朝日新聞(耕論)「「政治と宗教」その一線 塚田穂高さん」

2022年9月6日朝日新聞紙面掲載。
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何もせんほうがええ @MITARAI_H

(耕論)「政治と宗教」その一線 塚田穂高さん、井田奈穂さん、中島宏さん:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/DA3S1… 「■利用し合う関係、再考を 塚田穂高さん(宗教社会学者) 宗教団体が政治活動をすることに対して、違和感を持つ人は多いでしょう。宗教が政治と関わること自体を」⇒ twitter.com/hotaka_tsukada…

2022-09-06 08:18:12
塚田 穂高 @hotaka_tsukada

おはようございます!🌀朝日新聞朝刊「耕論」に、「宗教と政治」小論が載りました。御覧ください。テレ朝モーニングショー、「宗教2世」です。ほか、インタビュー、取材、学会発表準備と、がんばります…。よろしくお願いします。

2022-09-06 07:02:37
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「悪いことのように受け取る流れも目立ちます。しばしば「政教分離違反では」といった指摘も見受けられますが、そこには誤解があります。日本における政教分離とは、あくまで国、自治体など公的機関が、特定の宗教に肩入れしたり便宜を図ったりすることが禁じられており、その主語は「国」などです」⇒

2022-09-06 08:19:34
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「他方、主語が「宗教」の場合は、憲法制定時から今日まで、「宗教団体の政治活動を排除しない」という国の見解が踏襲されています。宗教が理想実現のために政治に関わることは自由、という大原則がある。 もっとも、その主張や求める政策の内容が、他者を差別したり自由や人権を抑圧したり」⇒

2022-09-06 08:20:35
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「抑圧したりするものであるような場合は、全く自由とは言えないでしょう。選挙で信者個人に特定の投票を強制していないかという問題もある。また、宗教活動のための献金や施設を、政治活動に用いてよいかといった論点もあります。」⇒

2022-09-06 08:22:10
何もせんほうがええ @MITARAI_H

塚田穂高准教授「ただ主語が「政治家」の場合、関わりの全面禁止ではないが、線引きが難しい。例えば、靖国神社への参拝では、玉串料を私費で納めるなど「私人として」という建前になっている。宗教団体関連のイベントなどに会費などを支払うことも、政務活動費の適切な利用と言えるでしょうか。」⇒

2022-09-06 08:22:54
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「選挙で支援を求めることも「私的」とは言えず、その「見返り」は何でしょうか。議論が必要です。 しかし、旧統一教会に関しては、こうした「宗教と政治」をめぐる議論とは別次元の話です。政治家と反社会的集団や詐欺集団が付き合ってはいけないように、」⇒

2022-09-06 08:24:35
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「「霊感商法」や強要的な高額献金で甚大な被害を生んだ団体との付き合いは避けるべきでした。 これまで宗教と政治はお互いに利用し合ってきました。政治家は票をもらったり、政策・活動の応援団になってもらったりしてきた。」⇒

2022-09-06 08:25:49
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「宗教の側も、自分たちの理想実現や、自分たちの正当性や力を内外に示すために政治家を使ってきた。しかし、結局は票目当ての皮相的な関わりになっていなかったのか、宗教団体も考え直すべきです。」⇒ 「つき合い」レベルであっても、政治家と交流の場を持つことの問い直しと振り返りが必要。

2022-09-06 08:29:28
何もせんほうがええ @MITARAI_H

「今は宗教と政治家の関係がクリアーではなく、「裏でつながっている」という悪いイメージになっている。有権者も、政治家がどんな宗教と何を約束しているかが分かりません。」⇒ と、世間は思っていることの認識が、教団の中の人にあるのかどうか。

2022-09-06 08:34:05
何もせんほうがええ @MITARAI_H

塚田穂高准教授「政治の側も宗教の側も、そのつながりについてきちんと発信し、「うしろめたさ」を払拭(ふっしょく)することが必要です。そうすることで、政治や社会に積極的に関わる宗教が「おかしいわけではない」ことを判断できる社会が育つはずです。」 もはや真俗二諦は通用しない。

2022-09-06 08:38:05