彼だと思えないでいる。
2010-05-06 01:44:09一度だけ、父の職場で彼を見たことがある。とても綺麗な金髪をしていた。その金色には、僕の生活が映りこんでいた。みぞれのように薄く、それでも確かに僕が愛した全てが彼だったのだ。彼はトラムから見た木立だった。パンの焼ける香りでも彼だった。中古レコード屋も、本屋の椅子も彼だろう。
2010-05-06 01:47:15僕が最近髪を赤く染めたのは、つまりそういうことだ。数百年の伝統がどうであれ、8時のニュースが何と言っても、僕が見た彼は、僕の人生そのものだった。僕が知っている彼。あの金髪に僕のささやかな反抗心が映りこんでも、きっと彼は笑ってくれるに違いない。そういう国なのだ、僕の愛したドイツは。
2010-05-06 01:52:08