アール・ブリュットを巡る トークシリーズ vol.3(ゲスト:はたよしこ氏)まとめ

滋賀県、東京都、岩手県などで全8回開催されているアール・ブリュットを巡る トークシリーズのまとめ。本回は以下のVol.3のまとめをしました。 アール・ブリュットを訪ね歩く ボーダーを超える実践的取り組み ゲスト:はたよしこ(ボーダレス・アートミュージアムNO-MA アートディレクター / 絵本作家) 続きを読む
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アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

いまからする話。「なぜ人が表現というものに向かうのか」「作ることの先にあるもの」自分は絵本を描いて来たが、なんとしても子どもたちに読んでもらいたい。どうやったら小学生に受けるかなどをずっと考えてきた。(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:14:07
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

でもアール・ブリュットの作家さんは「なんのあてもなく」作品作り続けている。その原点はどこにあるのか、それを知りたくなった(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:14:46
林明乎 @acico55

なんでだろ、涙でた。 RT @artbrut_talk 新潟の精神病院に住んでいる作家 山崎健一さんの紹介。http://t.co/AMbZZMcb #artbrut_t

2011-09-24 21:52:31
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

山崎さん、東京の土木工事の現場での出稼ぎ。その最中、発病。その後 数々の工事図面のような作品を手がけていく。自分が失って、今はもう社会とつながれなくなってしまって、でもこういう仕事をしてきた自分への気持ちが作品に現れている。 #artbrut_t

2011-09-24 15:21:15
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

自閉症の人は関係性の流動性を掴みにくい。いつも世の中が大混乱を起こしているような嵐の中でいつも生きている。彼らは文字なりロゴマークだとか、どこに行ってもこの看板はここにあり、この文字はここにある。その不定形さにこだわるという話を聞いたことがある。(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:26:28
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

文字に興味があるとかというよりはもっと切実なこと。文字という不定形なものを追う事で、この世界との繋がり方を探っているのではないか(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:28:22
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

ここからははたさん保坂さんの対話。保坂さんが2009年にNO-MAで開催した「この世界とのつながり方」展について。http://t.co/AY5Nr7Hh #artbrut_t

2011-09-24 15:30:15
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

「縫う」という方法や様々な方法含めて、ボーダレスな展示はある意味、はたさんの企画でやり尽くされているようにも感じる。じゃあ僕としてできる展覧会は何か。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:31:38
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

現代美術の状況を大きく二つにわけると「コンセプチャルアート」と「腹の底(魂)からわき上がるようなアート」。前者は頭で考え、クール。後者は考えるよりも先に沸き立つようなもの。後者は現代美術の世界ではなかなか評価されにくい現状。 #artbrut_t

2011-09-24 15:33:38
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

しかしこの腹の底系の作品とアール・ブリュットは繋がりやすい。だからむしろコンセプチュアルな作品とのボーダレス展示をしていく必要があると思い、「この世界とのつながり方」はやった。 #artbrut_t

2011-09-24 15:35:36
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

もちろん高嶺さんや森村さんのようにコンセプチュアルでもあり腹の底からも来る作家さんもいるが。よりコンセプチュアル寄りな作家との並列をしたいと。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:36:13
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

「私がこの世界に生きているということは、別の世界とも繋がる可能性があること」ということを、NO-MAで企画してから強く思うようになった。人は誰でもどこかの世界と繋がりたいんだと。それが人間として生まれてきたことの意味ではないか(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:39:56
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

その思いを美術として形にしたり、自分でそれを愛でたり、そういったことは太古から行なわれてきたのではないか。(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:40:40
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

国立国際美術館で10/4から開催される「世界制作の方法」(http://t.co/nmhRguXe)も、保坂さんの先ほどの「この世界とのつながり方」と視点の共通点があるのでは?「この世界を私はこう観ているのだ」という表明の仕方がアートなのでは(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:43:23
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

もともと個として制作してきたアート。これが他者をも揺り動かすその連鎖を生む。そしてその連鎖が人をビビットに感動させる。「私の中にもまだ気付いたことのない感覚のスイッチが生まれてたんだ」ということにアール・ブリュットに出会ってそういう体験をいくつもしてきた。 #artbrut_t

2011-09-24 15:45:51
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

もともと個として制作してきたアート。これが他者をも揺り動かすその連鎖を生む。そしてその連鎖が人をビビットに感動させる。私の中にもまだ気付いたことのない感覚のスイッチが生まれたんだということにアール・ブリュットに出会ってそういう体験をいくつもしてきた(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:46:36
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

地図が世界に出来た当時は「世界ってこういうものだ」って言われても「いやいやあんた世界を観てないでしょ?」といったように、地図が描写か表現かという問題もある。そしてフェルメールはその地図を作品の中の背景にした。 #artbrut_t

2011-09-24 15:49:22
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

森村さんもモチーフにしたフェルメールの面白さはそこにあり、地図的描写に近いスタンス。自分の強い思いを伝えるために表現するというより、描写というスタンスも表現になりえる。岩崎司さんもそういうスタンスかもしれない。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:51:21
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

そういう意味でもアートは果たして「個」の表現なのかという問題もある。それは置いておいたとしても、NO-MAは個展を滅多にしないスタンスは面白い。美術館にとって個展は(学芸員が)作家さんとマンツーマンで付き合うことが嫌でなければ、グループ展よりはある意味楽。 #artbrut_t

2011-09-24 15:53:47
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

個展ではなくあらゆる作家をボーダレスに展示する展開をしてきたNO-MAのそのスタンスについて知りたい。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:54:38
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

「個」は孤独の「孤」でもあると思う。それらが普遍性を持っていくとうその世界の見方のチェンジの仕方を試すためのボーダレス展示だった思う。フィギュア展が終わってもこれからもそこは企てていきたい。(はた) #artbrut_t

2011-09-24 15:56:22
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

もちろん表現はダンスや音楽などいろいろある。しかし視覚表現に関して言えば、(映像は時間も伴うので中間的ではあるが)把握をする上での瞬間性がある。面白いのは、アール・ブリュットと言われる人たちもその瞬間性はわかっている。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:58:27
アール・ブリュットを巡るトークシリーズ @artbrut_talk

だから彼らもその視覚に中に自分の表現を構造化していく。それをある意味つきつめていくと、曼荼羅的になっていく。絵というものはトレーニングをうけてようが受けていないが、どこかで構造化されないといけないという身体性を持っているかもしれない。(保坂) #artbrut_t

2011-09-24 15:59:26