つかもと師:これまでの世界都市はあまり変わってはいけないという暗黙のルールのもとにできてきた。東京は変わり続ける。変わるということの原因=東京は住宅で出来ている #rtokyo
2011-09-27 11:11:00つかもと:60年代のメタボリストの構想はアーキテクトクラシー。権力と結びついて集中的な資本の投資を行うイメージ。実際は個人が分散して住宅に投資した。この体質のなかで都市の「卓越」を考える。
2011-09-27 11:14:04台湾は建築と都市は強固に結びついているようですね。家業型経済だから。 http://t.co/WQjnlAqX
2011-09-27 11:15:39つかもと:自分たちは60年代=コア・メタボリズム、現代=ボイド(隙間)・メタボリズムと呼ぶ。ex. 幹線道路沿いの高層ビルがつくる皮とアンコのブロック。
2011-09-27 11:17:25大月:日本では住宅をめぐってはコミュニティかプライバシーか、という図式に陥りがち。年代によってどちらが大事かは変わる。
2011-09-27 11:36:21震災シンポで大月さんが示していたコミュニティ重視ゾーンとプライバシー重視ゾーンを両立させるハイブリッド・モデルが思い出されるね。
2011-09-27 11:37:24長嶋:「建物の人たち」の言い回しが難しくて。(1)土地の私有(2)これからの住宅のあり方も大事だが、現実には建売5万個ミニ開発という話がある。そっちをどうすればいいか話しをしないとふわっとした話。
2011-09-27 11:39:40長嶋:こちらの世界では査定が築20年でゼロ。これをどうするか。住宅政策は景気対策だったのでこれをどうするか。
2011-09-27 11:41:09長嶋さんは「これをどうするか」とは言うけれど、解決策については自分では示さないね。実務家らしいといえばらしいけれど。
2011-09-27 11:42:37藻谷:環6と環7の間で住宅を探したが感覚的に買えなかった。中途半端に隙間があるのでリスクが大きすぎる。3階建てで車要らない。現実の家計消費は女性が決める。妻の感性はバブル期OL。ブランドには興味ないがプライバシーには身体が拒否。
2011-09-27 11:50:29藻谷:東京生まれの人たちはプライバシーのないところに育ってきて、歳取ったら引っ越す。解決策としても住み替えを奨励すればいい。ただコミュニティは切れて欲しくない。同じコミュニティのなかで住みかえ出来れば一番いい。
2011-09-27 11:52:52藻谷:ただそれは地価最大化システムには反する。地価はコレステロール。地価が半分くらいになればもっと不動産もお金も動く。長嶋さんは相続税コンサルタントみたいになって苦労していらっしゃるのだろう。
2011-09-27 11:54:42藻谷:私の出身地などはゼロ地価に向かって下落し続けている。誰かがどこかで路線価を変えないとダメ。それで誰が負けるかというと自治体。自治体の税収が下落。別の仕組みを与えないと。
2011-09-27 11:56:12藻谷:地方都市の現実をみていると、人口減少が選択を迫ると思われる。このまま行くと建築系も不動産系も利害が一致して、下げるもの下げてそこから上げるしか無い、という話しになるに違いない。
2011-09-27 11:58:04つかもと:ここにずっと住んでもいいなというふるさと的な感覚が東京のまんなかでもできるんじゃないか。やりようによってはできるんじゃないか。どこかで人間がべったりと張り付くという責任感が欠かせないんじゃないか。
2011-09-27 12:00:34つかもと:中古マーケットの話も、住んでいる当事者からの価値をもう少しやっぱり評価できるような仕組みを経済や不動産のほうがやっていただくと、私の話もふわふわしないのではないかw
2011-09-27 12:01:49長嶋:金融機関の問題。建物の査定ができないのでそれをやる職能がいるのでは。現状では借り主の査定しかしておらず、設計のことは査定できてない。
2011-09-27 12:03:41藻谷:今度の街並みゼミで「土地本位制から街並み本位制」という講演をする。人口が増えると土地のレアリティ(希少性)が高まる。人口が下がるとなると土地を求めなくなるので常に損をする状態になる。土地を持っている人間だけが土地を高く評価する事態に。
2011-09-27 12:08:53藻谷:これから土地価格はゼロに限りなく近づく。上物の価値が問われるという世界標準になる。市場経済に反する考えは人口増加時代の産物。
2011-09-27 12:10:02