BASAMURAI7
(続き)地に屈する足を刀で支え、再び歩もうとするが数歩歩んで地に付した。泥土に伏す三成のとどめを刺そうとする野伏から守ろうと彼を囲む侍達。尽きる三成の炎を打ち消すように篠突く雨は降り続ける。
2011-09-28 02:44:03(続き)黙って唇を噛むことしかできない政宗。村人を盾に取り政宗を警戒する頭領に胸につけていた首飾りを投げつける夢主。首飾りは頭領に当たり隙ができた。村人は逃げ、政宗が頭領に飛び掛かるが凶弾が彼を襲う。腹部を押さえ膝を折る政宗に斬りかかろうとする頭領。駆ける夢主。
2011-09-28 03:06:39(続き)血飛沫が空を散った。政宗の刀が頭領の胸を貫いた。頭領の刀が落ちる音とともに頽れる政宗。夢主は彼の身体を抱き起すが、べっとりと付く鮮血は彼の命が短いことを否応なく見せつけていた。政宗は夢主の姿を故郷の村娘と重ねながら、百姓を救うことができた思いと共に瞼を閉じた。
2011-09-28 03:12:11(続き)その後、頭領の首を持った夢主により戦いは終わりを迎えた。止むことのない雨は血まみれの体を濯ぎ、多すぎる血と魂を大地へと導いていった。
2011-09-28 03:16:35(続き)それから時は過ぎ、田植えの時期となった村には村人達の歌う田植え唄が響いていた。戦から復興した村は野伏の恐怖から解放され今年は村人達の笑顔が溢れている。水が張られた田に白い脛を出して苗を植える村娘達。その中に夢主もまじっている。彼らを見守るような瞳で見やる家康。
2011-09-28 03:28:37(続き)幸村と佐助は家康にまた会える日を願い再び旅に出た。彼らの背を送り再び村に目を向ける。青空を映した水田に足をつけ唄う人が住む村はまさしく家康が望む平和であった。家康は瞼を閉じる。それはまるで思いをはせるようでもあり黙祷をするようでもあった。そして彼も何処へ続き道を踏み出した
2011-09-28 03:36:22(最後)ある村には一つのわらべ歌が伝わっている。それは七人の侍が村を襲う悪い侍を討つ物語で村の子供たちは古の英雄に胸を躍らせながら囃しているのだ。中心部から少し外れた一番見晴らしのいい丘の上には三つの墓標が村を見守るように立っている。墓標の前には感謝の花が絶えることは決してない。
2011-09-28 03:43:25完全なる自己満楽しかったデース!そして幸村、一番好きだけど全然出番なくてごめんな!佐助もな!動かしづらいんだよ!そして慶次は最初っからごめんな!あと雨降ってるのに火縄銃ってつかえる・・・のか・・・?!
2011-09-28 03:45:41ここで一つの謎が生まれる。
「三つの墓標」・・・この単語に疑問を持った私はいったい誰が嘘をついているのか推理を行う。