毎月14日は『ツイノベの日』　2011/10/14お題「鉄道」

とみの @Tomino618

電車の中。懐かしい景色。桜色。君の声。僕の笑顔。 電車の中。切なくなる景色。紅葉色。君の席。空いた席。無表情の僕。 電車を降りる。となりに君はもういない。 #twnovel #twnvday

タロ @taro_konohana

早朝の高架下で私達は初めての接吻を交わした。唇を離せば、二人の吐く白い息が一つになってとけていく。「月がとっても綺麗ですね」私の唇をそっとなぞりながら、少し照れたように貴方は囁く。空には月なぞないというのに。ただ、そんな遠回しな愛の言葉がたまらなく愛おしかった。#twnovel

瀬口 @an2a_09

明日はきっと忙しいと思うから、寝る前についのべデーに参加したいなぁ。今月のお題は「鉄道」で、去年のお題は「旅」だった、という@twnvday_botさんの言葉に、私が初めてついのべデーに参加して一年が経ったことを知る。

７ @7gnb

#twnvday いよいよiPhone4S発売か。電車の中で考える。iOS5へ更新できたし3GSで不自由はないけど魅力あるよな…。おっと、揺られた拍子に宙を舞う3GS。これは買い換えなくてはと喜んだが、まったくの無傷だった。こんな意外性もAppleマジックか。 #twnovel

７ @7gnb

#twnvday 「君も機械の体が欲しいの？」「うん、そうすれば新しい時代を迎えられるかもしれないから」「その代わり部品の一つにされるとしても？」「今のままだって社会の中の部品になるようなものさ」「そう…それなら今だけ星を眺めていましょう」銀河鉄道の車窓から。 #twnovel

しーな@GO2完走 @xsheeenax

たたんたたん。身体に馴染んだ振動が子守歌のように僕を包む。窓からの景色を降りるまで見ていたいのに、それが叶ったことはない。たたんたたん。いつの間にかすうっと眠りに落ちて、僕を乗せたベッドはいつも通り海沿いの街を進む。僕と同期するリズム。たたん。 #twnovel #twnvday

西 @tricolor_cats

#twnvday 座席に着いたらば、まずは窓際に缶コーヒーを置き隣にチョコをセット。背もたれの角度を調節し、安楽な体勢になる。車内放送に耳を傾けながら、駅の本屋で選りすぐった小説のページを開く。あとは規則的なレールの音の中、本の世界に入り込み、時に景色を見る。これぞ旅の醍醐味。

夕凪奏恵 @k_you_nagi

#twnovel 「この金属は何ですか」「鉄です。これを頼りに汽車は走ります」「汽車とは馬車の親戚ですか」「遠い親戚みたいなものです。短い時間で遠くまで行きます」「この鉄の道を歩けば僕も行けますか」「時間はかかりますが着きます」「ならば行きます」「私も行きます」 #twnvday

とおる6th @windcreator

すみません、切符を買いたいのですが。「どちらまで行かれます？」ちょっとそこまで。「なんだ、すでに切符をお持ちではないですか」え？「それです、その7文字です」twnovel、ですか？「えぇ、今切りますよ。“#”　どうぞ、楽しい物語の旅を」 #twnovel はい、いってきます。

柚木遼 @ryo0zero

望遠鏡を持ち出して宇宙を見上げる。輝く星々を覗きながら探す銀河鉄道。かの文豪はこの暗い暗い輝く宇宙にどんな世界を視たのだろう。カンパネルラとジョバンニのどちらにも僕はなれないとぼやきながら、また望遠鏡に手をかけて見える筈もない鉄道を探すのだ。 #twnovel #twnvday

とおる6th @windcreator

@twnvday_bot 君は、「鉄道」からの派生お題をどこまで追えるかな？(不敵な笑み

@stalemateA

轟音・悲鳴・衝撃。そこにあるのは、数秒前までは列車だった何か。その中に数百という単位で人を乗せていたはずの何か。眼前に広がる惨状、透明な窓と赤い手形。行き過ぎたスケジュール管理が導き出してしまった答えは、史上最悪の鉄道事故と言う形で現世に顕現した。#twnovel

あはは☆るい @ahaharui

#twnvday 「さよなら」と声に出したら不覚にも涙がこぼれた。「さよならー！ありがとー！」皆も僕も叫んだ。「プァーン」とタイフォンを鳴らし、大阪駅から金沢へ雷鳥のラストラン。２０１１年３月１１日、雷鳥のさらならイベントが中止になった衝撃的な訳を知ったのは、涙が乾いた後だった。

