@yawaragi_ibumi 銃の定義については、銃刀法の第一章二章に記載があります。 「第二条 この法律において「銃砲」とは、けん銃、小銃、機関銃、砲、猟銃その他金属性弾丸を発射する機能を有する装薬銃砲及び空気銃(圧縮した気体を使用して弾丸を発射する機能を有する銃のうち、 続く
2022-07-15 19:59:11@yawaragi_ibumi 内閣府令で定めるところにより測定した弾丸の運動エネルギーの値が、人の生命に危険を及ぼし得るものとして内閣府令で定める値以上となるものをいう。以下同じ。)をいう。 つまり装薬で金属製弾丸を発射可能なもの規定の殺傷力があると判断されるものは銃と判断される可能性が高いといえます。 続く
2022-07-15 19:59:56@yawaragi_ibumi たとえ鉄パイプであろうと、この条件に合えば法律上は銃砲なんですが、最大の問題点はそれが散弾銃なのか拳銃なのかは取り締まる側が任意に決める事ができてしまう点なんです😓 続く
2022-07-15 20:04:07@yawaragi_ibumi なお、変わった例ですが日本の射撃競技では拳銃射撃の競技人口は極端に少ないのですが、競技をする抜け道としてハンドライフルという日本独自の競技があります😅 コレ、競技用の拳銃にカバー付けて全長を伸ばし、ストックらしきモノをつけるんですが、ストックとして全く使わない謎の部品です😅 続く
2022-07-15 20:05:24@yawaragi_ibumi 本体は競技用の拳銃そのもので、射撃姿勢も拳銃射撃として競技する。 しかし性能に何にも寄与しないカバーと使わないストックを外すと、途端に法律上は違法拳銃となってしまうという変わった競技なんですが、そもそも拳銃の法的定義が曖昧だからこそ成り立つスポーツだったりします😅 続く
2022-07-15 20:09:16@yawaragi_ibumi 逆にソードオフした散弾銃であっても違法改造散弾銃にはなりますが、拳銃としては扱えない😓 「拳銃とは片手で操作、射撃が可能な」などという明確な規定が無いため、今回はそういった定義の抜け穴のような点をついて拳銃とした感が強いのも事実だったりします🤔 お粗末様でした🙇♂️
2022-07-15 20:12:02@macoairhead お疲れ様です🙇♂️ 量刑に関してはご指摘のとおりと思います。 恐らく地検が公判に当たって指摘する点は、殺傷力を有する散弾である事を本人が周知している点にあると思います。 続く
2022-07-15 21:32:52@macoairhead この点は前述のとおり、被害者に強い殺意をも持つばかりで無く、第三者が被弾する可能性について未必の故意を持って発砲した事として指摘するであろう点と考えます。 本件では銃と銃種については単に罰条の問題のみに限定し、実行行為に対する有責性は殺人罪が主眼と考えます。
2022-07-15 21:37:09@macoairhead つまり起訴後を簡単に述べれば、被告は被害者に対し一方的に怨恨を持って殺人を計画し、そのために用意周到に計画を立案し、凶器として爆発物および銃器を違法に製造した。 続く
2022-07-15 21:41:57@macoairhead そして被告は、被害者を付け狙い、奈良県内において警備の隙を突いて接近し、強い殺意を持って周囲の第三者へ被害が出る可能性が有るにも関わらず、それ無視して違法に製造所持した拳銃をもって発砲し、結果として被弾した被害者を死に至らしめた。 続く
2022-07-15 21:42:54@macoairhead 本件に際し、被告は被害者に対して極めて強い殺意をもって殺害を計画し、執拗に被害者を付け狙い、無関係な第三者に被害が及ぶ事を承知で犯行に及んだ。 結果として、被害者は殺害され殺人は既遂となっただけで無く、被害者が首相経験者であり、社会的影響は極めて大である。 続く
2022-07-15 21:45:52@macoairhead ↑こんな感じで求刑していくものと考えられます😓 その際に下世話な話で例えると、違法製造所持された「拳銃」は殺人の休憩に対しての過剰なスパイスみたいなものになってしまう訳です😓 続く
2022-07-15 21:48:32@macoairhead 意外にも抜け穴のようなものですが、あくまで拳銃として立件に向けているには間違いなさそうですし、地検も犯罪の態様や社会的影響から厳罰で臨む空気が出来ており、国策捜査化しそうな匂いがします😣 お粗末様でした🙇♂️
2022-07-15 21:56:13@macoairhead 結果的にご指摘のとおりバックショット弾の発砲で被害者以外は奇跡的に負傷者が出ていませんが、法的論点は被害者以外に殺傷の恐れがある状況下で、それを周知で使用している点に悪質性を問う感じになると思います🤔 続く
2022-07-15 22:27:43@macoairhead そういった意味では被害者狙った殺人は既遂、第三者巻き込んだ無差別殺人と考えると未遂と考える訳です。 量刑判断と求刑はこの点も加味してものとなると考えられますし、死刑に関しての量刑判断は「永山基準」というものによります。 これは最高裁が死刑に関しての一定基準を設けたものです。 続く
2022-07-15 22:31:34@macoairhead それに照らすと、結果的に被害者は一名ですが、被害者の死亡という重大性やそれに付随した計画性、執拗性、社会的影響は極めて大きいうえ、先の第三者への加害の未必の故意などが認定されるため、求刑も相当厳罰を持って求刑し、判決も相当厳しいものが予想される訳です😓 終わり
2022-07-15 22:33:54「拳銃等」は「拳銃、小銃、機関銃又は砲」なので(銃刀法3条の4)拳銃か散弾銃かで違いがあるのかちと疑問です。 twitter.com/tech_mochimoch…
2022-07-16 10:28:21ちょっと本業視点で某重大事件の手製銃を考える。 当初マスコミから流れた「散弾銃」ではなく、県K発表で「拳銃」と訂正発表したには、何が何でも「拳銃」としなければならない理由があり、それは事件の重大性もあるが、使用した凶器が散弾銃か拳銃であるかで刑法上の罰条が格段に変わるからだ。 続く
2022-07-14 12:49:45@tech_mochimochi お答え頂き恐縮ですが、今回の凶器を無理に「拳銃」にしなくても「拳銃等」に含まれるのではないでしょうか。 逆に、散弾銃が「拳銃等」に含まれない理由があれば、ご指摘頂けると幸甚です。
2022-07-16 10:41:50@lawtomol 例えば模造拳銃関しては海外の模造拳銃では模造拳銃として製造販売されながらも、実際の空砲実包を使用するのみのブランクガンと呼ばれるモノ(改造すれば実弾使用可能)や全鉄製のモノなどが実弾の発射機能が無いのみで現地で玩具という扱いになってます😅 続く
2022-07-16 11:11:00@lawtomol 拳銃等としているのは、此の手のモノを輸入規制する意味合いも強い訳です😅 また、散弾銃が拳銃等に含まれない理由は、前提条件として、ここで述べられる散弾銃とは当初から製品たる散弾銃として設計製造されたモノという前提になる訳です。 続く
2022-07-16 11:15:23@lawtomol つまりコレを拳銃様に切断したソードオフの場合は違法改造された散弾銃として立件する形になります。 銃刀法の個別の銃種に関する定義明示がないという盲点ですが、コレを運用する当局としては、ある意味恣意的に何とでも出来てしまうという点が視点として怖い点だと思います😓 終わり
2022-07-16 11:19:29