ガーフィンケル追悼シンポジウム@UCLA

2011年10月14・15日にUCLAにて、同年4月に逝去したエスノメソドロジーの創始者であるH.Garfinkelの追悼シンポジウムが開催されました。同シンポジウムに参加された @shiro_kashimura先生のレポートをこちらにまとめました。 http://www.soc.ucla.edu/Garfinkel_Memorial
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Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

午後3時、UCLA近くのホテルに到着.ウェストウッドの中心で、UCLAまで歩いて2、3ブロック.

2011-10-14 07:01:28
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

@frroots 案内が、http://t.co/6JQfPWs1 にあります.楽しみにしています.

2011-10-14 12:56:51
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Garfinkel 追悼コンファレンス(金曜にインフォーマルな集会があり、土曜は終日シンポジウム)がUCLAであり、出席するためにきています.同時期に予定されていた日本EMCA研究会の報告予定を変更してきておりますので、レポーターの役も期待されていますがどうでしょうか.

2011-10-14 14:19:18
KOMIYA Tomone @frroots

@Shiro_Kashimura レポート期待しております!特にシェグロフがどんなこと言うのかは個人的に気になります。

2011-10-14 14:22:28
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Garfinkel 追悼カンファレンス(第1日)は、ロサンゼルス時間で午後5時30分から午後8時ごろまで、UCLAのJames West Alumni Center, Founder's Roomで行われ、2時間ほど前に終了しました.Arlene夫人も出席しました.

2011-10-15 14:18:53
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

会話分析派のリーダー Emanuel (Manny) Schegloff 教授が第1日目の司会をしました.第2日目は、John Heritage 教授が司会をします.第1日目は、故 Garfinkel 教授の人柄と学問をあわせて、故人をしのぶ趣旨の会です.

2011-10-15 14:21:38
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Schegloff 教授が趣旨説明と開会のことばを述べ、Arlene夫人からの感謝のことばが伝えられました.Arlene夫人は、Garfinkel 教授をよく支えたとともに、彼女自身が生物化学の学位をもち、教授のすぐれた理解者、相談相手でもあったと私は理解しています.

2011-10-15 14:25:41
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

本会には、Eric Livingston氏、Don Zimmerman氏、Albert Robillard氏、スピーカーとして予定されていたRalph Turner教授など何人かの方が、さまざまな理由で欠席を余儀なくされました.

2011-10-15 14:27:52
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Garfinkel 教授とともに同時代的に研究を牽引してこられた、Larry (Lawrence) Wieder 氏、Egon Bittner 氏など、なくなった方もいます.とくにBittner氏は、Garfinkel 教授の数週間後になくりました.

2011-10-15 14:31:10
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Bittner氏は、Garfinkel 教授の最初の卒業生でもありました.90歳でした.

2011-10-15 14:47:37
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Bittnerさんの死去については、7月ごろ岡田さんがEMCAメーリングリストに情報を流してくれました.

2011-10-15 14:50:58
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

今夜の最初のスピーカーはAlessandro Duranti教授でした.Garfinkel とも近い視角をもつ、Linguistic Anthropology の研究者として著名です.http://t.co/U9t84nuz

2011-10-15 14:55:33
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Sandro Duranti教授は、自分がここにいる2つの理由があると述べました.第1は、Harold Garfinkel が社会科学の全体を変化させたから.そして、a Garfinkel Moment とよぶもの—日常的な特有性への執拗な関心のあらわれーを紹介するため.

2011-10-15 15:04:43
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Schegloff教授の紹介では、つぎのスピーカーであるMef Seeman 教授は、UCLA社会学科の長老メンバーの一人で、Harold を長く特別な仕方でよく知っているといいます.

2011-10-15 15:06:44
n_akiya @n_akiya

@Shiro_Kashimura ガーフィンケル追悼シンポレポート、興味深く拝見しております。ありがとうございます!

2011-10-15 15:29:51
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Seeman 教授は1950年代はじめにOhio State University でHarold に出会った頃のエピソードを語りました.後にUCLAに移った後、実践的行為の専門家がかならずしも実践的行為が上手でないとも言って笑いを誘いました.

2011-10-15 15:30:43
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

@n_akiya 本日の会合については、完全録音ファイルがJohn Heritage 教授のご厚意で提供されています.それを聞きながら思い出せ聞き取れるところだけ、書いています.ファイルは、とりあえず、EMCA例会の世話人の池谷さんに送りましたので、いずれ、参照してください.

2011-10-15 15:34:08
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Seeman 教授は、Haroldとも呼びますが、"Garf" とも呼んでいるようでした.あるとき、かれの希望によりmicrobiologyの研究室の見学を設定したところ、後に、Garfinkel が何にでも興味をもち何にでも驚くので驚いたとの感想を聞いたとのことです.

2011-10-15 15:38:31
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Harold はおおくの人にとってしばしばmysteriousに見えたとSeeman教授は見ています.それは、かれが何にでも著しい興味をもち、ランチの席でもパーティでも深く深く分析することを辞さなかったからのようです.これは他のスピーカーのエピソードにも共通したことでした.

2011-10-15 15:45:51
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Seeman教授は、Garfinkel教授とともに出席したAlbuquerqueの思い出も語りました.自分はalienation, Garf はrational action, みな好きなことを発表しており、空軍がスポンサーとは考えられない会議だったと言います.

2011-10-15 15:51:17
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Seeman教授がUCLAに移動する話があったとき、Harold は、「君は私たちのためにここにくる必要があるし、君のためにもそうする必要がある」と助言したそうです.それは正しかったと述べて締めくくりました.

2011-10-15 15:57:24
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Ann Rawls 教授は、Garfinkel のすべての仕事とキャリアに関する総合的な研究を企てています.Schegloff さんは、誰もがその成果を期待して待っていると言って、紹介しました.

2011-10-15 16:00:33
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Rawls 教授によれば、Albuquerque コンファレンスのボックスがあるとのことです.空軍からいかに期待されていたかを示す手紙なども含まれていたとのこと.彼女によれば、それらの仕事は、決して"before ethnomethodoolgy"ではない.

2011-10-15 16:05:48
Shiro_Kashimura @Shiro_Kashimura

Rawls 教授は、"Harold was Harold.Maybe born that way"と言います.3歳で祖父の膝の上に座っているHarold は、皆が知っているような視線で世界を眺めているように見えるそうです.手元にはそういう資料もあるのでしょう.

2011-10-15 16:11:14