@StrayMinstrel

無人駅の外にある灰皿で、最後の一本に火をつける。祖母とは合わない事ばかりだったけれど、煙草の銘柄だけは一緒で。見送り代わりにこでぽつりぽつりと世間話をして、灰が落ち切る頃電車が来たものだった。いつもと同じように灰が落ちて、電車が来る。あなたは空へ、俺は明日へ。 #twnovel

17+1 @17plus1

「敷かれたレールの上を進む人生は嫌だって？　やったことないくせに」そう言って姉貴は真夜中に僕を連れ出し、近所の線路を歩かせた。これが超スリリングだった。有名な小説を思い出したけど、たくさんの人が真似してそうだけど、そんな前例は関係なかった。完全に僕の経験だった。 #twnovel

とおる6th @windcreator

僕の人生は各駅停車の鈍行だ。一つひとつ、人生の変わり目ごとに躓き、立ち止まり、またゆっくりと走り出す。一駅ずつ、景色は緩やかに。気付けば遥か遠く、もう始発駅の姿は見えない。ただ線路だけが、ずっと繋がっている。まだ目的地は遠い。また一駅、前へ。出発進行。 #twnovel

あさくら @AR_322

この列車はどこまで行くのか、わたしには皆目見当もつかなかった。野を越え山を越え波をとばし、やがて海の中へ。窓の外を泳ぐウツボ、クジラ、カメ。しばらくしてわたしは行き先が分かった。ああわたしは、失った大切なものに会いに行くのだ。 #twnvday

simmmonnnn @simmmonnnn

#twnovel 貸切鉄道で一人、君の元へ急いでいたら、伝書鳩がやって来た。一足遅かったようだ。僕は迷う事なく車掌に告げる。「行き先を変更します」天を指差しながら。──そこで目が覚めた。どうやら梯子を掴んだまま眠っていたようだ。落ちていく列車を一瞥してから、僕は改めて天を目指す。

simmmonnnn @simmmonnnn

「鉄道」って微妙に難しいお題だなと思ってタグを見てみたら案の定、とりあえず電車絡みならOKみたいな流れになってた。 #twnvday

たくわん @takuwan_takusan

その機関車に乗る、旅人たちは歓声や怒号をあげながら、恋人たちは二人だけの世界に閉じこもりながら、作業員らは汗だくになりながら、皆が一様に顔を真っ赤にしていた。それに乗ると、どういうわけか、皆そうなってしまうのだ。だから、その機関車は「上気機関車」と呼ばれていた。 #twnvday

layback @laybacks

線路を歩いていた。僕はどこへ向かっているのだろう。やがて線路は地面を離れ夜空に浮かび始めた。それでもそのまま歩き続けた。そろそろ星に手が届きそうだ。警笛の音がした。僕は振り返る。瞬きをする。もう僕は汽車に乗り込んでいる。やっと行き先に気づいた。 #twnovel #twnvday

simmmonnnn @simmmonnnn

#twnovel 鉄道員の彼へ、愛をこめて花束を。大袈裟だけど受け取って。理由なんて訊かないでよね。今だけ全て忘れて笑わないで受け止めて。照れていないで。ポッぽっぽや。 #twnvday

layback @laybacks

父は柔道、母は剣道、兄は空手道。父は僕にも武道をやらせたがった。だが僕は鉄道を選んだ。父はことあるごとに僕の趣味に対してケチをつけた。僕は全寮制の高校を選び家を出た。初めて運転士として乗り込む日、一両目の奥の座席には白髪混じりの父の姿が見えた。 #twnovel #twnvday

(朝斗)外部避難中 @Asatoiro

爪先までぴいんと伸ばして一番遠いボタンを押した。まだ読めもしない文字が祖父の町の名前だと、あの頃母は教えてくれた。14時、いつもの定期券。重そうなリュックを背負う一人前の旅人が窓外に食い入っている。そのキラキラした横顔に、ああ、僕は歳をとったのだと気づかされる。 #twnvday

ぼろいねこ讃 @nekoboro

誰も連れて逃げてくれないので線路のそばに立っていよう、警笛の合図で走って飛び乗ろう、飛び乗るイメージはずいぶん描いてきた、終着駅までいくんだ、知らない人ばかりの町は歩きやすかろう。そうしてストローをくわえて空気を吸いつつ、今日も見送った明日のイメージ。 #twnvday