茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第2874回「オリビアニュートンジョンさんを偲びながら振り返り」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート２８７４回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

オリビアニュートンジョンさんが亡くなった。ご冥福をお祈りいたします。中学生の頃、『よよかぜの誘惑』や『カントリーロード』を、覚えたての英語でいっしょうけんめい歌ったのがなつかしい。さわやかな、凛とした、存在感のある歌手さんだった。

茂木健一郎 @kenichiromogi

作詞作曲したのを自分でうたうというスタイルもいいけれども、この楽曲をこの人がこのアレンジで、というのもいい。オリビアニュートンジョンさんがあの雰囲気、あの声で、あのアレンジで歌ったからこそ楽曲の魅力が全開したと思う。それはプロデュースの叡智だ。

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ぼくが小学校の頃は、プロデュースの叡智があったと思う。たとえば浅田美代子さんの『赤い風船』。作詞が安井かずみさん、作曲・編曲が筒美京平というすごい組み合わせで、浅田美代子さんがあの雰囲気で、あのうたいかたで、あのアレンジだったから素晴らしかった。

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それから、あべ静江さんの『みずいろの手紙』。阿久悠さんが作詞、三木たかしさんが作曲というこれまたすごい組み合わせで、あべ静江さんがあの雰囲気であの歌い方であのアレンジでうたったから素晴らしかった。いろいろな方のちからが響き合ったのだと思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

時は流れて今はシンガーソングライターというか自分たちの楽曲をやるバンドが全盛だけど、かつてのような歌手と楽曲の総合プロデュースの智慧も忘れられるとさびしいなと思う。音楽業界にできることはまだまだたくさんあるんだろうと思う。オリビアニュートンジョンさんを偲びながら振り返りました。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート２８７４回、「オリビアニュートンジョンさんを偲びながら振り返り」をテーマに５つのツイートをお届けしました。