妖怪好きが「水木しげるの妖怪百鬼夜行展」に行ってきた。より深く妖怪絵師・水木しげるを知れる良展示

図録の完成度も高くってたまらんですな。
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図録はマストバイ

物書きモトタキ @motoyaKITO

図録がまたたまらない。小松和彦先生、多田克己先生、木場貴俊先生、荒俣宏先生、そして京極夏彦先生のコラムがある。総力戦じゃあないか。 pic.twitter.com/4ew0p7jXJ0

2022-08-22 00:57:02
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物書きモトタキ @motoyaKITO

小松和彦先生のコラムでは、水木しげる大先生の働きが日本妖怪文化の再発掘を促した、としており、その妖怪絵師としての功績が綴られていた。 多田克己先生は、水木しげる大先生による「妖怪の妖精化」に着目しており、不吉の印象を愛着ある存在へとシフトチェンジさせていった壮大な計画を語る。

2022-08-22 00:57:03
物書きモトタキ @motoyaKITO

木場貴俊先生は、妖怪絵師としての水木しげる大先生の「その妖怪は連綿とある妖怪の流れを汲む」を解説。 仏教美術や御伽草子、柳田国男に井上円了、鳥山石燕などの先達との繋がりを浮かばせる。

2022-08-22 00:57:03
物書きモトタキ @motoyaKITO

荒俣宏先生は、水木しげる大先生の資料集めについて、神田の古書店街の在り方もあわせて語っていた。 何を資料とするのか、面白いものを引き寄せる磁場の話や、その興味の幅広さを伝えてくれている。

2022-08-22 01:45:18
物書きモトタキ @motoyaKITO

そして、最後は京極夏彦先生。水木しげる大先生にとっての「妖怪の描き方」つまりは「その作り方の真髄」を教えてくれた。 そもそも妖怪とは「目に見えない」だが「そこにある雰囲気」そのもの。ゆえに絵は背景も併せて「妖怪」となる。 水木試験の、これは妖怪か否かの話も実におもちろい。

2022-08-22 02:29:44
リンク 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~ 六本木ヒルズ森タワー52階・東京シティビューでは、2022年7月8日(金)~9月4日(日)の期間にて、水木プロダクション協力のもと、漫画家・水木しげるの生誕100周年を記念した初の大型展覧会を開催いたします。 6 users 4035