標準原価計算と実際原価計算の話

原価計算はブラックボックス
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発端

けいたろう@公開用 @ClawConciliator

この話何度もするが、原価計算方法に一番影響を与えるファクタは価格決定力 異論は認める

2022-09-30 22:43:51
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

市場が寡占であり価格決定力がある場合→実際原価計算むき 市場が競争状態にあり価格決定力が企業にほぼない状態→標準原価計算むき

2022-09-30 22:45:39
blanknote @blanknote

価格決定がコストアプローチだと全部原価への関心が高くなりマーケットアプローチだと部分原価(直接原価)への関心が高くなる、ということが下の選択に繋がりやすくなるのだと考えております。 twitter.com/clawconciliato…

2022-09-30 23:26:53
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

原価計算は原価を計算したいんじゃなくて利益を計算したいんじゃよ〜 利益をどこで切るかは管理の問題

2022-09-30 22:52:27
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

価格決定がコストアプローチ(にできる)という世界線と価格決定がマーケットアプローチ(しか許されない)という世界線が交わる時に、価格決定力に対する議論なく、管理会計を議論するのは空転を呼びますね。 企業は原価が知りたいんじゃなくて、利益が知りたいので。

2022-09-30 23:30:47
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

@namisuketea そうそう なので 製品工程とかもファクタではありますが トップラインが可変かどうか?と言う検討なしの原価計算方法ないし管理方法の検討は片手落ちかなと

2022-09-30 22:57:29
blanknote @blanknote

分析的には実際原価計算採用の目的適合性には遡及価格改定の有無や操業の安定性などの要因も前提になっては来るとは思うのですが、価格決定力があり全体として常に儲かっているとあまり検討の必要性は感じないかもなと思います。そういう事業に関わったことはないですが横から見た印象です。

2022-09-30 23:34:30
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

これまでの話は、プロダクト商売(しかしたことない)の話です為念 IP商売はわからない。

2022-09-30 23:43:19

発端の解説

けいたろう@公開用 @ClawConciliator

まずこれは 1.原価計算方法の決定にあたって重要なファクタは価格決定力 2.寡占(価格決定力あり)→実際原価計算向き 競争市場(価格決定力なし)→標準原価計算向き と言う私のツイートがもとになっています。

2022-10-02 14:12:25
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

標準原価計算と実際原価計算において、標準原価は実際原価の目指すべき目標値(科学的、統計的調査に基づく)などと言われたりしますね。 標準原価と実績値の差異を分析して原価管理に役立てましょうというのが教科書的なお答えです。

2022-10-02 14:16:25
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

さてここで、(そういう業界など想像もできない!といわずに)市場が寡占でコストが必ず価格に転嫁できる商品があったとします。時系列のずれはあっても、コストの20%を上乗せした価格を製品価格にできる商品です。 この場合、標準原価と実際原価の差異分析に意味はあるでしょうか?

2022-10-02 14:19:21
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

この場合、「あるべき原価」は存在しません。いや、あるかもしれなちですが、意味はないわけです(そこに近づける必要はないわけですからね)。 必要なのは、「実際の原価」です。 またこういった商品が複数ある場合には、「実際の、それぞれの商品の原価」も必要です。

2022-10-02 14:26:39
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

この場合、間接費の配賦というイシューは、単なる部門間のあらそい以上の意味があります。間接費の配賦をあやまり、コストが正しく価格に転嫁できないおそれがあるためです。

2022-10-02 14:41:45
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

ここまでがぶらんくさんの「価格決定がコストアプローチだと全部原価への関心が高くなり」のところです。

2022-10-02 14:48:39
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

一方で、販売価格が完全にマーケットに依存している商品があったとします。どのように原価が変動したとしても、販売価格を変更できないとします。

2022-10-02 22:20:12
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

この場合、販売価格と”ありうるべき原価”の差額が”ありうるべき利益”となりますから、”ありうるべき利益”の獲得のためには、”ありうるべき原価”を目指すことになります。 (そもそも、”ありうるべき利益”を持って市場へ参入するかの意思決定をしているでしょう)

2022-10-02 22:22:21
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

この場合、”あるべき原価”と実際の差異分析は、”あるべき原価”を目指すことが大きな目的となるでしょう。 この目的において、”あるべき原価”として捉えることに意味がある部分はどこでしょうか。その部分は、差異分析によって、”あるべき原価”へ近づけることが可能な部分です。

2022-10-02 22:27:58
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

また、実際と”あるべき原価”にあまりに大幅な乖離があった場合には、”あるべき原価”もつねにそれが現実に即したものかを吟味しなくてはなりません(近づけることができないものを”あるべき”とはできません)。

2022-10-02 22:29:44
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

材料にかかる原価差異、労務費に関する原価差異、つまり、直接費に係る差異は、どの商品においても”あるべき利益”と”実際の利益”の差異を分析するのに有用でしょう。一方で、製造間接費にかかる原価差異は、1商品の利益において、”利益の差異を把握し、適切な利益に近づける”ことに有用でしょうか

2022-10-02 22:32:23
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

製造間接費にかかる原価差異は、そういった意味で、「販売価格が市場で完全に決定している場合」においてはそれほど有用ではないでしょう(意味はあるでしょうが、配賦の手間が”あるべき利益”の獲得という目的にはさほど適合しないでしょう)。

2022-10-02 22:34:57
けいたろう@公開用 @ClawConciliator

こちらが昨日のぶらんく先生の「マーケットアプローチだと部分原価(直接原価)への関心が高くなる」の部分です。

2022-10-02 22:36:07
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