『陽炎天幕』宣伝

5/23の第十回文学フリマ出品予定、古野まほろトリビュート本『陽炎天幕』の宣伝ページです。
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@tomarin

さあ皆さんお待ちかね、『陽炎天幕』、深夜の突発宣伝タイム、レディーーーゴォォーー!

2010-04-24 00:25:20
@tomarin

まずは天帝トリビュート1作目。トリビュートオブザトリビュート、「天帝の二十重(はたえ)なる孔貨」! 正直に言って、収録作品中、唯一の真っ正面からの古野まほろトリビュート。出会った女性書店員から聞いた"五十円玉二十枚を千円札に両替する男"の謎に、古野まほろと奥平が挑む!

2010-04-24 00:32:42
@tomarin

かつて誰も到達し得なかった(作者調べ)"五十円玉二十枚"の最終回答とその男の正体とは!? そしてまほろと奥平の関係はどうなるのか(笑) これぞ天帝トリビュートど真ん中! な1作です。

2010-04-24 00:35:56
@tomarin

続く第2作目は「帝都に宛てられた手紙」。主人公の元に届いた1通の手紙、そこにはとある高校で発生した密室事件について書かれていた。血塗れ(ブラッディ)ピエロが徘徊すると噂されるその高校の一室で、何が起きたのか?

2010-04-24 00:39:23
@tomarin

密室の謎解きもさることながら、探偵と事件との関係、そして手紙に込められた意味……胸に沁みるラストが印象深い1作です。

2010-04-24 00:42:13
@tomarin

そして本書最大の問題作「天帝小説のためのダブルラリアット」。もっとも前衛的でロジックの極北に挑んだ作品で初めて読んだ時の戸惑いは今でも忘れられない。天文学部で起きた事件を集められるデータからあくまで"論理的"に解いていくだけの作品と言えばそうなのだけど、その"論理"の捉え方が凄い

2010-04-24 00:49:21
@tomarin

いやもうこれはね、この作品が本格でなかったら本格は存在しなくなるはずなんだけど、どこか違う。それはもう、古野まほろトリビュートとか関係なく読んで感想を聞かせて欲しいと思います。他人と意見を交わしたくなる1作。

2010-04-24 00:56:27
@tomarin

そして4作目「天帝のおはします空座」。これは読んでびっくりまさかの××の×××が主人公。そこは驚いて欲しいのであらすじも控えますが、作家・古野まほろ自身にかなりのダメージを与える作品であろうと思いました。これほどの供物を天帝に捧げられるというのは凄いとしか言いようがありません。

2010-04-24 01:01:20
@tomarin

以上が充実の天帝シリーズトリビュートの4作品。ではこれから、探偵小説シリーズのトリビュート作品に移りましょう。

2010-04-24 01:09:01
@tomarin

探偵小説1作目は「探偵小説のためのリメリック」。コモとあかねが手にした1枚の手紙。そこにはイギリスで起こった不思議な事件が綴られていた。さまざまな人種が集まった館で起きた殺人事件の真相に挑むのはまさかの……! そしてあのお方もちょっとだけ友情出演(?)

2010-04-24 01:18:00
@tomarin

どこまでしゃべって良いのかな……。とりあえず、これを読んだら「あにょう」が頭から離れなくなること間違いなしな1作です(笑)

2010-04-24 01:22:20
@tomarin

続いて探偵小説トリビュート2作品目は「求誰共憐深夜月(ムーンライトストレンジャー)」。これはインヴェンションに出てきた吸血鬼一族のちょっと昔のエピソード。旧校舎で暮らす彼の元を、ある夏、突然少年が訪れてきた。それによって"家族"の間に微妙な空気が流れ始め……。

2010-04-24 01:27:23
@tomarin

主人公が生き生きと描かれ、美しいラストシーンへとなだれ込みます。設定とラストとがかみあった1作です。

2010-04-24 01:30:17
@tomarin

そして、探偵小説トリビュートのトリを務める"小説"は「警部・外田保丞~外田、風邪を引く」です。見ての通りあの外田警部が主人公。飛行機内で起きた殺人事件をたまたま行き会わせた外田警部が捜査を始める! 犯人を追い詰めていく所は勿論、動機とその背景設定に唸りました。

2010-04-24 01:37:29
@tomarin

原作では滅多に見られない、"かっこいい外田"が出てきますのでどうか注目を。ラストのラストまで計算された出来だと思います。

2010-04-24 01:38:56
@tomarin

あと1作あるんですが、まだタイトルが詰め切れていないこともあり、隠し球、ということにしておきます。

2010-04-24 01:40:24
@tomarin

トリビュートはそれくらいとして、他におまけとして「古野まほろQ&A(クエトァ)」では同時収録の「質疑応答集(アンテルヴュ)」では聞ききれなかったことを中心に新たにインタビューしなおしました。「汀こるものから古野まほろへの質問」もなぜか収録。

2010-04-24 01:42:49
@tomarin

あ、そうそう。すべてのトリビュート作品には古野さんからのひと言コメントを頂いており、巻末に掲載しています。暖かい言葉や厳しい言葉、色々あります。参加者の皆さん、心しておいて下さい(笑)

2010-04-24 01:43:51
@tomarin

そして、トリビュート作品と比べて勝るとも劣らぬ衝撃を与えるであろう「色彩振仮名(ルビ)索引」、全15ページも収録。天帝シリーズ4作品から色彩に関わるルビのすべてを抜き出し、該当ページ数を記載しています。本当に後輩達の力作で、新しい発見があること間違いなし! ぜひご覧下さい。

2010-04-24 01:46:59
@tomarin

あとは……そう、表紙は『御矢』や『孤島』の表紙を描いたウスダヒロさんの新作オリジナルイラストです!! 本のイメージにふさわしく、素晴らしい出来の仕上がりになっています。正直、表紙だけでも買う価値があると思います(笑)

2010-04-24 01:49:08
@tomarin

基本的に古野まほろ作品は読んでいる方が『陽炎天幕』収録の作品を楽しめるのは確かです。が、古野まほろ作品のネタバラシはほとんどありませんし、読んでなくとも楽しめる作品ばかりです。 [天帝研は文学フリマA-20]

2010-05-08 18:52:23
@tomarin

ただ、編集者の意見としては『天帝の二十重なる孔貨』は『果実』の第一の殺人が起きるまでは読んでいて貰えると嬉しいですし、同様に、『天帝のおはします空座』は『果実』をラストまで読了していることが望ましいと思います。 [天帝研は文学フリマA-20]

2010-05-08 18:54:38
@tomarin

また、探偵小説トリビュートの方は設定を知るという意味で『探偵小説のためのリメリック』&「警部・外田保丞」の前に『エチュード』を、『求誰共憐深夜月』の前に『インヴェンション』を読んでいた方がキャラがつかみやすいかな、と思います。 [天帝研は文学フリマA-20]

2010-05-08 18:56:52
@tomarin

あ、順番が変わってしまいましたが「帝都に宛てられた手紙」「天帝小説のためのダブルラリアット」も『果実』を読んでいた方が楽しめるとは思います。ですが、この2作品は読んでないからと言って、おもしろさが損なわれることは決してないと思います。 [天帝研は文学フリマA-20]

2010-05-08 19:02:10
@tomarin

そういえば、ちゃんと言ってませんでしたが、『陽炎天幕』の値段は1000円ぽっきりです。 #mahoro [天帝研は文学フリマA-20]

2010-05-07 09:03:35