忍殺初見感想まとめ③+α-コケシ労働者に心を痛めつけられた回-
TLのニンジャヘッズ達へ。 お昼ごはんに豆腐の味噌汁食べよとか思って豆腐切ってたらコケシ労働者達のこと思い出して一気につらくなってダバダバ泣いてるんですがあんなにつらい死があるならもっと先に覚悟をさせておいてですね!?(いや本当に良質)(すごい感情乱されてる)(ありがとう)
2022-12-20 12:18:07いやでもあんなに悲しい死が来るとは思わなかった…… 忍殺、想像以上に良質な感情描写だったけどそのせいで立ち直れてない なんですか? あんなに悲しい死が序盤で来るとか思う!?
2022-12-20 12:19:46なんか 今キッチンで落ち込みになってるので記憶で話すんですが、コケシ労働者達の描写っていちいち貧民層なんだなって示してくるのが多いというか、嫌な言い方だけど「下層」の人間で、日々の苦しさをバリキドリンクで誤魔化して生きてるような 話しててつらくなってきたな……
2022-12-20 12:21:53お昼に豆腐の味噌汁作ろうとしてることとコケシ労働者でガチ凹みしてるのどっち言われてるんだろ twitter.com/alcoholic_3stg…
2022-12-20 16:07:42なぜそこ(トーフ)?というツイートが見えたので解説するわよ 【レイジ・アゲンスト・トーフ】|ニンジャスレイヤー公式/ダイハードテイルズ diehardtales.com/n/n3abdecbdb61e
2022-12-20 18:29:29まず、コケシ工場労働者の背景/彼らはどんな人間か?の解釈なんだけど、「スシ・バー」で初登場時の彼らは、無人スシ・バーで酒に酔って大きな声で密談を行っているという姿で描かれてて このスシ・バーは 「人との関わりに疲れた男たちが集う」 →
2022-12-20 18:31:16「ノレンから一歩足を踏み入れれば、そこはもうカウンターで、四十人からの下層労働者やマケグミ・サラリマンたちが一列になって固定式の椅子に座っている。」 と、狭く、低所得者層が集まる店って描写をされてる 現にこの店を訪れたシガキは所持金三百円しかなく、「今月はあと十日もある」と→
2022-12-20 18:31:17頭を痛めスシのネタ一つにも悩んでる。 ここで、このコケシ労働者達は職がないシガキよりはマシかもしれないけど、きっと彼塗装変わらない状況で、『炊き出しもありますか?』『バリキドリンクの支給があるらしいですよ』とバリキドリンクに釣られてトーフ工場襲撃に加わろうとしてる。 →
2022-12-20 18:31:18「炊き出し」って言葉が出てくる時点で、普段どういう生活をしているかとか、きっとこのスシ・バーでの食事もたまの楽しみなんだろうなっていうのが想像がついてしまうのが本当に苦しいんですが。
2022-12-20 18:32:04次の登場話である「ウシミツ・アワー・ライオット」でも、『今回の襲撃は何でも奪い放題らしいですから、いいじゃないですか』『わくわくしますね』『バリキドリンクも支給ですからね』と、なんというか、貧すれば鈍するというか、食うに困ってる人の無邪気さの描写が上手すぎて嫌だし→
2022-12-20 18:34:10「コケシたちは早速、胸元に忍ばせた真鍮フラスコに中身を注ぎ、中に少しだけ残っていたバンザイ・テキーラと混ぜ合わせて呷った。」とかが楽しみにしてたんだなってわかって嫌。描写が上手い。
2022-12-20 18:35:28ここまで見てきて、コケシ労働者たちって「バリキドリンクの酩酊で絶望を麻痺させて生きている低賃金労働者」なんだなって読み取れるんだけど、さらに追い打ちをかけてくるのがさ、→
2022-12-21 00:16:20『あなたはどこの工場で働いてるんです?私たちはコタツの本体に脚用コケシを四本ねじこむ、くだらない仕事をやっています』 彼らには、仕事への愛情も、誇りもないんだよ。シガキと違って支えになるものはないんだ。
2022-12-21 00:16:37「『アイエエエ! オッ、オイシイ! オイシイけど、動けない!』『アイエエエエエ! 助けて! あっ、シガキ=サン!』 見覚えのあるコケシ労働者二人が、エレベータへと走るシガキを呼び止める。彼らはクローンヤクザにサスマタで捕獲されながらも、麻薬的にうまい大豆100%トーフを貪っていた。」
2022-12-21 00:17:26それは、旧式の義手で立ちはだかる者を薙ぎ払いながら進むシガキとはあまりに対照的で。 皮肉なことに、ただ墨絵師になりたいシガキが天才的な暴力の才を持つこととは対照的に、二人には、あまりにも暴力の才能がなかった。 アドレナリンで興奮状態にあるはずなのに、→
2022-12-21 00:18:08そこにあったトーフが普段食べているものとは別物で(この前に「大豆を豊富に含んだオーガニック・トーフ」という文章がある以上、それまで二人が食べてきたものは大豆を含んでいるかも怪しい、カルテットのような激安豆腐だったんだろう)、二人は夢中になって貪ってしまう。
2022-12-21 00:18:33トレーラーに乗り込む前は、クローンヤクザに怯え切っていたくせに、サスマタで捕獲されても、トーフを貪ることをやめられない。 それほど、彼らにとってそのトーフは魅力的だったんだ。
2022-12-21 00:18:55例えば、わたしなら、どんなに好物だって怖そうな男から武器を突き付けられてまで食べようとは思わない。 それどころか、暴動の中で食事をしたいとは思わないだろう。 だって、生きていたらまた食べられるし。「たかが」食べ物くらいで命を危険に晒そうとは思わない。 わたしは、→
2022-12-21 00:19:17