#twnovel 「さっきそこですごい有名人に会ったよ」「へえ、有名でも一般人と同じ待遇なんだね」「ああ、彼も感動してた。すべての人に平等に、完全にパーソナルな感動を用意してるなんてすごい、さすが天国だって」 #ジョブズ追悼
2011-10-06 23:05:16#twnovel 「スティーブ・ジョブズが死んだなんて…」「おい、そんな話を信じてるのか?」「え?」「これ見ろよ。みんなで嘘つきゲームしてるだけなんだよ(泣)」 #ジョブズ追悼 http://t.co/ywj9WdRm
2011-10-06 23:08:05「世界は変えられるさ。望めばね」私は彼女に言う。「本気で望めばいい」彼女は私を見つめて、ゆっくりと答える。「私は世界を変えるコトなんて望まないわ。今のこの世界を変えたら、アナタがいなくなってしまうかもしれないじゃない。私はこのままの世界を望むよ」…キミは強いな。 #twnovel
2011-10-06 23:08:57#twnovel 技術革新が急ピッチで進み、天国へメール送信ができるようになった。すべてただ1人に、皆の思いを届けたいがためだった。こうして世界がまた少し良くなった。その人から「天国でもイノベーションを起こしたよ」と嬉しそうな返事が戻って来るのは、この数年後の話。 #ジョブズ追悼
2011-10-06 23:12:24林檎を食べれば力を得られると蛇に騙され、アダムとイブは楽園を追放された。哀しみに暮れ、彼らは食べかけの林檎を捨ててしまう。 #twnovel その齧られた林檎を、一人の魔法使いが拾った。やがてその林檎で、彼は地上に新しい楽園を作り出すこととなる。そう、彼こそがスティーブジョブズ。
2011-10-06 23:17:24#twnovel それは彼女の手にあった。それは僕の手にあった。「愛」は地球上に溢れていた。そして今日、「哀」がみんなの心に溢れた。 #iSad #ThankYouSteve
2011-10-06 23:19:28#twnovel 魔法使いは死んでしまったが、その魔法はまだ生きている。魔法使いは死んでしまっても、私たちは魔法使いとなって生きている。これが偉大な魔法使いが遺した、最高の魔法。ずっと世界は続いていく。私たち全員で、世界をもっと素晴らしいものに変えながら。 #ジョブズ追悼
2011-10-06 23:20:18いつの間にか彼の目の前に真っ白いリスがいた。「おじさんは、もう死んじゃったんだよ。ここは所謂あの世ってところさ。ぼく?ぼくは、おじさんにとどめを刺されて先にここに来たの。恨んでないよ?もうそんなことはいいんだ。ここで一緒に、世界がどうなっていくのか見てみようよ」 #twnovel
2011-10-06 23:24:09#twnovel 魔法使いがやって来て、すべてひっくり返すことを信じている。笑って、無茶やらかして、世界の常識を変えてしまうことを。魔法使いが死んだなんて、信じない。 #ジョブズ追悼
2011-10-06 23:24:58#twnovel #ジョブズ追悼 私はあの日を忘れない。夜通しのイベント、なくした整理券、早朝の気怠さ。長蛇の列に加わって、やっとくぐれた自動ドア。魔法使いのくれたデバイス、まさにあれは未知との遭遇。私の世界が動き始めた。初めて撮った写真はいまもカメラロールの一枚目
2011-10-06 23:37:36#twnovel 墓に林檎が供えられていた。が、よく見ると林檎には誰かが齧った跡が。「一体誰がこんなことを!?」怒る神父に、参拝に来た人々。「いいんだ、彼のはこれで」人々の手にも、齧られた林檎が握られていた。驚いた神父だったが、やがて墓に刻まれた名前を見ると、成る程と微笑んだ。
2011-10-06 23:39:12#twnovel あの人は凄いよ。覚えているかい? 立ち上げた時の、あのポーンっていう。あんなセツナイ音を発するメカを作っちゃうなんてさ。本気で惚れたね。いや、あの人にじゃないよ、わかるだろ。初恋だった。随分あとに結局、浮気しちゃったけど。許してくれるよね? #ジョブズ追悼
2011-10-06 23:56:44朝から忙しかった。資料作りに打ち合わせ、ランチも取れない。それでも僕は満足だ。自分の仕事が世界を少し幸せにしていると信じているから。日が変わる直前に仕事が終わった。「おっと、もう1つだけやることがあった」僕は祈る。そして呟く。「One more thing」#twnovel
2011-10-07 00:00:01#twnovel しばらく使っていなかったMacから突然、悪魔のアルペジオが流れて来た。ドキッとすると同時に懐かしい感じがしてきた。Macを覗き込むとそこには Sad Mac が悲しそうな顔をして映っていた。
2011-10-07 00:16:41私が初めて世界と繋がったのは、まだ日本から出たこともない学生時代。デンとした林檎を必死に覗き背中を丸めキーを叩いた。あれから瞬く間気付けば今日私は手の平で指を滑らせる。小さな林檎の中からは、あらゆる言語のありがとうが溢れ出す。囓った林檎の創り出した温かい世界。 #twnovel
2011-10-07 00:18:44上司から理不尽な命令を受けた。大した仕事じゃない。やれば、すぐにできてしまう。だけど、その仕事はお客様のためにも、会社のためにも、世界のためにもならない。本当に自分がしたいことなのか。あの人だったらどうするだろう。僕は上司に告げる。「断ります」#twnovel #ジョブズ追悼
2011-10-07 00:30:25「そんなに悲しい顔をしないでよ!何で⁈ 私何も悪いことしてないじゃない!」動かない彼を揺さぶり叩いたが、その表情に変化は見られなかった。一瞬で全てをなくした絶望感に打ちひしがれ己の無力さを悟った私は、静かにSad Macに背を向けた。 #twnovel
2011-10-07 00:34:00天国と地上をネットで結ぶ方法が開発された。次々と送られてくる天才技術者が悠久の時をかけ開発に専念できる天国は、まさに最高の環境と言えよう。「問題は地上側に受信機がないことだったのに、君まで天国にきちゃうとは。」天国技術社の新入社員はりんごをかじるとにこりと笑った。#twnovel
2011-10-07 12:23:22#twnovel 携帯大手「あうあう」と「柔らか銀行」がいきなり倒産した。iPhone尻の立て役者スティック・ジョブズ氏の死去に伴い、ユーザーが喪に服して一斉に契約解除したからだ。「普段信仰心のカケラもねーくせに、こんな時だけ畜生……」「ていうか、喪に服するってこういうコト?」
2011-10-07 17:26:42#twnovel 彼の死体はここにはない。でも確かにこの世からいなくなった。「どうしてそんなことが言えるんだ?」「だって彼は魔法使いだもの。この世からどこかキレイな場所へ行ったのよ」ほら、彼が飛ばした紙飛行機が今も空で羽ばたいてる。
2011-10-07 19:27:55