藻谷:よい建物が比較的多いところは値段が上がる。これが世界標準。ネイバーフッド(近隣)が重要になる。今のうちにまともな物件に投資にする。まともな建築士に頼めば良い。芸術性を残すつもりの建築士(=建築家?)に頼むと雨漏りバラックになり悲惨。
2011-09-27 12:12:46藻谷:例:丸の内仲通り。あえてお店にしてバリューを上げている。個人地権者=戸建住宅オーナーを説得できるか。「損して得取れ」という感覚を次世代に説得できるか。
2011-09-27 12:21:31つかもと:建築も「どうしてわかってくれないのか」と思っていた。1960年代は建築家が目指す社会構築がニーズと一致。今はまちづくりをやらないと建築の根拠が見いだせない。統治者の視点ではなく当事者の視点が必要。それをやればやるべきことは見えてくる。
2011-09-27 12:26:45山形:作品性を追求する人とマーケットのいうことをはいはいとコピペをするというレベルの人を埋める役割が必要なのでは。コーディネーターとしての建築士を期待。
2011-09-27 12:29:48長嶋:若い人はこちらの世界を勉強したほうがいい。不動産屋さんになってもいい。不動産屋で建物のことを説明できればもっとよくなる。12年前に広告から不動産に入ったときはカルチャーショック。建築の人が入ったほうがいい。
2011-09-27 12:32:40山形:建築から銀行や金融へ行く人はバブル期にはいたんだけどね。大月:建築離れた人を裏切り者扱いするのを止めないと。社会でつくっていくのだから。
2011-09-27 12:35:14つかもと:研究室の学生はまだあんまりよその分野に行っていない。心がこもっていないのかw 枠組みのこととデザインのことを両方話す必要は共有している。誰がなんの為にどうして作るのか。
2011-09-27 12:36:53つかもと:これまでは枠組みを凌駕するのが建築家だ、みたいな気概があったが、さすがにきつくなってきたw
2011-09-27 12:38:03塚本:昔の建築家は枠組みを凌駕してしまうようなデザインをするのが仕事だという「気合」が入っていたけど、そういう時代じゃない。枠組みをきちんとデザインすると、「なぜこの建築が建っているのか」が分かるはず。
2011-09-27 12:39:47大月:ボトムアップとトップアップのバランス。地域の中にバランス取れてあるのが重要。プロバイダーとして使い方の提案をするべき。
2011-09-27 12:40:16大月:作り方と同時に、使い方の提案もしないといけない。物理的に提供するのが仕事だが、ちょっと手を加えるだけでこんなに使い方が変わると伝えていかないと。警察の取締りがあるとしても、しっかりリサーチして、警察や消防の取締り方が間違っているよ、と指摘するようなやり方が必要。
2011-09-27 12:42:36アーキエイドの学生代表:3・11aroundという企画なのでその話も。東京の一極集中の変化など、東京の役割の変化を聞きたい。山形先生への質問。
2011-09-27 12:43:58山形:東京に地震が来るからという理由で別の場所を用意するのか。地震予知に対する疑問もある。日本全体で耐震性を上げていく方向の話もある。911の時の高層ビル批判のように忘れられてしまうかもしれない。
2011-09-27 12:45:42山形:地震保険をかけていない企業がある。東京が潰れるときは日本が潰れる時だからだ、という理由だった。来年になると忘れてしまう人が多いのではないかと今は思っている。
2011-09-27 12:46:56塚本:東京は震災後じゃなくて、(東京の)震災前だと考えろという人がいる。すぐにできることがあるかどうか分からないが、作り方は変わるかもしれない。公共施設をつくるときは、和室をたくさんつくるべきではないかと思っている。大勢が入れるし、事務仕事だってそこでもできる。
2011-09-27 12:48:28