彼女について知っている二、三の事柄 〜暁美ほむらの場合〜

先日来の妄想捏造考察をひとまとめに。 多分、随時追加・加筆編集。
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酔宵堂 @Swishwood

「契約していない協力者」の可能性。ある程度組織だって運用される魔法少女を経済的政治的に支援庇護する有力者の存在。現在可能性を持つのは「上条家」「志筑家」「鹿目詢子」「美国家側近」及び「兄」と云った辺りか

2011-09-10 01:37:25
酔宵堂 @Swishwood

家名及び原作描写から類推する社会的地位として、志筑家が美国の後援会長或いはそれに準ずる重鎮と云う可能性を指摘したい。とりもなおさず、織莉子と仁美の面識の問題に還元出来るが

2011-09-10 01:40:20
酔宵堂 @Swishwood

まあ、基地関係から拡げて佐倉さんちの事情を組み込むことも不可能ではないけど、そこまでやると収拾がつかない上に閉じ過ぎてるかな、とは思う

2011-09-10 01:47:17
酔宵堂 @Swishwood

織莉子を引っ張ってくるのは実は仁美。有力者のお嬢様どうし、そりゃネットワークだってあるモンである。まあその時点では例の疑獄でちょっと微妙な立場だったりはするのだろうが。名誉の回復には今しばらくの歳月を要するので、今はまだ雌伏の時である。

2011-09-21 04:04:59
酔宵堂 @Swishwood

志筑家は恐らく、ほむらの家庭事情について、或いは本人以上に把握しているかも知れない。家にとって何がしかの恩義ある美国の、例の件にまつわる調査をしていない筈も無いだろうし、その過程でほむらの名が出て来ないものでもあるまい。

2011-09-21 04:12:40
酔宵堂 @Swishwood

まだ、夜気は夏を孕んでいるだろう。薄い胸許は僅かに上下し、閉め忘れたカーテンの間から淡い蒼が染め上げる。だから、それは僥倖なのだろう。やっとのことでその身を起こし、病室、窓越しの月を見上げられたのは。まだ、何も知らない頃の、もう遠い記憶。それは、十三の秋のこと。 #twnovel

2011-09-13 01:55:22
酔宵堂 @Swishwood

それよりは改変前において魔女であった魔法少女を関係させる方が面白みはある。幼少のマミにその武器の性質を確立させたのが「エルザ」であるとすれば、多数出現/巨大化を受継いだとも取れるし、また捕縛術の師としても説得力はある

2011-09-10 01:51:57
酔宵堂 @Swishwood

さやかの喪失を前提軸に、欠落に答えを探し合うほむ杏、を見守るマミ(+ゆま)……と云うのが改変後しっくりくるかな。さらに前提として、ほむらは小五の時に転校してきて、さやかと知り合っていること、中二の時に杏子が転校生としてやってくること。ゆまは出来ればさやかの居る内に引き入れたいが。

2011-09-21 03:54:51
酔宵堂 @Swishwood

時間停止黒体に関しての考察は、とりもなおさず暁美ほむらの時間制御の真相を追及する試みでもある。幾つかの興味深い示唆から超伝導物質に於ける磁力線の排斥現象である「マイスナー効果」に相応し得るものが時間流に於いても生じるのではないかと云う試案を得るが、さてそれで説明し得るであろうか。

2011-09-13 02:40:07
酔宵堂 @Swishwood

超伝導状態の物質中から磁力線が排除される、結果磁性体が超伝導物質上で浮上することとなる「マイスナー効果」と云う現象がある。似たことがほむらの時間停止に際して発生しているのではないかと考えた訳だ。つまり、時間停止を発動した状態では固有時間流が世界時間流から排斥される、と仮定する。

2011-09-13 02:47:34
酔宵堂 @Swishwood

恰も磁性体上に超伝導体が浮遊するように、時間停止状態のほむらは三次元空間から遊離浮上する形になる。再接続地点の設定がデバイスによる任意とすれば、観測上の結果として瞬間移動、などとして認識されることだろう。再接続時点の時間齟齬は恐らく”砂”が吸収するものと思われる。

2011-09-13 02:53:59
酔宵堂 @Swishwood

時間流からの逸脱は、描写を見る限り共有可能のようである。条件はほむら自身と接触していること、と云ったところか。接触した存在の時間流を世界側からほむら側にバイパスさせる能力であると思われる。その結果として、接触した対象も時間停止の例外対象となり接触している限りその状態が維持される。

2011-09-13 03:00:11
酔宵堂 @Swishwood

それを前提として。拙作【背徳の聖櫃】 http://t.co/8L5ibej に於いてほむらの魔女化結界を「時間停止」と規定した。タイムライン上の有用な示唆より、魔女と結界の関係性に関するヒントを得た——つまり、魔女結界が肉体に相当し、魔女自身は魂に相当する、と云うものである。

2011-09-13 03:31:19
酔宵堂 @Swishwood

であるならば、対外界に於いては一個の時間流からの停止領域として観測される筈である。内部ではさらに重層構造をなし、それは極めて苛烈な条件として結実する。つまり、結界内の時間停止の条件として、魔女自身は静止していなければならない。内包するものが無関係なら然程制約ではなかったのだが。

2011-09-13 03:36:21
酔宵堂 @Swishwood

外界の観測ではだから、そこには測定不能の虚無があることになる。時間流は排斥されても光そのものまでを完全に排斥することは不可能であり、その結果そこには度重なる減衰の総和としての光情報の損失、即ち観測上の暗黒としてソレは測定される……と云う結論に達する。

2011-09-13 04:01:33
酔宵堂 @Swishwood

そも、そのような性質の結界を選択した理由は他ならぬ鹿目まどかの存在であることは云うまでもない。即ち、魔女化寸前の最後に見たイメージとそれに対する妥当性の検証を失った衝動的な打開策。能力とその方向性は魔女の常として固定され、それが二人に於いてと限れば救いようのない悲劇の現出となる。

2011-09-13 03:41:32
酔宵堂 @Swishwood

が、それはその打開策が決定的すぎるが故に世界にとっては救済となる。つまり、最大の脅威たる”ワルプルギスの夜”は時間停止結界に捕縛されたまま。契約してしまえばソレすら凌駕する最悪の魔女となる鹿目まどかもまた、停止した時間に永久的に封じられたままである。

2011-09-13 03:49:08
酔宵堂 @Swishwood

そして暁美ほむらの方向性の残滓として存在するその魔女は「鹿目まどかの契約の阻止」「ワルプルギスへの対処」を目的とする以上、結界の時間停止を解くことはない。最早自我を逸失しても、自ら執行可能な手段を以て自らの定義に於いて「守り続ける」。それこそが「最後に残った道しるべ」であるから。

2011-09-13 03:55:25
酔宵堂 @Swishwood

ああ、そうか。時間遡行結界。進んだ分と同じだけの実時間を遡行する。結果として時間停止に観測されるだけで、実際にやっていることは「行動しながら、それに要した実時間に等しい時間をリアルタイムに遡行している」とするべきなのか。

2011-10-27 01:23:13
酔宵堂 @Swishwood

つまりはプランク時間単位で行動即遡行、と。遡行領域は術者から何cmではなく時間単位、例えば1秒以内に到達可能な領域ごと遡行、とかそう云う。これなら射出後一定時間運動を保持している説明にもなる。

2011-10-27 01:45:55