「生理中に使える真っ赤な入浴剤」に関する考察
- yukinoko811
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発端
2022年10月、株式会社ドリームスが『Bloody Bomb』という商品を販売しました。
8割の女性が「生理の日に、血が気になってお風呂を我慢している」 生理中の女性の悩みに応える、CBD成分配合のバスボム『Bloody Bomb(ブラッディボム)』が新登場! 生理のあらゆる悩みを和らげるCBD成分を40mg配合。これまで嫌な色だった赤色も贅沢な色に。 きらめく赤いお風呂で、月に一度の贅沢を。 pic.twitter.com/SWT71HQH2O
2022-10-18 12:08:31女性の「健康」と「活躍」を支援する、第1回「Femech Tokyo」に『Bloody Bomb』の出展が決定いたしました。 多くの女性の悩みである「生理中の入浴」に、新しい習慣を提案いたします。 10/22(土)には、『Bloody Bomb』を特別価格にて販売! みなさまのご来場お待ちしております。 twitter.com/Dreamsbydreams… pic.twitter.com/R5iQiGOYdo
2022-10-18 12:09:20本日より、『Femtech Tokyo』がスタート✨ 話題の「Bloody Bomb」を出展中です!展示会は、10/22(土)まで。みなさまのご来場お待ちしております。 ドリームズブース: 生理・月経ゾーン 小間番号 3-9 詳細は、引用RT元の投稿をチェック☺️ #femtechtokyo #bloodybomb #ブラッディボム #生理浴 twitter.com/Dreamsbydreams… pic.twitter.com/VgbMcxmSzR
2022-10-20 15:48:47この商品が、SNSで物議を物議を醸しました。特に、以下のツイートは"5万いいね"を超えています。
生理中用のバスボム。 たぶん考えたのも採用したのも男。 「血が気になって」の解釈違いえぐいて。 pic.twitter.com/TaWfXBlrMi
2022-11-28 18:09:00SNS上では、Bloody Bombについて男性ばかりのメンバーで開発されたり、女性のメンバーが在籍しても声が上げづらかったりしたのではないか、と問題視する声が見られました。
しかし、ネットメディアの「ねとらぼ」が取材したところ「企画チームは4人中3人が女性」「発案者も女性社員」「女性が多い会社」であることが判明しました。
社内は女性のほうが多く、発案者も女性でしたが…… 物議を醸した「生理中に使える真っ赤な入浴剤」販売元にインタビュー 「社内でも色やキャッチコピーに否定的な意見があった」 nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/22… pic.twitter.com/x1tYtGrU2m
2022-12-01 12:35:00考察
フェミニストに「名誉男性」と誹謗中傷された女性たち・クリエイター・企画者・モデルの方々をきっかけに、男女問わず全ての表現者の為に何かできないかとアカウントを作りました。表現の自由と誹謗中傷問題の2つを中心に、様々な社会問題の解決を目指して各情報を少しずつ発信していきます。マシュマロ専用アカウント⇒@yukimaro98
バスボム、生理中の女性をターゲットで湯船を真っ赤にするやつ。正直、私も「違う、そうじゃない」と思うような商品で、そういう商品はSNSで「女性社員の意見が聞き入れられていない!!」と叩かれて炎上しがち。でも、たぶん原因は全く逆で『男性社員が口出しできないから』じゃないかな。解説します↓
2022-12-02 14:36:57簡単に言うと「女性社員の意見だから大丈夫なのだろう、男性の自分が下手に考えるより安心だ」という放任と「生理等のデリケートな話題で余計な口出しをするのはセクハラにならないだろうか」という恐怖心。 この2つが合わさり『女性発案の意見を男性が止めることができない』という状況が生まれる。
2022-12-02 14:36:57これは「ハラスメント」のアンケート結果ですが、男性管理職が女性社員への『セクシャル・ハラスメント』を危惧する割合は更に大きいでしょう。 8割超の管理職が「ハラスメント」を危惧して部下への発言を躊躇した経験があると回答。指導や育成に影響か|人事のプロを支援するhrpro.co.jp/trend_news.php…
2022-12-02 14:36:58管理職は女性より男性の方が多い。 そして、社内権限が大きくなるほど失うものも大きくなり「生理等のデリケートな話題で余計な口出ししたらセクハラにならないだろうか」という恐怖心は増す。だから、女性管理職がいない職場では『若い女性社員のアグレッシブな発案』を止められる社員がいなくなる。
2022-12-02 14:36:58"企画チームの男性社員は自分自身は生理の悩みを体感したことがないため、意見は言えるものの、女性に寄り添った意見なのかは分からないため、最終決定は女性社員たちでしてほしいというスタンスだったとのこと。「決して女性が意見しにくい」といった環境ではなかったと説明" nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/22…
2022-12-02 14:36:59SNS上では、Bloody Bombについて男性ばかりのメンバーで開発されたり、女性のメンバーが在籍しても声が上げづらかったりしたのではないか、と問題視する声が見られました。
しかし、担当者によると、生活雑貨やアパレルの企画製造販売などを手がけるドリームズは「女性に対する癒やし」を1つのテーマに掲げているとのこと。社内は女性のほうが多く、今回の製品の立案やパッケージなどに携わった企画チームも、4人のうち女性は3人で、男性は1人だけといいます。
Bloody Bombを発案したのも女性社員でした。
なお、企画チームの男性社員は自分自身は生理の悩みを体感したことがないため、意見は言えるものの、女性に寄り添った意見なのかは分からないため、最終決定は女性社員たちでしてほしいというスタンスだったとのこと。「決して女性が意見しにくい」といった環境ではなかったと説明しました。
「本当は赤い入浴剤を売りたかったわけではなく、『生理中の入浴』という新しい概念を広めていけたらと考えていました。本当に伝えたかったのはそこでした。しかし、新しいことに踏み出したため、(社外向けの)コミュニケーションの順番がうまく調節できず、行き過ぎた部分があったかもしれないと感じています。そのような部分は今回で学び、今後に生かしたいと考えています」(担当者)
(出典:物議を醸した「生理中に使える真っ赤な入浴剤」販売元にインタビュー 「社内でも色やキャッチコピーに否定的な意見があった」 - ねとらぼ)
この記事の担当者インタビューを読むと「(社外向けの)コミュニケーションの順番がうまく調節できず、行き過ぎた部分があったかもしれない」と語っている。おそらく、担当者は若年層の経験が浅い女性社員。 その「調整できていない段取り」が女性社員だからこそ『素通し』になっていたのかな……と。
2022-12-02 14:37:00これも、1つのジェンダーバイアスだと思います。 「女性発案・女性中心チームで開発した商品なのだから、女性に歓迎されるだろう」という思い込み。女性を『個人』ではなく『属性』で捉える、現代フェミニズムが浸透した弊害。男性はセクハラを恐れて、デリケートな分野ほど女性に口出しができない。
2022-12-02 14:37:00こういうジェンダーバイアスに囚われて、誰もが「たぶん考えたのも採用したのも男」と勘違いする。そして、こういう意見を見た別の企業が「女性の意見を採用すれば解決するだろう」と安易に考えてしまい、同じことが何度も繰り返される。 結果として『実は担当者は女性でした案件』が量産されていく。 twitter.com/fu8uhf/status/…
2022-12-02 14:37:01これらを踏まえて、管理職の採用では「女性の意見を採用して通しやすくするために女性管理職を」だけではなく『女性の意見に適切な修正をきちんと言える女性管理職を』という観点も必要ではないかと思います。 Topic.312【なんでこんな商品が!?の謎|バスボム編】#ゆきラボ share.yoor.jp/room/yuki_birt…
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