きっと生涯誰にも言えないと思うから、ここで供養。

さかた @sakata_na2co3

きっと生涯誰にも言えないと思うから、私の性被害をここで供養。 私は高校時代、一年以上弟から覗きの被害を受けていた。

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最初は勘違いだと思った。私が脱衣所で着替えてるときとかに、その前の廊下を通るふりをしてチラ見するだけだったから。いくら思春期の男といえど、実の姉の着替えを覗こうとするなんて思わなかった。

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でもすぐに狙ってやってることだと確信した。用もないのに何度も廊下を往復して毎回私を横目で見てくる。それに気づいてからは、扉をしっかり閉めるようになったけど、お風呂に入ってる間に誰かが閉め忘れることだってある。弟はそういうタイミングを狙ってやってくるようになった。

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弟の行動はだんだんエスカレートしてきて、扉を閉めてても何かを取りに来たふりをしたり、私がいると気づかなかったと言ったりして、脱衣所に入ってくるようになった。脱衣所だけじゃなく、私が部屋で着替えてるときさえ廊下を通るふりをして扉の隙間から見てくるようになった。

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この頃からは不快感や気持ち悪さよりも恐怖を強く感じるようになって、脱衣所の扉を閉めるよう母に何度も念押ししたり、下着は風呂場でつけたりするようになった。警戒しているというメッセージを暗に伝えて、やめてくれることを願っていたけれど、結局何も変わらなかった。

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そんな毎日のストレスに耐えかねて、ある日いつものごとく着替え中に脱衣所に入ってきた弟に怒りが爆発し｢入ってくるな！｣と怒鳴った。母はそれで察したのかどうか知らないけど、｢そっちに行きなさんなよー！｣ってリビングから言ってた。それ以来、弟から覗かれることは格段に減った(0ではない)

さかた @sakata_na2co3

私は当時これを性的加害だと理解していなかった。だけど、大学に入ってあれが立派な性的加害であり、私はずっと性被害を受けていたのだと認識した。今は一人暮らしをしているので普段は忘れているけれど、帰省をしたときにはどうしても覗かれないかという不安と恐怖を感じてしまう。

さかた @sakata_na2co3

家族という関係性が盾になっているから、すぐに声を上げることも母親に相談することもできなかった。力関係は明らかに私の方が強かったから、我慢できず｢入るな｣と怒鳴れたことが唯一の救いだと思う。

さかた @sakata_na2co3

男に性的なまなざしを向けられる不快感と気持ち悪さ、それが家族であるゆえに誰にも言えない恐怖と悲しさ、4つも年下の弟に尊厳を傷つけられることの屈辱。レイプや痴漢のように実害を受けたわけじゃないけれど、本当につらかった。この先弟を許すことはできないと思うほどに。

さかた @sakata_na2co3

｢そんな小さなことで｣｢中学生男子がちょっと魔が差しただけじゃん｣と言われるような気がして、誰にも打ち明けられない。別にPTSDを患ってるわけでも、今の生活に支障をきたしてるわけでもないし。それでもあの頃私はとてもつらかった。今になってやっと言語化できる。

さかた @sakata_na2co3

今はもう被害は受けてないけど、弟への恨みとか嫌悪感が消えない。元々(被害を受ける前から)仲が良くなくて、父母はずっと｢仲良くしてほしい｣と言ってくるけど、そんなの絶対にむり。本当は縁も切りたいくらいだけど、父母を悲しませたくないから家族として最低限の付き合いはするつもり。

さかた @sakata_na2co3

ただの覗きで、直接触れられなくても、本当に気持ち悪いし怖いんだよ。相手が家族だから関係性を壊すのが怖くて、声が上げられないんだよ。 私は弟からだったからまだマシだけど、これが父親や兄だったら、力関係も相まってほんとに怖いし声上げられないよね。