プーチン的なる「私たちが求めるものとは」(『南御堂』7月号)――プーチンに聞いてほしい仏教者のことば――

まとめました。
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何もせんほうがええ @MITARAI_H

海法龍「私たちが求めるものとは」(『南御堂』7月号) 「『大無量寿経』下巻に「強者伏弱」という仏語があります。人間の姿を的確にとらえた言葉です。「強き者は弱きを伏す」、強い者が弱い者を支配するという意味です。」⇒ 「強者伏弱」(ごうしゃぶくにゃく)=「強(こわ)き者は弱きを伏す」

2022-07-02 18:14:58
何もせんほうがええ @MITARAI_H

海法龍氏は神奈川の真宗僧侶。 「強い者が弱い者を支配するという意味です。 それは自分の思い通りになることを善とし、思いに合わないことを悪とする善悪の心です。だから私たちは自ずと権力に魅力を感じ、その権力を行使できる立場を善として、それを無意識に求める存在でもあるのでしょう。」⇒

2022-07-02 18:17:36
何もせんほうがええ @MITARAI_H

海法龍「ですから今回のロシアのプーチン大統領のウクライナ侵攻も、他者を自分の思い通りにする為には戦争という手段を平然と選び、戦況が悪くなると核兵器をカードにも使い、牽制・脅しをして批判するものは容赦なく弾圧する。そしてジェノサイドとしか表現できない戦争犯罪も、」

2022-07-02 18:18:41
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「フェイクだと主張して、侵略を正当化しようとする「強者伏弱」を当たり前のこととしているのです。 では私たちはどうでしょうか。プーチン的なるものが私たちの中には決して無いとは言い切れるでしょうか。」⇒ 人間は誰もが「プーチン」になりうる危険性がある?

2022-07-02 18:20:28
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「それを『大無量寿経』には「時有国王」(時に国王ましましき)と示してあります。「時に」とは「いつの時にも」ということでしょう。つまりいつの時代も、誰もが国王的存在であり、支配的で独裁的な心が内に有ることを示唆しています。人間は安心して豊かに生きる国土(世界)を求めながら、」⇒

2022-07-02 18:21:05
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「偏った歴史観に影響されてしまうと、それを自らのアイデンティティとして絶対化し、いつの間にか独裁的な国王となって国土を思いのままに支配するということになってしまいます。でもこれは特別な誰かのことではなく、私たち一人一人の姿なのだということです。」⇒

2022-07-02 18:21:25
何もせんほうがええ @MITARAI_H

海法龍「その証拠に、私たちの周りには暴力が溢れています。虐待、いじめ、DV、ハラスメント、孤立、差別。それは戦争に限らず海底においても同じで、自分で善いと思っていることが、いつの間にか「強者伏弱」となって、他者を苦しめ生きる意欲を奪い、そのいのちを傷つけているのです。」⇒

2022-07-02 18:22:51
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「ではいったい私たちは何を求めて生きているのでしょうか。そして「強者伏弱」の国王的存在の私たちが救われていく道はどこにあるのでしょうか。『大無量寿経』は、その救いの道を国王が世自在王仏と出遇い浄土を建立していく物語として展開しています。」 続きは来月。 pic.twitter.com/qrqGXdH90Y

2022-07-02 18:25:33
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