ゲーム『ああ播磨灘』でAI開発をしているとAIがバグ技を使いだした「品格以前の問題」

模範的工作員同志/赤野工作 @KgPravda

【AIああ播磨灘進捗】 三日目。13000000回プレイ。恐れていた事態が発生した。昨日編み出した必殺技「大噴火投げ」の力に溺れ、コマンドの最初の入力である↓Bを連発。基本である張り手を忘れ、破れかぶれの大技狙いでけたぐりを繰り返す浅ましい相撲で初戦すら危うい戦績に。恥を知れ！！！ pic.twitter.com/QDsCYdRqhz

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初戦の立山は大技など出さずとも勝てる相手であり、無駄な大技狙いは逆に勝負を不安定にする。二戦目の富岳は超重量級、相手の身体を持ち上げる大噴火投げを決めることは容易ではない。結果として初日二日を落とす落とす。格下相手と侮った自業自得だ、あと1000万回やって己の相撲を見直せ！！！

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内部的なことを言うと、初戦で試合を落とすと「報酬0」って扱いになり、10000万回も0が続くとバグったかと思うからやめてくれ！！！

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改めて本当に良くできてるゲームだ。初戦の立山は張り手連打でも勝てる。二戦目の富嶽は重量級で投げられない。三戦目の嵐竜はすぐ組み付かれるので投げなきゃならない。四戦目の凄ノ尾は頭突き突進で組ませてもらえない。当然のことではあるが、決まりきった相撲では70連勝は出来んのだ。

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ここへ来て、少し難しい問題が出てきた。「ああ播磨灘」にはごく稀に力士の体力を0にしても倒れずフリーズする、というバグがある。ではAIがこのバグに相対するとどうなるかというと、バグをバグと認識出来ず「倒したにも関わらずスコアが伸びない」と捉え、その倒し方の優先度を下げてしまう。

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ゲームルールに沿って動いているAIは、ゲームルールに矛盾をきたす「バグ」という概念が理解出来ない。バグもゲームルールの一部としてAIに教えれば済む話ではあるのだが、目の前の現象が不具合なのか、そうでないのかを場合分けすることは非常に難しい。

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どうも遊び丸の中でブレイクスルーがあったっぽい。

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【AIああ播磨灘進捗】 四日目。19000000回プレイ。大技頼りの粗い相撲を恥じるどころか、暴発時に化ける下段蹴りを駆使して勝ちを狙う苦肉の策に出る遊び丸。しかし四日目の相手凄ノ尾は素早い張り手が持ち味。F数有利の前に悉く下段蹴りが潰される。結果、凄ノ尾戦、600万戦0勝。いつ目を覚ますのか。 pic.twitter.com/1XRYefh5yH

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スト２で例えると、サマーソルト頼りで勝とうとした結果、「サマーソルト暴発時に出るジャンプ蹴りのみで勝つ練習をするのが論理的」、と結論付けたような相撲。

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お前に残された道は、お前の相撲を極めるか、悔い改めるか。不利を承知でスサノオの張り手を掻い潜って大噴火投げを決めてみせるか、潔く格闘ゲームにおける小パンの重要性を見つめ直すか、どちらかだぞ。

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というか昨日の途中から勝ってないから1000万戦0勝くらいいってる可能性ある。