2022年7月10日

ADHDと「拒絶敏感不快症」の関係性を検証する

注意欠如・多動症(ADHD)と「拒絶敏感不快症(RSD)」に関係についての謎を発達の専門家が検証します。
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川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

発達神経心理や脳科学、特別支援教育に関して2021年5月頃から呟いています。あくまで一つの意見として興味のある方はご参照ください。元々医療や療育の現場出身。博士(医学)・公認心理師・言語聴覚士 *発信内容は私見であり所属とは無関係です。SNS上での個人的な相談は一切受け付けていません。Voicyパーソナリティー

stand.fm/channels/60a8a…

川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

ん?拒絶敏感不快症(RSD) #1 「ADHDの9割以上の人が『拒絶敏感不快症』(RSD)を伴う」。 ほうそんな報告あるの?と ○RSDとADHDでpubmedで論文検索をかけると  「ゼロ」件 ○じゃあ、記述された状態の誓い回避性パーソナリティ障害(AVPD)で検索をかけると「1」件 これが示す意味😊

2022-07-09 15:37:52
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

ん?拒絶敏感不快症(RSD) #2 少し困って、「Peer Rejection」としてみると 84件 さあここから読み解きます。

2022-07-09 15:42:58
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

ん?拒絶敏感不快症(RSD) #3  海外での記事(論文ではなくて)を調べてみると引用元はこの「peer rejection(仲間からの拒絶)」といった場面での反応を基とした論文を引用して「RSD」を説明しているのがほとんど。これらはRSDとして書かれたものではない。

2022-07-09 15:55:41
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

ん?拒絶敏感不快症(RSD) #4  ADHD特性の根幹部分には実行機能の問題があり、行動の制御と情動の制御の側面から考えると、後者の部分が過剰反応にもつながりやすいことは間違いない(・・態々名前を付ける必要あるかな?)。さらに大人になるまでの経験も当然影響。

2022-07-09 15:57:50
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

結論(私見)➀ 今回、「ADHDの9割に拒絶敏感不快症(RSD)」が合併するという科学的根拠は見当たらず、そもそもRSD自体が確立された概念ではない。好意的な記事(論文ではなく)でさえ、ADHD特性で生じるのか「RSD」が生じる神経基盤が別個にあるのか「わからない」としているのが現状である

2022-07-09 16:08:31
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

結論(私見)② ん?拒絶敏感不快症(RSD)  なお、他者の評価や仲間関係に対する感受性の神経基盤の研究もまだまだ途上の段階  この状況の中で「ADHDの9割に拒絶敏感不快症(RSD)」といった表現は発達障害特性を持つ人のメリット以上に当事者の不安を煽る事を危惧する pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30155685/

2022-07-09 16:16:38
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

最後に  いろいろこの「RSD」なるものを調べなおしてみて勉強になったので私自身は思うことはないのですが、見解が分かれる内容の発信には本当に注意と裏付けが必要だな・・と強く感じた次第 自戒を込めて

2022-07-09 16:20:04
Tokio Uchiyama @TokioUchiyama

発達障害の「多くが」「○○」といわれている。みたいな記述をみると初耳のことが結構あって、ちょっと焦ってPubmedとかで文献検索しても論文でてこなくて.書いた人の根拠って何だろって不思議に思うことは多々あります。 twitter.com/vn7rfilshyd3gc…

2022-07-09 20:34:15
川﨑聡大 @Vn7rfILsHyD3gCu

@TokioUchiyama 私も摩訶不思議につつまれておりました😊

2022-07-09 20:47:50
向日葵 @inadayone

@Vn7rfILsHyD3gCu なるほど。わたしも??でしたのでスッキリしました。ありがとうございます。

2022-07-09 15:42:35
はぐP @toip_hokkaido

@Vn7rfILsHyD3gCu hspよりもさらにbuzz wordですな。

2022-07-09 15:59:04
リンク 東大新聞オンライン 【論説空間】HSPについて正しく知ろう いま日本で何が起きているのか | 東大新聞オンライン 近年、メディアでHSP(Highly Sensitive Person)という語を目にする機会が急速に増えた。インターネット上ではHSPセルフ診断や、HSPの人の特徴などのHSPに関する情報があふれ、正しい情報を見極めるのが難しくなっている。HSPとは何なのか、なぜ急速にHSPという概念が普及したのか、心理学が専門で、環境感受性理論の発達心理学的研究を行っている飯村周平特別研究員による論考だ。( 9 users 129

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